kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

100歳の命を引き継ぐもの。

2016-09-05 21:49:56 | つづきの海を はろば...

   昨年の10月1日に黒田康子(しずこ)先生が亡くなりました。その時のことは「kaeruのつぶやき」でも触れてきました。

黒田さん、亡くなりました。  

それからほぼ1年経ち、今日こういう形で先生の生き様を描いたものに接しました。

 「最後の葉書」とは、黒田康子先生の夫・曻義(のりよし)氏が戦地から送った最後の葉書のことです。お二人の手紙を構成して書きあげられた朗読劇を題して「最後の葉書〜黒田曻義・康子夫妻の往復書簡〜より」としたのでした。

出演者のひとり・九里(くのり)みほさんは黒田先生の教員生活最後の教え子で、女優、声優等で活躍しています。

彼女のフェイスブックです。

 


   実はこれからが今日の本題なのです。

   先生の死の直前の言葉は「栄養剤を」だったそうです。あらためて生きることへ、なすべきことへの執念ともいうべき気迫を感じるのです。その先生の死の寸前まで示したエネルギーが生きている者を励まし、若い人を行動に向かわせていたのです。

   実は今日は逗子と葉山の知人と黒田先生の没後一年を前にして、その仕事や志を受け継ぐべく「何をなすべきか」の下相談に集まったのでした。その場でこの朗読劇を知りました。現在取り組んでいる10月30日の講演会「神武寺を知ろう」もその活動の一環ですが、より広く活動を進めたいという思いがすでに広がりをもっていることに心強さを感じました。  

   この朗読劇を地元・逗子で観劇出来ないか、その取り組みを通じて先生の事業と遺志を発展させる確かな方向を自分として見出したいと思います。