Reflections

時のかけらたち

型染め最終工程を終わって ・・・ finishing last stage of dyeing

2017-09-18 21:20:00 | a day in the life
エミリ・デッキンソンの映画を突然に見行くことになった日は
月1回の江戸更紗型染めコースの日でした。

今回は最終工程で蒸して、水洗い、洗剤で洗って干すだけ。
蒸している間に次のコースで作るものを先生と相談します。
先生は江戸の粋を感じる職人さんです。

二葉苑では広く型染めを普及させていて、体験コースも
多く、その日も結構男性が多く別の部屋で染の体験をしている人たちが
いました。体験では型紙を彫らずに刷り込むだけとなっています。

私の悩みは次回のもののアイディアと今回の作品が彫っているときは
無心の時間が流れ、こんなに集中することはないと思うくらい
楽しいのですが、作品となっていくとしょぼくて情けなくなってきます。
作る喜びは味わうことができますが。

ここで体験学習でテーブルセンターを染めたときに、
ここで1年勉強すると帯を作ることができますという
言葉に誘われて、習い始めたのですが、
半年練習した後に、後期は自分でデザインと型紙に分ける作業が
すごく難しくて、大変でした。同じ色でもデザインにより途中で
型紙を分けないと、染の時にめくれてしまいます。もうパズルのようです。

次回は帯と決めていたのですが、最初に思った季節ものの藤はなかなか
締める季節も限られてしまうこともあり、他にシンプルな模様で
いつでも締められるのがいいかとも思ったり。
桜も別に春だけでなくていいとも聞いたことがあるけれど。

今思っているのは単純な更紗模様で、型紙を後から着尺や小物にも使えるようなものが
いいかなと。素晴らしい更紗模様は限りがある枚数の型紙に展開するのが
難しく、職人さんにはかないません。
素人は作ることを楽しむだけでいいのかなと思っています。

模様とか、超限定季節ものか、普遍的なものかと考えると
普遍的なものと結論が出ました。練習用の素材とはいえ、費用がかかるので
慎重にならざるを得ません。

さっきニュースであんなに小さなフィギアの本田真凜ちゃんでも
「自分との戦いに勝てたかな」とコメントしていました。
いつまでたっても自分との戦いがあるのですね。
葛藤とか・・
なんだか型染をやっていてすごく落ち込んでしまいました。

今染のコースで一緒の方は文化服装学園の社会人コースで洋裁も
習い始めたとのことで、楽しそうです。馬喰町で1000円で買った生地で
素敵なブラウスを作って着ていました。



教室の裏の川沿いに彼岸花が咲いていました。


蒸しの部屋とかすごい暑さで、写真を撮るのはすべて忘れました。
帰りに受付近くで更紗模様のかわいいぬいぐるみをみつけました。







外から乾かしているところを撮りました。











帰り道に。




一度家に帰ってから、ブルーの餌を買いに行きがてら岩波ホールに向かいました。
その時に学校の脇で咲いていた曼珠沙華。

今皇居付近でもきれいに咲いていることでしょう。
涼しくなってくると東御苑に行ってみたくなります。

Sep.15  2017



コメント (4)
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