行政書士山浦清美のお気楽トーク

行政書士、省エネ・節電、農業、飛行機などなどテーマ限定なしのお気楽トークができればと思っております。

省エネ屋のつぶやき(1)

2011-10-20 | 省エネ・節電

 私が省エネ業界と関わるようになって15年ほど経過してしまいました。
きっかけは、とあるメーカーに在籍していた時に「空調温度管理システム」を開発したときにさかのぼります。
 実は、その7年ほど前にも少しタッチしたことがあります。いわゆる減設というもので、変圧器の容量を小さくすることで契約電力を削減しようとするものです。
 受電設備は過大設計であることが多く、適正規模にすることによって基本料金を削減することができました。変圧器は単相と三相に分かれておりますので、それぞれが余裕をみて容量が決められておりますので、二重の余裕が発生しておりました。
 これを単相変圧器2台でV-V結線し、変圧器をまとめることによって更に多くの容量低減を図ろうとするものでした。
 減設は変圧器容量が小さくなることから無負荷損の低減と低圧進相コンデンサーの設置により、低圧側の力率改善を図ることによる負荷損の低減ができるくらいのもので、大した省エネ(エネルギー消費の低減)にはなりません。しかしながらコストダウンには大きく寄与します。
 当時は、契約電力500kW以上がデマンド契約の対象(その後、500kW未満にも順次拡大)でしたから、この手法は大いに売れており、これで蓄財した業者は多いのではないかと思います。
 私は、元々ソフト屋で強電はあまり詳しくは無かったのですが、
・月々の削減金額がリース料を引いてもおつりがくる
・某大手筆記具メーカーが販売元になっている
・信頼のおける人からの紹介であった
・工事業者の説明で、強電の知識が乏しい私にも理解できた
等々の理由で、軽い気持ちで売ってみるかと思いました。(ある広告代理店の顧問をしていた関係で、営業につき合わされたと言うのが実情に近いものでした。)

 いざ販売してみるとものすごい逆風でした。
保安協会の反対、省エネ業者そのものへの不信等々で、にわか営業マンが太刀打ちできるものではありませんでした。
 それでも2件、3件と成約し顧客の信頼が得られ軌道に乗るかと思われましたが、デマンド計の設置が段々と小規模事業所もが対象になることが決定し、早々と事業撤退することになりました。

 その後、電子機器メーカーに転職し、撤退の原因となったデマンドコントローラーを我が手で開発するようになるとは、何か因縁めいたものを感じてしまいます。
 開発のきっかけは、当時の社長が新聞かビジネス誌かなにかで省エネビジネスが今後有望だとの記事で、うちでもやってみたいとか何とか言い始めました。
 こういうときの行動は素早く、大阪の省エネ業者を呼んでいるから一緒に話を聞いてくれとのことで、打合せに同席させられました。省エネには懲りておりましたので、何だかんだ理由をつけて潰してしまおうと思っておりました。
 ところが、くだんの省エネ業者の話を聞いて、もうその気になってしまった社長を止める術はありません。全く勝手のわからないビジネスに打って出るわけですから、当初は代理店として販売しながらノウハウを身に付けてからと考えるのが普通だと思いますが、これくらいなら自分とこで開発できるし、一旦代理店になると競業禁止条項等で身動きできなくなるとかの理由で「今日から早速開発にかかってくれ」とのご沙汰です。

 何の因果か再び省エネの道に迷い込んでしまったのです。

 魑魅魍魎が住む想像を絶する業界の話(そんな中にもごく僅かですが、いい出会いがあったりとかもありますが・・・)ですが、興味があったら読んでください。

 さて、これからの話は真実なのでしょうか、それともフィクションなのでしょうか?

 「省エネ屋のつぶやき(2)-デマコン開発編」へ続く
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