わいはまいね 能面三昧

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小獅子3 その2

2022年06月06日 | 能面

早くも「小獅子-3」も素彫りが終わった。結果的にはおおむね「3週間ちょっと」で彫り上がったのだが、これは予定外の出来事。本来はせめて4週間程度の作成期間だったが、何でか早くに作業が進んでしまった・・という毎日だったのかな。

さて、下は6月1日の結果だ。この進み具合は8割以上と言っても良いぐらいかな。この段階なら作業も大きく進むという段階ではなく、細かい部分の修正がメインの作業内容だ。もちろん、眼球や口の中、歯の部分もほぼ出来上がっているから、それなりに日数・手間がかかっていることも分かる。

下の写真も同日だが、これは全体が見えるからほぼ出来上がっていることが分かる。ただ表側は出来上がっても裏側の彫り具合が肝心であり、このお面は裏側も深いので大変。しかも材料が良質・・とは言えない部分もあって、切れる彫刻刀ですら思うような方向に彫り進む事も不自由だったところかな。いわゆる「木材の密度」や「逆目」の関係から、手間がかかった・・事も事実なり。

さて、下は4日だ。表面のやすりがけも一応は終了して「素彫りの完成」といえよう。もちろん、裏側も一応はきちんと彫ったつもりだが、実は数日後に見直すと、結構な部分に「彫り残し」を発見する事が多い。そのため、あえてこのお面を見える場所に置きながら、数日を過ごす・・という、最後の手順も必要なのだ。

結果的には5月13日に作業開始から、この4日で作業期間が4週間弱だから、ま「おおむね1ヶ月」というあたり。

下は2個目を並べて写真を撮った。左側が2個目であり昨年12月の仕上がりである。で、右は3個目で今回の仕上がり。こうしてみれば、ほぼ同じ表情であり、さすがに「同一人物が彫れば表情が似る」という現実を見たところかな。

彫る人が変われば同じ型紙でも表情は変わってくる・・事も、長い経験から事実なり。

 

このぐらいなら前回紹介した「製作意欲の減退」という評価は、一時保留でも良いのかな・・と思ったものの、たまたま早めの完成なのかも知れない。また、今後もこの程度の意欲が続くとは限らないから、やっぱり無理をしないと言うところだから「製作意欲の減退」は撤回しない。

で、次の製作時期は、実は不明。小型の材料が2個手元にあるものの、これらを彫るのはいつになるかは分からない。ただ、彩色が済んでいない素彫りのお面が10個も残っており、これについては作業を進めめなければ・・・・

 

しばらく休養をして「彫りたいな」という気分になるまで待つつもりなので、さて、1ヶ月後になるか数ヶ月後になるか、あるいは「彫ることをやめてしまう」事になるのか。     

請うご期待・・だ。

 

 

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