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札幌市教委との懇談会

札幌市教委は毎年2回以上「フリースクール等」と「懇談」するという慣例をもっている。懇談する意味は、不登校の子どもを、民間と連携して支援を進めたいということのようであるし、私たちフリースクール側もこういった行政との連携を深めることを要求してきた経緯はあった。
これまで、カウンセラー的な仕事をしている人が一人加わって、不登校問題の経験をやりとりするというのが普通の形式である。そういうことが重なってきたから、フリースクール側の参加も必ずしも積極的でなく、先日(9日)の懇談会の時には3つのフリースクールが参加しただけだった。
それでもこれまでに初めて2時間の時間をとって、フリースクールそれぞれがどういう取り組みをしているか、今の状況と問題点などを率直に話し合うことができたとは言える。

しかしどうも「隔靴掻痒」という言葉があるが、そういう感じがする。核心に至らないはがゆさを感ぜざるを得ない。市教委側は「私たちはどうしても『学校教育法』の枠の中でしか問題を考えることはできない」という。つまり、フリースクールへの関わりは公的な形で評価したりは難しいということである。例えば、市の広報活動の中で「不登校の子どもたちの居場所・学びの場」の紹介などを行うことはできないことになる。

ただ、私たちも反省もしなければならないのだが、市教委などに対して具体的に切実なテーマを迫ることはできていないことだ。これからは、公にとってもフリースクールの存在が重要な意味を持っていることを認識はしているのだから、受け入れないわけにはいかないように迫ることが必要なのではないか、という思いをあらためてもった。
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