わいはまいね 能面三昧

写真付きで趣味の能面製作を紹介するブログ

鼻瘤悪尉4 その1

2020年08月05日 | 能面

8月を迎え、いよいよ夏がやってきた。さすがに作業場も暑いことで、じっくりと集中して制作を行っているわけではないものの、一応はそれなりに進んでいる。

ということから、今回の課題は「鼻瘤悪尉(はなこぶあくじょう)」だ。これに決めた理由は最近の傾向でもある「何個彫っているのかな」「間に合う材料はあるのかな」であり、特段の理由はない。従って、その二つの理由から今回の課題を決めたところ。

今回の見本は下の写真。これまで彫った過去の見本とは若干姿かたちも違っており、気合の入っている出来具合である。とにかく表情が良い。

さて、自分が彫ったものは下の写真だ。これは3個目だが、写真のデータを見ると2015年1月の日付だ。従ってその時に彫ったのだろう。こうしてみれば、今回の見本とよく似ているので、前回も同じ写真を見本にしていたのかな。

さて、作業開始だ。下の写真は7月31日だが、この日が開始日になる。左側にひび割れがあり、ボンドで補修をしているところ。

下は8月1日。今回は手間のかかるお面の分類なので、あえて急ぐ必要もないから、のんびりと進めていくことにした。完成予定は今月いっぱいだ。

下は5日。今回もすでに裏彫りを2度行っているから、その分も含めて進み具合を見てほしい。この段階ではまだ3割程度の進み具合だろう。

これまでは単に参考写真だけを見て作業を進めてきたが、これ以降は前回の彫っていた過程を参考に、慎重に進めていくことにしたい。そうすることで失敗を防ぎ、うまく完成することにつながると思う・・・と、勝手に考えているが、実はこの手法は、経験則から言っても正しいのだ。なんと言っても過去の進み具合やこれからの予定が見えるし、参考になる。

 

いや、ここ数日は腰や肩が痛い。実は、これは庭木の手入れをし過ぎた結果であり、いわば自業自得でもある。そろそろ整形外科の診断が必要となるのかな?

そうそう、7月に彫っていた黒式尉は彩色も終わり、27日には完成しているので、報告します。

 

 

コメント
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