Reflections

時のかけらたち

終わった~! ・・・ finished !

2017-11-05 23:55:57 | old familiar faces
boy child ・・Scott Walkerの曲ですがふとこの言葉がよぎりました。
お天気も良く、少し暖かめの昨日無事第1回の中学校の同期会が開催されました。

大人こどもがたくさん集まったような面白い雰囲気。
それぞれがいろいろな経験を乗り越えて今があると言うような感じ。

1年近く前から準備を重ねて、やっと昨日の同期会。
昔を懐かしむと言うよりは新しい出会い。

それぞれがその人らしい軌跡をたどって・・
あの頃メカが好きだった男の子は中学でゴーカートやバイクを自分で作って
無免許運転していたんだって。その後カーグラフックかなにかのカメラマンになったとか。
今回の写真も全部担当してくれてトントンと私はカメラ不調でほっとしました。

同期生350名中、56名連絡先がわかり、初回のみ個人情報の公開・非公開について
サインをいただくため、往復はがきで連絡しました。
先生方は残念なことに亡くなられている方が多くて、連絡のつく方でも入院したり、体調が悪かったりで
昨年クラス会に出席いただいた美術のN先生だけでした。

進行とかいろいろなことに気を配らないといけないので、今回はスマホでも写真を撮る余裕が
ありませんでした。

開会のあいさつに続いて漆工芸の伝統工芸の家業を継ぎながら芸大教授となったM君に乾杯を
お願いしたら、自分は日本会議でもなんでもないけれど日本では乾杯を「彌榮(いやさか」と
言いましょうと初めての乾杯。まあ漢字だしもともと中国の言葉なのよね。
そういえば彼の持論では日本人はご飯を陶器でなく漆で食べるのが日本人でしたよね。

この年になると人生のいろいろな局面を乗り越えて、ちょっとほっとした感じもありますが、
健康を害されている人も多くて、体調が良くて出席できたり、出席は無理という人も数名いました。
その他、旅行や、法事などの欠席も多かったです。仕事の方もいました。まだ土曜でもダメで
日曜開催でないといけない場合もあるのですね。医師や薬剤師や施設での仕事の方は。
この年でまだ海外出張の人もいました。

学校の教室でゆったりと時間を取って、ご自身のことを話してもらいました。
お弁当持参も問題なく、お茶での乾杯も違和感なく楽しかったです。
参加費無料で寄付をいただくということでしたが、特に問題もなく、経費も集めることができました。

最後には次期の体制も決めて、今まで同期会を検討していた別のグループから
代表者を出していただいてその方を中心に広げていくことにしました。



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二次会は同期生がやっているイベントスペースの一欅庵で行い、すべて手作りという感じでしたが、
素晴らしい昭和の日本家屋で買いだし隊が調達したビールやおつまみと宅配ピザで
会話を楽しみました。ちょっともったいないような素敵な会場でした。








私たちの同期の中で一番個性的なY君にも会ってみたいとも思いましたが、インターネットで以前世界の革命の遺跡を訪ねながら、
その国の言語でレポートを書いているというようなことが出ていました。イタリア語とフランス語しか話さないとのことなので
もし来ても言葉が通じないかもね。学生運動が盛んな時代を経てきた私たちの世代は人生がそれによって左右された人が
いたことを隣に座っていた人としみじみ語りました。





日本の生活を大切にして、自分が住んでいたこの家屋を保存しようとした庵主T君の説明を聞きながら
会が終了後2階まで案内していただきました。
自然の光を楽しみ自然の音を楽しむ昔の日本の家です。彼もIT関連企業で仕事をしてその後コンサルタント的な
ことをして、現在は日本の文化の保存に力を入れています。






おばあ様の部屋への次の間です。




おばあ様の部屋は数寄屋造りで天井も他より低くなっています。
猫間障子が付いていて外を見ることができます。







洋間は1階の応接室と2階の書斎がありました。




M君の漆の絵が飾ってありました。







ここを見て「美の壺」に出そうと思ってそう話したら、もう出たんですって。



上から、霞、雨




そして雷へとつながります。
粋ですよね。







光の移ろいを見ます。




幕府御用達の漆の重箱を見せてもらいました。明治になっても職人さんたちが続けて作っていたとのこと。




大切にしたい日本の暮らし、それを伝えたいというT君。本当に私たちの子供時代は電化製品の始まりのころ・・
その前の豊かさを知らせないとね。

同期会2次会のおまけツアーでとても満足な同期会となりました。


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今朝は疲れてまだ寝ていた時に昨日お会いした同級生の旧姓Wさんからの電話で目が覚めました。
M君がウィリアム・モリスのことでも本を出しているから聞きたいことがあるからケータイを教えて
欲しいとのことでした。昨日の話でもとても面白いと思っていたのに、今日話したらもっと面白くて。
昨日はただタンザニアに短期留学したことがあって、今そこの紅茶のセミナーを開き、関連のアンティークを
毎年イギリスに買い付けに行くとかそんな感じで、今度お邪魔したいとか話していました。
今日新たに彼女が小泉文夫と仕事をしたことがあり、水島早苗にジャスをずっと習っていたとか。彼女は
演劇科出身で学校がロックアウト中、テレビ東京でADしていて、そのころ企画を通して小泉さんと
知り合ったとか。小泉文夫は芸大の民族音楽の教授でそのころ良くTVにも出ていたし私も著書を持っていました。
彼女はその後タンザニア大使館で仕事をしたりしていたそうです。
「カリブチャイ」スワヒリ語でお茶をどうぞという意味のブログをアップしています。今度お茶を飲みに行きたいと思っています。
今日の午後紀伊国屋書店でやっと見つかったその本を取りに行って、昨日同期会に行って良かったと喜んでいました。
M君も中国や台湾でも教えたりして、今日はもう京都へ向かう途中の新幹線の中だったとのこと。

コメント (4)
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