人生にロマンスとミステリを

小説を読むのも書くのも大好きな実務翻訳者です。ミステリと恋愛小説が特に好き。仕事のこと、日々のことを綴ります。

澤村御影『憧れの作家は人間じゃありませんでした2』

2019-02-13 13:34:44 | 読書記録(紙書籍のみ)
澤村御影著『憧れの作家は人間じゃありませんでした2』

担当になった憧れの作家が、実は吸血鬼だった、ってお話の続編です。

2は1以上におもしろかったです。2つくらい、泣かされてしまうストーリーもありました。
狸の木暮さんと飛頭蛮(ひとうばん)の香苗さんの話。

またうまいんですよね。まったく別の人間に化けられる妖怪の例として、狸と狐と、日本だとあともう一種類……みたいに
うまい具合にぼかしてた一種類が、本作の最後の事件を起こしています(あやつですよ、あやつ! 顔のないあれ!(笑))。

思うんですが、この本って絶対いくつも続きを出すように設定されてますよね~。
だって、いまだに吸血鬼作家の運命の相手に巡り会わないんですもん。でも、絶対彼女ですよね。
なんか、ぼちぼち互いの相手に対する揺るぎない気持ちのようなものが
見えてきましたよ~。まあ、それが恋とか愛とか断定はされてないんですけど。

しかし、化け猫美少女のルーナちゃんと一緒のベッドでお休みになるのは……
よからぬ想像をしてしまいそう(笑)。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする