JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

IC-⊿100

2010-10-23 | Weblog
送受不能のIC-⊿100が到着。
回路図をさーっと眺めてみると、マイク端子は4ピンしかなく、PTT制御は、
リモコンマイクから送られて来る制御信号で動作する様子。
普通のマイクコネクタに出ている信号線のイメージではないので、PTT端子を
GNDに落とすとTXなんて一般理論は通用しないみたい。マイクからの入力も一般的ではない様子。

それはとりあえず置いて、なぜ受信、送信しないから追いかける事に。
とりあえず、TX,RXの切替が出来ないと話にならないので、基板からGNDにすると
TXになる信号を電線で外部に引き出してON,OFFしてみると、送信にはなるが電波が出ていない。
144,430、1200の全て同じ状況。RXもスケルチをオープンにしても音も出ない。
全バンドに共通、さらに、送信受信共に信号が通過する部分をチェックする事に。
探すこと3時間。8Vが出力されていないのを見つけ、1つの部品を交換して本体は修理完了。

専用リモコンは、修理しようか、やめようか考えた末、専用マイクでしか使えないとなると、
モービルマイクはNGだし、他のマイクが使えないのは面白くないので、無線機本体を改造して
ICOMの他の機種のマイクに変換アダプタをつけると使えるように本体を改造する事に。
マイクのPTTをGNDに落とすとTXになるようにし、デジタル制御信号が来なくても、
マイクからの音声が通過するようにし、さらに専用マイクのコンデンサマイクとトランジスタのアンプ、
ICのALC付きアンプだけ動作するように改造してテスト。
残念ながら、それでは変調が浅すぎるのでALC付きアンプのALCをカットしてみると丁度良い変調の
深さとなり全ての作業終了。

3日に渡って楽しめましたが、チップ部品には疲れます。
私にはTS-520,820、830辺りの大きな部品の無線機の修理の方が、重量を気にしなければ
気楽に楽しめる様な気がします。

最近の無線機はさらにサイズの小さいチップ部品でしょうから自分で修理なんて無理ですね。

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