山浦清美のお気楽トーク

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熱交換塗料が熱を消す???

2013-06-05 | 省エネ

 反射塗料や断熱塗料と異なり、熱交換塗料は特殊材料で熱を消費し、どんなものに塗っても7℃~15℃の温度低下をさせることができるそうです。

 そこで気になるのが、その原理です。メーカのWebサイトの説明をみてみますと、太陽光の赤外線の一部を熱エネルギーとして取り込み、塗膜に含まれる特殊材料でエネルギー変換し、その大半は運動エネルギーとして消費されるとのことです。

 私の拙い統計力学の知識からすれば、断熱塗料との区別ができません。また、ここで言うところの運動エネルギーとは、何の運動エネルギーなのでしょうか。運動エネルギーとして消費されるとのことですが、そのエネルギーはどこへ行ってしまったのでしょうか。本当に無くなってしまったのでしょうか。大気中に放出されたと考えるのが普通だと思うのですが?

 どなたか私にも理解できるように教えていただけませんでしょうか。

<参考> 「「節電塗装」に関する新聞記事について」「省エネ・節電製品について思うこと

<2013/06/10追記> 新たな資料「技術内容説明書(PDF)」を見つけましたのでご紹介いたします。

 この資料が「熱交換塗料」と言われているものの元ネタのようです。この資料によれば、以下引用「弊社熱交換塗料は、太陽光線が塗膜に当たるとその中の赤外線の一部が熱エネルギーに変換されて塗膜中に分散・移動します。塗膜中には、熱交換作用の強い特殊な放熱材料(熱交換エキス)が入っており、これと接触すると、エネルギー交換材の振動により運動エネルギーに変換することにより、熱の大半を大気中に放出し、表面温度の上昇を抑えます。」-引用終了。この資料によれば、熱を大気中に放出するとされてはおりますが、熱が消えるとはされておりません。

 まだ、運動エネルギーと熱の関わりが理解できませんが、熱が消えてなくなってしまうといった問題は解消しました。

<2013/06/10再追記> 上記で一旦納得していたものの再度調べておりましたら、「熱交換塗料」ではなかったようです。最初に紹介したものは、ARBAR アルバー工業株式会社が開発したもののようです。「熱交換塗料 タフコートの秘密 メカニズム解明」で同社の社長が解説しているように原理は現在も不明とのことです。

 いよいよ疑問は深まるばかりです。

<参考> 「熱交換塗料が熱を消す???(2)


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