東日本大震災:福島第1原発事故 千葉・我孫子の学校で10マイクロシーベルト
東京電力福島第1原発事故の影響により比較的放射線量が高い千葉県我孫子市の市立小学校2校の敷地内で、毎時10マイクロシーベルトを超える空間放射線量が測定されていたことが分かった。うち1校は、壊れた側溝に土砂が詰まっている場所の近くで計測。隣接する同県柏市の住宅地で同57・5マイクロシーベルトを検出した際と状況が似ていた。
我孫子市教委によると、我孫子第一小の校舎脇の側溝付近で9月15日、地表部で毎時11・3マイクロシーベルト、地上50センチで同1・7マイクロシーベルトを測定した。木の根が成長して持ち上げられた側溝が損傷したため、土砂がせき止められていた。
側溝にたまった土からは1キロ当たり6万768ベクレルの放射性セシウムを検出。土を除去し今月7日に再計測すると、地上50センチで同0・6マイクロシーベルトに下がった。
毎日新聞 2011年10月26日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111026ddm012040018000c.html リンク切れ