観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

真夏の野鳥観察

2023-08-20 16:55:21 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時46分 潮位243cm

今日の干潮時間14時03分 潮位 69cm

 

午後に干潮時間を迎える今日は、潮が引き始めて干潟が干出し始めるのが11時頃。

この時間は最高気温になり、この時期は必ず陽炎がすごく目立つ時間帯です。

早い時間なら少しは陽炎が目立たないかと、朝の満潮時間にシギ・チドリ達を葦原に探しに行きました。

着いてみると、この時間でもスコープ越しに陽炎がゆらゆらと目立ちます。

こんな日なので、今日の写真は特に酷いです。ご了承ください。

100m先、葦際の水辺にカルガモと一緒にソリハシシギが休息しています。

その横にはトウネンの幼鳥が3羽。

さらにその横には陽炎で見にくいですが、トウネンに比べて少し大きなシギもいました。

ハマシギのように少し曲がった嘴、しかしハマシギより長い嘴と長い脚です。

まだ9時前なのに陽炎がひどく、胸の褐色と背の褐色も分かりずらいですがサルハマシギの幼鳥です。

本当なら赤い夏羽の色が褪せて来た成鳥のサルハマシギも観察できる時期ですが、取りあえず秋のシギ・チドリの渡り1種追加です。

 

夏休み後半になって、特に昨日と今日は夏休みの課題や「なごやSDGsスタンプラリー」の為に野鳥観察館を訪れる小学生の家族連れが多く来館されています。

そのため、昨日と今日は館内のモニターでリアルタイムの藤前干潟の野鳥を映していました。

静止画だと陽炎が目立って使い物になりませんが、動画だとあまり陽炎が目立たずお見せ出来ていました。

慣れないスコープを覗くよりも、小さなお子さんにとっては見やすく、さらにスコープよりも大きく写せることで種類などの説明が分かりやすくなるので好評です。

 

今日の野鳥観察館からの野鳥観察は、ここ数日と同じように干潮時間が近づく頃、導流堤の干潟にダイゼン、メダイチドリ、ソリハシシギ、キアシシギ等がが見られた他、昨日まで2羽だったオバシギは3羽になりました。

また、干潮時間には永徳スリップ西側の干潟にダイゼンと一緒にオバシギも飛来しました。

一方でオオソリハシシギは昨日も今日も確認できませんでした。

 

まだまだ暑い日が続きそうです。

来週前半も干潮時間が午後からなので、暑い・逆光・陽炎の為に野鳥撮影や観察には厳しい1週間になります。

早起きが出来れば、週末の26日(土)干潮時間7時00分、27日(日)干潮時間8時36分が、何とか観察に適した日になりますが、干潮時間が早すぎるので野鳥撮影には辛いかもしれません。

直近では8月29日(水)頃から9月1日(金)頃までが10時過ぎからお昼ごろに干潮時間を迎え、午前中の順光で観察に適した日になります。

 

【来週末(8/27)まで!秋の写真展の展示作品】

野鳥観察館では9月2日(土)から開催する「秋の野鳥写真展」と「藤前干潟写真展」の展示作品の募集をしています(締切:8月27日(日))。

ぜひ、奮ってご応募ください。

詳細や応募票はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 
カンムリカイツブリ3、カワウ1,220、ダイサギ28、コサギ9、アオサギ28、マガモ25、カルガモ210、オナガガモ1、ホシハジロ15、スズガモ5、ミサゴ4、トビ1、メダイチドリ3、コチドリ3、ダイゼン27、ケリ2、キョウジョシギ1、トウネン8、サルハマシギ1、コアオアシシギ3、アオアシシギ23、キアシシギ6、イソシギ1、オバシギ3、ソリハシシギ19、チュウシャクシギ6、ウミネコ145 他

 

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

22日 火曜日の満潮時間 9時03分 潮位225cm

22日 火曜日の干潮時間14時56分 潮位103cm

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