JR4GPAの「つぶやき」

JR4GPA の「つぶやき」です。修理依頼は、2013年3月3日のBLOGをご覧ください。

修理依頼について

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PS-3020 修理

2016-09-04 | Weblog
無線機の修理で大変喜んで頂き、丁寧な挨拶のメールを頂きました。
そのメールの中で、電源と無線機の外部接続機器の壊れたのがあるけど
修理出来ないかとのお話がありました。

電源は、先日の修理した PS-304 のように、一時正常に動いたので
様子を見ていると異常が発生。なんとトランスのショートだったと言う
笑えない話も有りますし、新品を購入しても¥1万ちょっとですので
お断りしようかとも思ったのですが、お聞きした症状から
トランスのショートでは無さそうですので、お送り頂く事にしました。

外部機器は残念ながら、電解コンデンサの液漏れが激しく、基板の腐食が
かなり進行していて、さらに回路図が無いので手も足も出ない状況で
修理不能でした。画像は基板の一部ですが、これが各所で発生していました。



電源は電流が5Aを超えると、過電流プロテクトが働いていました。
定格は31Aで働くはずなのですが。
制御基板が悪いか、安定化回路のトランジスタの不良か調べて見ると
制御基板の不具合でしたので、部品交換をしました。

動作試験をしないといけませんが、いきなり無線機を繋ぐのは
危険です。電子負荷は持っていませんので、ワット数の大きな
抵抗に食わせて10A前後でまず確認。
問題無さそうなので、いつも修理した無線機のモニターに使用している
FT-900+ダミーロードを負荷にして動作試験。
問題ありませんので、修理完了。


今までに何台か電源を修理しましたが、そのたび電子負荷が欲しいなあと思います。
しかし、1年に1台直すか直さないか分からないのに、購入するのもねえ....
13.8V 30Aを食わせるとなると、中古の電子負荷でも、新品の電源が何台も買えるほどの
値段ですので、5年ごとに電源を新調しても、私の寿命を遥かに超えるほどの
台数が買える計算になります。笑えない話だなあ....





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