山浦清美のお気楽トーク

省エネ、農業、飛行機、ボウリングのことなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

せめて住宅用太陽光発電買取価格の増額を!

2012-04-24 | 政治・経済・社会

 住宅用太陽光発電による全量買取が見送られました(「住宅用太陽光発電の全量買取ならず!!」。せめて、余剰電力の買取価格を増額し、新規の太陽光パネル設置を促進すべきであると考えます。

 この夏の電力不足は明らかです。節電に対する施策と平行して、供給力アップを図るべきです。原発が次々に停止するなか、この冬のピークも何とかしのげました。このことは、ベースの電力供給力は原発なしでも何とかなることを意味しております。夏場の電力不足は空調負荷の増加によるのもです。元をただせば、この空調負荷は太陽の日射によるものです。太陽の日射に相関関係が高いのが太陽光発電です。そういった意味で、太陽光発電は夏場のピークカットに親和性が高いといえます。

 関西電力の電力不足に陥ることに対して、緊急避難的に大飯原発を再稼動させようとする動きがあります。「原発再稼動は緊急避難?」で指摘しておりますが、他の原発の再稼動は、この夏には見通しが全く立っておりません。ですから、仮に大飯原発が再稼動したとしても、この夏は依然として厳しい状況に変わりがありません。

 この対策として、太陽光発電を急速に普及させることが望まれます。しかし、住宅用太陽光発電の全量買取が実現しなかったことは、この流れに水をさすことになりました。確かに、メガソーラーなどに集中的にといった政策的配慮があったのかも知れませんが、巨大プロジェクトは立ち上がりに時間がかかります。住宅用のシステムは、長年の実績があり、業者も増加しております。そして、ここまで普及してきた原動力は、採算を度外視してでも設置してきた先覚者のお陰でもあります。ですから既設の太陽光発電設置者を含めて、余剰電力の買取価格の増額することを提案します。このことによって、新規設置及び増設が急速に進むものと考えます。

 更には、小水力発電(「マイクロ水力発電への期待」)に対する規制緩和も同時に検討すべきであると考えます。農業用水など大いに活用できます。緊急避難というならば、このような対応を指すのではないでしょうか?

 また、需要側の対策としては、ピークカットが重要となります。これについては、「計画停電解消に向けての提言」をご参照いただければと思います。


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