安倍演説 - 「政策の実行、実行、そして実行あるのみ」

安倍首相の所信表明演説があった。ニュースの全文に目を通しただけで、演説の雰囲気、抑揚、強調の語調などは分からないが、一読して、その内容のないカラ威張り的な文言の羅列に困惑したというかあきれたというか、空しさを痛感したというか、の感想だ。

「政策の実行、実行、そして実行あるのみ」と強調する。何を? 政策を。
どういう政策? それは、まず最初に言ったのは「北朝鮮問題」。しかし特に目新しいことはなく、ただ「圧力」だ。次いで、「少子高齢化問題」の克服。これについては生産性革命、人づくり革命。続いて、世界の成長を取り込む、災害からの復旧・復興、などをあげた。しかしいずれにしても、その具体的な政策の中身はどこかで言っているのでと言わんばかりの語調で、演説の中には何もない。そして「実行、実行、実行」を叫ぶ。

選挙で勝って、これからの日本の未来を託された自覚をもって、まさにこういう政策を展開するというその基本を説明すべきではないかと思うのだが、国民をバカにしているのか、それともカラ威張りの言葉を続けたのか、あきれるやら悲しいやら。これなら北朝鮮のボスとあまり変わらないのでは、と思うのだがどうなのだろう。
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