FT-847をお預かりしました。
HFの受信感度が悪いと言う事でしたが、到着してSGから信号を入れてみると感度十分でした。
輸送中の振動で、半田クラックが見事に繋がってしまったかと思い、2週間程受信
して見ましたが再発しませんでしたので、分解して確認する事としました。
HFのアンテナコネクタから順に追いかけて行こうと分解しましたが、これがまた大変。
HFのアンテナ端子は、RIGの中間層に有り、その半田状況を確認するためには
上の基板を外し、その基板を固定する板を外し、さらにシールド板を外し
やっとパワーアンプユニットが出てきます。これで、コネクタと基板の接続に異常がないのは
確認出来たのですが、今度はその基板の裏側を見るためには、基板を外して
ひっくり返さなければいけません....
ひっくり返すとこうなります。
怪しい部分は無いかと目視。
あやしそうなポイントは全て再半田しました。
RFユニットも同様にひっくり返して目視&再半田。
最後に各部再調整。基準周波数が100Hz以上ズレていました。
お、すごいフィルター満タンですね。
最後に7MHzの拡張がされているか確認して見ると
受信
そして送信
拡張されていませんでしたので、拡張しておきました。
これで暫く様子を見て、異常がなければ返却します。