観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ズグロカモメが80羽を超えました。

2024-02-11 15:34:02 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時26分 潮位252cm

今日の干潮時間13時10分 潮位 63cm

 

今日は午後からの最大干潮時間を迎える日でしたが、その4時間前には導流堤の上にハマシギが集まっていました。

導流堤の脇の干潟が浅くなると、ハマシギの群れは飛び立ち、足が届きそうな場所を探して干潟の上を旋回し始めます。

ハマシギが飛び回る水面には、ズグロカモメやユリカモメ、ツクシガモ(22羽)が確認できます。
朝には22羽を観察できていたツクシガモは、干潟が干出すると新川河口部や飛島地区に移動していきました。

干潟の干出時間が近くなると、葦の陰で休息していたアオアシシギも出てきました。
今日のアオアシシギは14羽を確認しています。

そして、まだ干出する前からハマシギの群れが飛来して来ます。

今日の調査では、1,000羽以上のハマシギが確認されましたが、干潮時間が近づく頃には導流堤先端部や新川河口部に移動していきました。

成鳥は少しずつ頭が黒くなってきたズグロカモメは、全調査区域の総計が80羽を超えました。

藤前干潟は九州を除くと国内ではズグロカモメが一番多く飛来する場所かもしれません。

ズグロカモメはまだこれから夏羽の姿になっていき、2月下旬から3月中旬頃には黒い頭の成鳥の姿を観察できますが、
成鳥の夏羽へと換羽が進むと繁殖地への渡りが始まり、次々と藤前干潟を去っていきます。

夏羽のズグロカモメが見たい方は2月下旬~3月中旬にお越しください。

 

今日の藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥 
ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ216、カワウ300、ダイサギ21、コサギ3、アオサギ36、ヘラサギ1クロツラヘラサギ2ツクシガモ23、マガモ113、カルガモ193、コガモ289、トモエガモ6、オカヨシガモ95、ヒドリガモ119、オナガガモ2,177、ホシハジロ39、キンクロハジロ650、スズガモ823、ホオジロガモ2、ミサゴ16、トビ3、チュウヒ1、オオバン4、ハジロコチドリ3、シロチドリ5、メダイチドリ1、ダイゼン38、ケリ2、ハマシギ1,092、ツルシギ2、コアオアシシギ2、アオアシシギ14、イソシギ8、オオハシシギ2、ダイシャクシギ2、タシギ1、セイタカシギ4、ソリハシセイタカシギ1、ユリカモメ197、セグロカモメ68、オオセグロカモメ5、カモメ48、ズグロカモメ88 他  
総計62種 6,965羽

 

明日の満潮時間 7時58分 潮位251cm

明日の干潮時間13時48分 潮位 52cm

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