「2016年、東京や横浜など予想もしなかった地域で小児甲状腺がんが多発するかも」
http://blogs.yahoo.co.jp/gta7ca/60787150.html より
2011/10/6(木)
2000年8月、チェルノブイリ原発に近いベラルーシの高濃度汚染地帯を歩いたことがある。ウクライナ国境まで10キロ、原発まで30キロのベリベラグという廃村だ。原発事故から14年がたっていたが、それでも村の地表からは毎時45マイクロキュリーの高い放射線が検出されていた。
ベリベラグ村に入った。原発事故から14回の厳しい冬を越して、無人の村は荒れ果てていた。どの家も、草が屋根のひさしの高さまで生い茂っている。屋根瓦は落ち、ガラスは割れている。野犬すらいない。道路わきにリンゴ畑があり、収穫する者のいないリンゴが実っていた。リンゴをもぎ、服のすそでよく拭いて食べた。「リンゴはまだましですが、キノコを食べて被ばくした者が多くいます」と菅谷医師がいった。
帰り途、原発から70キロ地点のナローブリヤという町に立ち寄った。避難指定地域ではないが、1万5000人だった人口が7000人まで減ったという。川岸に「1986」と大きく刻まれた原発事故記念碑が建っていた。碑には「ここから東の地域で下記の35の村が消滅した」とあり、村の名前がずらりと書かれている。その中に、さきほどリンゴを食べたベリベラグの名前もあった。
ベラルーシでは、原発事故への対応が遅れた。風下にあったにもかかわらず、ソ連政府(当時)の避難指示が遅れ、食品の規制もないまま時間が過ぎた。人々はキノコを食べ、野菜を食べた。そのため多くの住民が内部被ばくしてしまった。同じ風下でもポーランド政府の動きは素早く、学童に常備のヨウ素を飲ませるなどの緊急措置を取ったため、被ばくを最小限に抑えることができたという。その差は大きかった。
甲状腺はヨウ素を取り込みやすい。成人の場合は、すでに食品など天然のヨウ素を摂取して飽和状態のため、放射性のヨウ素を取り込む余地は少ないが、小児の場合は甲状腺が「空き屋」状態で、放射性ヨウ素が一気に入り込んでしまうのだ。
ベラルーシ国立がんセンターでは、原発事故までの10年間に小児甲状腺がん(0~15歳)の治療ケースは7件しかなかった。それが、事件後の10年では424件にはね上がっている。ふつう、小児甲状腺がんの発生頻度は人口100万人あたり年間で1件ていどだ。ベラルーシでは、原発事故から5年たった1991年から急激に増え、96年には人口100万人あたりで38件に達した。
菅谷医師はベラルーシのゴメリ市で治療活動を続けていた。ゴメリはチェルノブイリから100キロも離れている。それでも2000年には、100万人あたり36件の小児甲状腺がんが見つかった。1歳とか2歳とかで被ばくした幼児が、13、14歳で発症するケースが多いのだという。
菅谷医師は6年の滞在中に542例の甲状腺がん手術に参加した。うち小児・少年は132例に及ぶ。「日本で小児甲状腺がんの手術をしたのは、年に1、2例でした。ベラルーシの6年で、日本の100年分ぐらいを経験してしまいました」といった。
その日本が、いま危ない状態にある。福島第一原発の事故への対応が、すべて後手後手に回ったためだ。
政府の避難指示は遅れた。風下で学童にヨウ素を飲ませることもほとんど行われなかった。漏れ出た放射能の数値はなぜか公表されなかった。高度の汚染を把握していながら、避難指示を出さなかったケースさえある。政府は原発の危険性をどう考えているのだろう、と菅谷医師はいぶかる。
「私が治療に当たったゴメリ市は、チェルノブイリから100キロも離れていました。それでも5年後には目に見えて甲状腺がんが増えたのです。わが国の政府は、今後のそうした状況にどう対応するつもりでしょうか」
5年後の2016年、東京や横浜など予想もしなかった地域で小児甲状腺がんが多発する事態が起きるかもしれない。そのときのための対応策を、政府はすでに用意しているのだろうか。避難者の帰還を始めるといっているが、まだ放射線が出続けている地域に子どもを住ませて大丈夫なのだろうか。霞が関方面からは何も聞こえてこない。
ベラルーシにおけるチェルノブイリ原発事故後の
小児甲状腺ガンの現状
菅谷 昭,ユーリ・E・デミチク,エフゲニー・P・デミチク
国立甲状腺ガンセンター(ベラルーシ)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Sgny-J.html
小児甲状腺ガン患者508名の誕生日を,チェルノブイリ事故を中心に3群に分類すると,事故前誕生例は497名(97.8%),事故当時誕生例は6名(1.2%),事故後誕生例は5名(1.0%)と,ほぼすべての小児が事故前に生まれていることが明らかとなった.さらに,1995年までの患者420名を基に,子供たち(手術時に15歳未満)の事故当時の年齢分布をみると,0~4歳が66.2%,5~9歳が31.4%,10~14歳が2.4%と,半数以上の患者が乳幼児期に区分される極めて若年齢の小児であった
ベラルーシ共和国における小児甲状腺ガンの発生頻度についてみると,事故前は小児10万人あたり年間0.1件と,世界のそれとほぼ類似の値を示していた.しかし,90年1.2件,92年2.8件,94年3.5件,95年4.0件,96年3.8件と明らかに上昇していることが判明した.そこで,これらの年度別発生頻度を,高汚染州であるゴメリ州に限定してみると,90年3.6件,91年11.3件,95年13.4件,96年12.0件と,91年以降は世界的平均の100倍以上にも達している.
健康相談のランキングが酷いことに 2位「甲状腺を全摘することになった」 今日、この掲示板の健康相談のお気に入りランキングを見たら、凄いことになっていました。 一年前の健康相談のお気に入りランキングとは全く違う病気が上位になっていましたhttp://yahoo.jp/H8IFUr 06/22
福島の癌化のスピードはチェルノブイリの5倍。尋常でない。
”甲状腺癌、白血病の報告が次々と届いている”
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/c1b246f7df066f7b64a47b5474b8abe8
* 「FRCSRJP・みんなのカルテ?@FRCSRJP
@YuriHiranuma FRCSR
甲状腺癌、白血病の報告が次々に届いています。
半年前、つまり事故から一年目にして発症の萌芽があったと思われます。
チェルノブイリで癌の発症は5年から10年かかりましたが、
癌化のスピードはチェルノブイリの5倍です。」
福島からのセシウム放出量、実は広島原爆の4023発分だったという。これはチェルノブイリの4倍。
http://blog.goo.ne.jp/wans01/e/195e5a271b280942353032dac5b0ae2d
関東の人達があらためて心配になった。
チェルノブイリの4倍、広島原爆の4023発分のセシウムをばら撒いたと。
小出氏や欧米の専門家が以前から言ってた通り東電も認めた。
ニューヨーク合同記者会見>首都圏のホットスポットについて すでに、倦怠感・下痢・鼻血・喉の違和感・胸痛・湿疹などが発症している。これからは子どもの子供の甲状腺疾患・大人のガン・糖尿病ほか・あらゆる症状が増えてくるのではないかと考えられるhttp://yahoo.jp/wutQNW 05/07
ウクライナ・ナロジチ地区「1000人の子供のうち1000人 全部が病気」
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/476.html (福島疎開裁判記者会見)
26年経っても、70km離れたナロジチという、70kmですよ、
いわきでさえ40km、ここの地域に行ったんですが、保育園の園児がまったく元気がないんです。
それで保育園の先生に聞いたら、子供たち全員が病気、それも複数抱えているんです。
それも全員が複数抱えているという事を聞いた時に愕然としました。
福島の除染費用は400兆円。1家族に4000万払って移住させた場合、23兆円。http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/a9a6b4d441d2cec16bf74eb07d521fe4
http://lnnl.blog81.fc2.com/blog-entry-4757.html より
「除染ができるのか
官邸の中であらかたの数字を出したのが
400兆かかると言っているんですよ、福島のなかで。
400兆かけて除染ができたらまだいいですよ。
これがドブに捨てたらもう日本の国おわりです」
福島の除染の政府試算が400兆……。
菅谷氏によると
「福島県は土地の7割が山林であり、
その山を完全に除染するためには木を根こそぎ切り落とし、
岩肌がすべて見えるほど徹底して行う必要がある。
そんなことは無理だろう」
はっきり言って福島の除染は無理なんです。
そして木下氏はこうも語ってます。
「福島の子どもたちを避難させない方がおかしくて、
何回も何回も官邸の中で何プランも上がっているんです。
それをやらないんです。
で、やった方が経費がかからない、除染するよりも。
なのにそんな単純な判断も(当時の菅首相は)しないんです。
だから信じられないことばかりなんですよ。
3月から僕の中で起きていることは。
日本の社会がここまで腐ってたのかと」
それから
「移動費用として一家族あたりに4000万円を払ったとしても、
災害復興費用の23兆円には到底届かない。
除染よりも強制移住にお金を使った方が遥かに効果的では…」
果樹農家悲鳴 残り半分の桃の木の表面から、キロ当たり4万ベクレルを検出「もう無理だ」
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/c4a78a5e551c49a0795eec33e169c151
3月下旬、特定避難勧奨地点が点在する福島県伊達市。山間部の畑に立つカキの木の幹は、真っ白な木肌が目立つ。四方に枝を張るブドウの木も痛々しい赤茶色。
チェルノブイリ並みの汚染を知ったいわき市の避難者の悲痛な叫びが届きました。泣けてきます。
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/696af68a3f41666dc6b35dedcfb1c6f7
http://www.monipo.net/blog/twitter/iwaki-sos-message/ より
ブログを読まれた、いわき市の避難者の方からメールが届きました。
先日発表された、日米共同測定の「地表汚染マップ」を見て
もう住めないということを痛感したという事です。