JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

FT-757GX2 修理

2017-07-16 | Weblog
FT-757GX2 の修理です。

メインダイヤルが硬くて回せないとの事。
ダイヤルを外してペンチで回すと、どうにか動くらしい。

え、ペンチですか?まずいなあ....


この機種のVFOユニットは、フロントパネルの前方に引き出せないタイプです。


まず、VFOのダイヤルを外しますが、この機種は引き抜くタイプですので
引っ張って見ますが、なかなか外れません。
ペンチでつまんだ事により、軸がガタガタになり、ひっかかりが
出来ているようです。
VFOユニットが壊れないように注意しながら引っ張ると、やっと抜けました。

VFOユニットは写真のように前面に引き出せそうな大きさではありません。
フロントパネルの後方に引っ張り出すのですが、VFOユニットの上にも
基板があり、それも外さなくてはなりません。それだけではなく
他のユニットから来ている電線も長さが短いので、コネクタも
数個外さなくてはなりません。

VFOユニットを摘出すると、今度はそのユニットの分解です。
グリスが固まっていますので、それを溶かしながらの分解です。



ここで問題が。
「ペンチで回したら....」と言う文章です。
シャフトにペンチで傷が入っていて、素直に分解できません。
ヤスリとサンドペーパーでガタガタを無くし、やっと分解完了。



古いグリスを綺麗に落として、新しいグリスを入れて組み立てます。

軽く回るようになりました。
フロントパネルの下側に有る、トルク調整のネジでも良い感じに調整が出来ます。

もうペンチで回される事はないと思いますが、あまり無茶をされますと
修理が出来なくなってしまいますので、これはおかしいと思ったら
早めに修理に出してください。



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