算太郎日記

日々の日記を綴ります

珈琲

2023年06月24日 | 日記
今日3杯目の珈琲を飲む。毎日1〜2杯なので今日はちょっと多い。先程まで数人の中で結構中心になって話していたので、少しばかり気持ちが昂っていた。クールダウンの意味合いも兼ねて、今日の三杯目を飲むことに。

もともと珈琲は好んで飲んでいたが、アルコールを控えるようになって、更に目が行くようになった。珈琲が好きと言っても、味がそんなに分かる分かるわけでもない。珈琲そのものが好きというよりも、珈琲と共に過ごす時間が好きなのかもしれない。それは、読書であったり、映画であったり、書き物であったりする。

常に何かをしながら飲むことが多いので、ちびりちびりと飲む。「そんな飲み方したら冷めてしまって美味しくない。」と言われるが一向に気にならない。それよりも、何かをしている最中に珈琲が無くなってしまうことの方が嫌だ。落ち着かなくなる。

今も、かなり冷めてしまった珈琲を口に運びながら日記を書いている。

ドキュメンタリー映画を観る

2023年06月18日 | 日記
ある冤罪事件のドキュメンタリー映画を観た。29年間獄中生活を余儀なくされ、再審の重い扉をこじ開け、長い年月をかけ無罪を勝ち取った当事者の方。「無罪になった時は体が軽くなりました。」と言われるその言葉には、当事者ではないと分からない重みが伝わってくる。

自身の無罪を勝ち取った後も、全国の冤罪を訴える活動の支援に精力的に取り組まれる。明るく前向に生きようとしているその姿に、壮絶な人生を経験して培った強さと優しさを感ぜられずにはいられない。

「冤罪を作った人に責任を取らせるという法律を作りたい。」と言われる。当然だと思う。それが無いと今後も冤罪事件は繰り返される危険がある。そしてそれは誰の人生に起こってもおかしくは無い。

「怪物」を観る

2023年06月11日 | 日記
最近日記を書くことから遠ざかっていた。他のことに時間を取られていたということもあるが、少々ストレスが溜まり、書くことに気持ちが向かなかったということの方が理由としては大きい。ストレスの多くは人との関係において生じるが、今回もそれである。鬱々とした気持ちを持ちながら週末を迎えることになってしまった。

何とか気持ちを切り替えたいと思い、映画を観に行くことに。以前から観たかった、是枝裕和監督の「怪物」を観ようと上映館を探した。探しながら少しばかり躊躇した。作品の内容が重たそうなテーマなので、観終わった後の精神状態が気になったのだ。しかし、他に観たい作品も見当たらず、決めるのに少々時間がかかったが「怪物」を観ることにした。

カンヌ映画祭で賞も取った作品なので観に行く人も多いだろうと思い、あさイチで出かけた。思ったより人は少なく、ゆったりとした気分で観ることができた。冒頭場面の映像から作品世界に引き込まれ、役者陣の達者な演技と思いもかけない展開にヒリヒリと感情が揺さぶられてしまう。そして、美しきラスト。様々な思いを持ちながら映画館を後にした。決して嫌な思いではない。観るべきか迷ったが観て良かった。パンフレットの森の中を走る子どもたちの写真を見ながら、タイトルの怪物の意味について考えている。