Reflections

時のかけらたち

最近のトピックス ・・・recent topics

2013-07-01 23:16:16 | art
6月26日(水)

上高地から帰って次の日がいつものシリーズチケットの
コンサートがありました。
疲れていたけれど、力のもらえるようなコンサートでした。





指揮:シャルル・デュトワ
ヴァイオリン:イェウン・チェ

ロイヤル・フィルハーモニ-管弦楽団

曲目
ウェーバー
  歌劇「オイルアンテ」序曲
メンデルスゾーン
  ヴァイオリン協奏曲 ホ短調Op.64
ベルリオーズ
  幻想交響曲 Op.14






すごかったのは1曲目の序曲からとてもよかったこと。
普通1曲目はのりが悪く、前座のような感じだけれど
全く違っていました。

N響でTVではおなじみのデュトワでしたが
生では初めてでした。
他にマゼールもまだコンサートに行ったことが
ありません。巨匠たちです。

ヴァイオリンがまだ若く、やさしい音でしたが
インパクトに欠けていました。

ベルリオーズの幻想交響曲はよく取り上げられる曲ですが
一番良かったように思います。
とても元気でカラッとしているのです。
ファンタジアのミッキーの指揮のようでした。
亡くなった姉も一緒にいるような感じがしました。

アンコールは「アルルの女」で
鳴り止まぬ拍手の中幕を閉じました。



「もうひとつの世界」

朝日新聞(6月28日)に懐かしい映画の紹介がされていました。





「青春の形見」「ぼくの瞳の光」のジュゼッペ・ピッチョーニ監督が見知らぬ
男女の交流を描く人間ドラマ。主演はマルゲリータ・ブイとシルビオ・オルランド。
生涯を修道生活に捧げる覚悟でいる修道女のカテリーナと、クリーニング店を経営する
独身のエルネストは、ある日偶然に知り合う。それぞれに孤独を抱えた2人は、
共通の世界を広げていく。2002年、10年のイタリア映画祭で上映され、
13年、同映画祭の人気作品を集めた特集「Viva!イタリア」で劇場公開。




なぜかこの映画に魅かれ、10年以上も前にイタリア映画祭のチケットを買って
朝日ホールまで見に行きました。終了後は監督とかロビーに出て談話をしていました。
こういう静かな、なかなか相手の心に入っていけない映画いいですよね。
修道女という世界と一般の社会との壁。少しずつ入っていけるのだけど難しい。

久々に思い出させてくれてうれしかった。




世界報道写真展  6月30日(日)

昨年Aさんとお会いしてから、写真美術館のことをはっきり認識しました。
トントンが好きな美術館と言っていたのですが、隅田のほうにあるのかななんて
勝手に思っていました。
恵比寿の東京都の美術館。それ以来たくさん見る機会が増え、写真の力に驚いています。

戦争、紛争、悪、貧困、老い、同性愛など、目を覆いたくなるような
悲しみのあふれる写真の連続で、重く見終わると人間てなんだろう・・
今自分はどこにいるのだろうと思ってしまう写真展です。

その反面自然は「報道写真」としてどういう位置なのか
よくわからないのですが、海底の生き物の写真などを見ると
地球の半分以上は海の下の世界だったと思い出させられました。
人類という種族も永遠に戦わなければいけない、平和が
やってこない種族なのだろうかと思ってしまいます。
すぐ外には虐殺が行われたり、女性の地位が恐ろしく低く
特にイスラム世界の女性がもっと解放されてほしいと
思いました。
そのあとで日本の写真展も見ましたが
そういえば日本の女性に参政権が与えられたのも
そんな昔のことじゃない・・

いろいろ考えさせられて美術館を出て
カフェテラスでケーキとお茶で日本の行く末を
案じながらもお日さまがさんさんと
輝る広場を見ながら時間がたつのを忘れて
話していました。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする