TS-930S の修理です。
6月8日のTS-930Sは、預かりものでしたので返却しました。
今回のTS-930Sは自分用です。
同じ所が良く壊れますねぇ.....
この機種お得意のドライバーのトランジスタがぶっ飛んだファイナルユニットを
最近のFET式に交換する事にして、昔やった改造資料を探し出して
どうやってやるかの段取りを考えていました。
MRF485は入手難ですので、入手可能なFETに置き換えます。
MRF485がたとえ入手できたとしても、いずれ同じように破裂しそうですし、トランジスタだけ破裂するなら
「また交換するか」 で済みますが、電源も道連れにされると修理が大変ですので、ここはFET式のほうが
後々安心でしょう。
FETが破裂しないかどうかの耐久試験はまだできていませんので、本当に安心かどうかは改造後に。
変更申請も考えなくては。とりあえずダミーロードで耐久試験が終わってから考えることにします。
結構面倒な改造なので、あまりやりたくはないのですが、昔やった改造と同じ事をして
本当に使えるものになるのかどうかの検証をしてみたかったので重い腰を上げました。
このように激しく焼損しています。
これと同時に、電源部も部品が多数壊れています。
目視を進めて行くと、えーーーーーっ
半田付けされていない.....
黄色いコイルの真下のファイナルの足です。
手前の足とつながっていますので、これでも動作していたのでしょうけどね。
昔は売れすぎていたので、作業員の方がトイレに立って戻ってきたらはんだ付けを忘れて
次の工程に渡したとか、昼休憩になったからまた後でと思って忘れたとか、定かではありませんが。HI
はんだ面に最短でGNDに落とす金属が挟んであるのですが、はんだ付けされてないので、基板とトランジスタの
足の間で動き回っています。危ない危ない。
大体の作業工程を把握したので、来週からぼちぼち改造を始めます。
このペースだと1カ月位かかりそうです。
自分の無線機は壊しても良いので、気楽に遊べます!