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イラクの悲劇:急増する子供達の白血病>1993年にはバクダッドの2つの小児病院に白血病専門病棟ができた

2013-05-19 21:51:14 | 放射能汚染

<イラクの悲劇:急増する子供達の白血病>

1993年にはバクダッドの2つの小児病院に

白血病専門病棟ができた。

湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾は放置されたまま環境を汚染!

戦車の墓場
劣化ウラン弾は放置されたまま環境を汚染していた!
http://www.jca.apc.org/DUCJ/ir-c.html より全転載

写真・文 森住 卓([SAPIO 1999.3.10]の原作)

 湾岸戦争が終わって8年、今またイラクへの米英軍の攻撃が繰り返されるなか、当時米英軍が使った劣化ウラン弾によりイラクの子どもたちの健康に異変が起こっている。
 湾岸戦争後、白血病、ガン、奇形などが多発しイラクの病院は子どもたちであふれかえっている。
 8年以上続く経済制裁によって、町には学校に行けなくなった子どもたちが物乞いやたばこ売りなどで溢れている。主食の小麦粉は戦争前の1万倍にも跳ね上がり庶民の食糧事情は日ごと悪化している。一見、町には食品が出回っているが買い物をする客はわずかだ。国連食糧計画は「今のイラクは飢餓のアフリカよりひどい」と言っているほどだ。栄養失調で死亡する幼児は’89年と比べ19倍。新生児の70パーセントが栄養失調でそのうちの50パーセントが重症になるという。さらに、水道水から大腸菌が発見されるなど浄水場で欠かせない塩素剤は経済制裁のため、化学兵器の材料になると言う理由から輸入できない。清潔な水が飲めない子どもたちの間に赤痢やコレラやチフスが発生している。
 「経済制裁と爆撃がサダムの体制をより強固なものにしている。ますます国民がアメリカを憎みはすれ、独裁政治に目が向かない」とあるバグダッドの外交筋はいう。
 病院には薬もなく医療機器も粗大ゴミ同然で動いている物はほとんどない。医師たちは溢れ来る重症患者に全く手の施しようもなく呆然としている。日本では簡単な病気でもここでは直接死と結びついてしまう。
 急増する子どもたちの白血病に対応するため1993年にはバクダッドの2つの小児病院に白血病専門病棟ができた。
 その一つのマンスール病院を訪ねた。昨年5月に訪問した時に撮った入院患者の写真を持っていくと「この子も、この子も亡くなった」と医師たちは平然と言う。死が日常化している。この病院では「毎日4~6人の子どもが亡くなって行きます。湾岸戦争前の10倍です。白血病患者は10倍になっています。白血病になれば殆どの子どもが死んでしまう。そして、イラク全土では1日5000人から7000人の子どもたちが死んでいく」とムハマド・アッタラ医師(30)は顔を曇らせる。
 こうした異変の原因が「湾岸戦争当時代使われた劣化ウラン弾によるものだ」と医師の誰もが言う。
 劣化ウランは核燃料や核兵器を生産するためのウラン濃縮過程で生まれる。各国の原子力産業がその処理に困っている放射性廃棄物である。固くて重い性質に目を付けた兵器産業は70年代後半から、劣化ウラン弾の生産を始めた。劣化ウラン弾は高速で標的に激突し、その衝撃と発熱で激しく燃焼し、微粒子となり飛散し、大気や土壌や水を汚染する。
 体内に入れば金属毒と相まって、ガン、白血病、肝臓障害、腎臓障害、腫瘍、奇形児出産などが発生する。
 米陸軍環境政策局によれば大口径の劣化ウラン弾1400発以上が湾岸戦争で消費され、A-10対地攻撃機などからの30ミリ劣化ウラン弾は94万発も発射された。使用総量は800トンに上るという。「広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍の放射能」(矢ヶ崎克馬・琉球大学教授)がばらまかれたことになる。
劣化ウラン弾の使われた証拠が残されているという、国連の監視下にあるイラク-クエート-サウジアラビア国境付近の非武装地帯(DMZ)に、外国人ジャーナリストとして初めてはいることができた。
 非武装地帯は国境から幅10キロ、長さ240キロにおよびサウジアラビアとの国境まで続いている。20キロごとに国連の軍事監視ポストが設置されている。
 イラク第二の都市バスラから南西に暫く行くと非武装地帯に入る。簡単なイラク軍の検問を抜けると、ルメイラ油田の黒い帯のようになった黒煙が真っ青な砂漠の空を覆っている。経済制裁のため輸出できず、四六時中燃やされ続けているからだ。戦争前は日産300万バレルを輸出していたという。だが、今は一日100万バレルがむなしく消えて行く。
 油田の施設の外れに白ペンキで「UN」と書かれたブルーのドラム缶が無造作に置かれている。ここから非武装地帯が始まることを示している。西方にパイプラインがサウジアラビアの国境までのび、平行してハイウエーが走っている。
 サウジアラビアの国境に向かって車を走らせると破壊されて真っ赤にさびた戦車が無惨な姿をさらしている。ソ連製のT62戦車だ。近寄ってみると数cmもある分厚い装甲に4~5cmの丸い穴が空いている。放射線測定器を近づけると数値がどんどん上がっていく。通常の10倍以上の値を示している。劣化ウラン弾が命中した跡だ。通常弾ではとても戦車の装甲に丸く穴など開けられない。すさまじい破壊力だ。まるで柔らかい粘土に棒で突き刺したような穴が空いているのだ。
 さらにパイプラインに沿って西に走ると、ポンプステーションがある。ここはサウジアラビアに原油を送り出すために加圧するための施設だ。湾岸戦争時ここは徹底的に破壊された。連日、米軍のA-10サンダーボルト対地攻撃機やF-15ジェット戦闘機が様々な爆弾を落としていったという。
 施設内で30ミリ砲の弾が転がっているのを見つけた。黒く酸化した弾は半分土の中に埋まっていたが放射線測定器を近づけると通常の100倍以上の値を示し、今も環境を汚染し続けている。紛れもなく劣化ウラン弾だ。驚くことに案内をしてくれた、警備の兵隊は裸足にゴム草履を履いているだけだ。ここの警備兵が何人もガンでなくなっているという。
 劣化ウラン弾を初めて知った情報省のガイド、ワヘビ氏は「これが劣化ウラン弾だったのか。バグダッドでは子どもたちがおもちゃにして遊んでいる姿をよく見かけた」と大きなショックを受けていた。その子どもたちが今どうしているかは解らない。
 劣化ウラン弾が使われて8年、通常兵器として使われた劣化ウラン弾は、今後何万年もこの地域を汚染し続ける。国際人道法に反し、禁止されるべきなのだが何の規制も行われていない。
 今後も、米・英軍が繰り返し劣化ウラン弾を使用すれば、地球環境と人類の未来に大きな危険をもたらす。
 イラクの子どもたちは、人類の未来に警鐘を鳴らしているのだ。

非武装地帯のいたるところに転がる劣化ウラン弾。
(phot by TAKASHI MORIZUMI)

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<写真>バグダッドの病院にて
<写真>バスラにて

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(転載おわり) 

 


日本人が知らない 恐るべき真実

「劣化ウラン弾は、原発の廃棄物処理!?」

日本人が知らない 恐るべき真実
「劣化ウラン弾は、原発の廃棄物処理!?」
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/aec36e4c620d0b3c6952e7b3598de34a

100万キロワット級原発を1年間動かす場合、燃料として濃縮ウランが30t必要となりますが、そのときに発生する劣化ウランは160tにものぼります。

2003年1月末現在、日本の原発は53基、電気出力総計459.7万kw。世界で運転中の原発は436基、合計出力は3億7373万7000kw。これらが全部フル稼動するとすれば1年間に発生する劣化ウランの量は、日本の原発分で7300t余り、世界全体では実に6万tにも達することになります。2002年12月31日現在、貯まっている劣化ウランの量は、一位の米国で約73万t、二位のフランスで約30万t、三位の日本で約1万tといわれています。

 この膨大な劣化ウランを兵器として米国が転用したのは、1970年代前半だったとされています。
もともと比重の大きいウランは、砲弾や銃弾に使えば鋼鉄などを紙のように打ち抜きます。湾岸戦争ではイラクの戦車が次々に爆発炎上しました。これは、撃ち込まれた劣化ウランが鋼鉄の装甲板に命中した衝撃で高温になって溶け、戦車内部に飛び散り、瞬時に自然発火し、摂氏3000度以上の高熱により戦車の砲弾や燃料に引火したためです。

 この圧倒的な威力に魅せられた台湾、韓国、タイ、イスラエル、サウジアラビア、トルコ、クウェート等20ヶ国の政府が、劣化ウラン弾を購入し、配備するようになりました。劣化ウランはウラン濃縮で出る核廃棄物であるため、原材料費は無料に近く、ウランの代替になるタングステンなどの金属に比べてコスト的にきわめて安上がりです。膨大に生み出され続け処分に困る核のゴミを兵器として外国に売却できる、また廃棄(爆弾として投下)できることは、米国エネルギー省と軍事産業にとって一石二鳥の策なのでしょう。

 しかし、劣化ウラン弾を使用される側に立てば、非常に恐ろしい兵器です。
劣化ウラン弾は目標に当たるとウラニウム粒子が微粉末状になって拡散します。つまり、放射能が空気中や水に紛れ込んで広い範囲に広がり、環境や人体を汚染するのです。生き物は自然につくられた放射能は貯めませんが、人工的につくられた放射能の方は栄養と間違えて貯めてしまいます。植物が栄養と思って集め、それを微生物が集め、それを小さな生物が集め、それを大きな生物が集め、と数万倍に濃縮してしまうのです。ですから、環境中に放出された放射能は低レベルでも、人間が取り込むときには数万倍の濃度に変わっています。

 放射線の影響は外から浴びるより、体内に食べ物などから取り込んだ時の方が、被害が大きくなることがわかっています。

 

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