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東京都の放射能汚染、チェルノブイリ高汚染区域と同レベル(まとめ)

2012-11-12 22:21:17 | 未分類

東京都の放射能汚染、チェルノブイリ高汚染区域と同レベル(まとめ)

米EPA放射線データによって、3月11日時点でグアム、東京都、茨城県エリアでウラン、プルトニウム、ストロンチウムの値が劇的に上昇、高いプルトニウム濃度値とウラン濃度値が観測された。(2011年5月10日)

近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査で、4月10~20日に採取した東京都4地点を含む首都圏の土壌試料を分析したところ、放射性セシウムの濃度が東京都江東区亀戸で3201ベクレル/kg、千代田区の二重橋横で1904ベクレル/kg検出された。(2011年5月15日)

東京都が大田区の下水処理施設「南部スラッジプラント」内を調査したところ、空気中から2.69マイクロシーベルト/hの放射線量が検出された。(2011年6月9日)

市民グループ「放射能防御プロジェクト」有志が、民間の検査会社に依頼して首都圏を中心とした関東地方およそ150カ所で放射能の土壌調査を行ったところ、東京都文京区小石川4丁目の植え込みをはじめ29カ所でチェルノブイリ原発事故の第三区分(放射線管理区域)と同レベルのきわめて高いセシウム(合算値)が検出された。さらにWSPEEDIの予測値(東京のセシウム137の推定値7700~77000ベクレル/m2)からもそれが正しかったことが裏付けられた。(2011年8月8日)

東京都八王子市の土壌から、プルトニウムより毒性の強いアメリシウム241が74ベクレル/kg検出された。(2011年9月14日)

文部科学省が発表した「原発事故で全国各地に降ったセシウムの量(2011年3月~5月の累計)」によれば、都道府県別ランキングで1位・茨城、2位・山形についで東京は3位と、群馬、埼玉、千葉よりも高い数値だったことが判明した<宮城、福島両県はデータなし>。(2011年10月3日)

文部科学省の調査により、セシウム134と137の合計蓄積量が東京・多摩地区で10万~30万ベクレル、23区内では葛飾区柴又、東金町、水元公園や江戸川区北小岩の一部で3万~6万ベクレルと高い数値が検出された。(2011年10月6日)

東京都葛飾区の市民団体「葛飾青空の会」が区内の民間施設など231カ所で独自に放射線量を調査した結果、56カ所で1マイクロシーベルト/h以上が測定された。このうち8カ所は3マイクロシーベルト/h以上で、最も高かったのは区東部の農業施設で測定された5.47マイクロシーベルト/hだった。(2011年10月14日)

東京四谷の辻クリニック(辻直樹院長)が都内在住者の爪をドイツの検査機関に依頼して分析したところ、患者の爪1kgあたり0.01mg(0.01ppm) という高濃度のウランが検出された。ここ1カ月でウランの体内値が高い人が続出しているという。(2011年10月16日)

NHKニュースウオッチ9の報道により、東京・虎ノ門(文部科学省の裏手)で78nSvと特異的に高い中性子線が検出されたことが分かった。3.11以前の全国平均値は4.0nSv/h、それに対して3.11以降は464nSv/hと110倍以上もの数値を示した。(2011年10月18日)

放射線化学とモニタリングの専門家でマサチューセッツ州ワーセスター工科大学のマルコ・カルトフェン教授が米国公衆衛生協会で発表した「地震後の日本の住民集団への放射能暴露」によれば、アメリカと東京の車のエアフィルターを比較分析したところ、アメリカの車のエアフィルターには放射性物質はほとんどなかったが、東京を走っている車のエアフィルターからはかなりの量の高放射性粒子ホットパーティクルが観測された。(2011年10月31日)

横浜市港北区の住民グループが都内3カ所の土壌を採取して横浜市鶴見区の民間検査機関・同位体研究所に測定を依頼したところ、放射性セシウムが霞が関の経済産業省前(千代田区)で4万8000ベクレル、東京国際フォーラム前(同)で2万955ベクレル、都営地下鉄の清澄白河駅前(江東区)で1万9127ベクレル、また放射性ストロンチウムも経済産業省前で48ベクレル、東京国際フォーラム前で51ベクレル、清澄白河駅前で44ベクレル検出された。(2011年11月24日)

東京都産業労働局の発表により、東京都内の農家13軒の堆肥から国の基準を超える放射性セシウムを検出、最高値は日野市の2150ベクレル/kgだった。(2011年11月24日)

東京都荒川区立汐入小(南千住)敷地内で6.46マイクロシーベルト/hと高い放射線量を検出、同小を含む50カ所で0.23マイクロシーベルト/h以上だったことが区の調査によって判明した。(2011年11月25日)

ドイツ放射線防護協会会長セバスティアン・プフルークバイル博士はベルリンの講演会で、「東京は安全圏ではない」「現在の東京の状況は、チェルノブイリのときのキエフと同じようなものだと言える。あのときも、ウクライナ政府はキエフの汚染を認めるわけにはいかず、プルトニウム汚染地図では汚染はちょうどキエフ市の手前で止まっていた。人口の多い首都を避難区域にすることができないから、どうしても汚染の事実を認めないのだ」と発言した。(2011年11月27日)

東京都杉並区立堀之内小学校の校庭に敷かれていた芝生養生用シートから、9万600ベクレル/kgという高濃度の放射性セシウムが検出されたことが区の調査によって判明した。(2011年12月13日)

NHKスペシャルの報道により、江戸川と荒川の河口付近の東京湾海底土の汚染は、原発20キロ圏内と同等だったことが判明した。江戸川の河口で872ベクレル/kg 河口から8キロ付近が最も高く1623ベクレル/kgだった。溜まったセシウムは徐々に河口へと移動し、東京湾のセシウムが最大になるのは2年2カ月後で、この汚染は10年以上続くと見られている。(2012年1月15日)

放射能防御プロジェクトが東京都江戸川区東小岩の土壌を調べたところ、福島第一原発由来の放射性ストロンチウムが32.6ベクレル/kg検出された。(2012年1月18日)

日本共産党都議団が東京都葛飾区の水元公園の土壌や落ち葉を調べたところ、チェルノブイリ事故の最高レベル「居住禁止区域」に相当する2万3300ベクレル/kgもの高濃度の放射性セシウムが検出された。また東京都港区のお台場海浜公園駅前にある街路樹の植え込みの土壌から1万600ベクレル/kg、江戸川区の江戸川大橋北西側の民家側道路脇の土壌から2万700ベクレル/kgの放射性セシウムが検出された。(2012年2月21日、3月15日)

放射能健康相談.comが台東区と江戸川区を含む東葛地区61人の血液検査を行ったところ、乳幼児16人中8人から「末梢血リンパ球異常」が見つかり、検査した医師は子どもたちの避難を親に勧告した。(2012年3月4日)


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