原発問題

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福島県の現状「脱水汚泥」からヨウ素131が200[Bq/kg]以上、11回記録されていた

2015-08-02 23:15:49 | 放射能汚染

福島県の現状「脱水汚泥」から

ヨウ素131が200[Bq/kg]以上、11回記録されていた

14. 2015年8月02日 18:11:29 : Fwxnfj9Tdo
暑中お見舞い申し上げます。

●福島県における「下水道終末処理場放射性物質濃度モニタリング結果(県北浄化センター) 脱水汚泥」において、ヨウ素131の濃度が200[Bq/kg]以上となる計測結果が11回記録されていたので、報告する。(http://goo.gl/QO5vJh

4.ヨウ素131濃度(グラフ抜粋)
H25年1月以降、突然出現するヨウ素131の濃度が200[Bq/kg]以上
となるデータが11回記録されている。
①H25年1月10日以降9日間
②H25年6月7日以降9日間
③H25年6月27日以降11日間
④⑤H25年10月18日以降18日間(2回連続)
⑥⑦H25年12月13日以降16日間(2回連続)
⑧H26年6月13日以降9日間
⑨H26年10月23日以降9日間
⑩H26年11月20日以降7日間
⑪H27年5月21日以降11日間(6月以降のデータ未発表)

●内分泌系の疾患
・ 甲状腺は、成人では体内に入った放射性ヨウ素全量の最大40%を、子供では最大70%を集積する(I1’in et al,1989;Dedov et al,1993)。また、脳下垂体はヨウ素を通常の非放射性ヨウ素の5倍から12倍の水準で能動的に取り込む(Zubovsky and Tararukhina,1991)。
内分泌系のこれら2つの重要な構成器官が、原子力事故発生直後から数週間の「ヨウ素期」に過度の放射線に曝露した。

・ 思春期の発来や骨端線の閉鎖など、あらゆる生理機能は複合的な機能を司る内分泌器(膵臓、副甲状腺、甲状腺、副腎、卵巣、精巣)に依存しており、正常な心 身の発達を維持するためにはこれらが協働して働かなければならない。放射能汚染が内分泌系全体の働きに悪影響を及ぼしてきたのは、このような相互作用によ るものである。

・身体および知能の発達には、甲状腺が適切かつ適時に働く必要がある。胎児や新生児が甲状腺に損傷を負うと、知的能力が抑えられたまま一生を送ることになるかもしれない。
自己免疫性甲状腺炎(橋本病)を患う子ともたち(十代含む)の自己抗体の測定値と、環境の放射能汚染地には相関が認められた(Kuchinskaya,2001)。

・ ヨウ素131やその他の放射性核種が放出する放射線は腺上皮(気道の内面を被う上皮の一部)を損傷し、結節(しこり)の形成として表れる。自己免疫性甲状 腺炎(橋本病)は、被曝によって最初に見られる機能的な影響の1つである(Mozzhukhyna,2004)。続いて発症しうる甲状腺疾患としては、甲 状腺機能低下症および亢進症、粘液水腫、非悪性および悪性の腫瘍などがある。甲状腺が損傷を負うと、甲状腺で作られるサイロキシン、トリヨードサイロニ ン、カルシトニンという3つのホルモンの生産量低下につながる。これらのホルモンは成長と発達、◆体温調節◆、 カルシウム交換(カルシウムの骨への沈着 と放出)などを制御する。


・放射能汚染地域で、非悪性の甲状腺疾患が顕著に増加している(Gofman,1994a;Dedov and Dedov,1996)。この疾患群に伴う症状としては、創傷や潰瘍が治りにくい、毛髪の伸びが遅い、皮膚の乾燥、虚弱、脱毛、呼吸器感染症にかかりやす い、夜盲症、頻繁な目まい、耳鳴り、頭痛、疲労および無気力、食欲不振(拒食症)、子供の成長が遅い、男性のインポテンツ、出血の増加(月経過多症を含 む)、胃酸の欠乏(塩酸欠乏症)、軽度の貧血などが挙げられる。

・甲状腺機能低下症のなかに、必ずしも疾患としては記録されていないが、汚 染地域で頻繁に見られるものとして、顔面浮腫および眼窩浮腫、寒がり、発汗減少、嗜眠、舌の腫れ、のろのろとした話し方、声が荒れたりしわがれたりする、 筋肉痛や筋力の低下および筋肉強調障害、関節のこわばり、皮膚の荒れや乾燥、皮膚蒼白、記憶力が低下し思考力が鈍る、呼吸がしづらい(呼吸困難)、難聴な どである(Gofman,1990;他多数)。

・甲状腺の異変は副甲状腺と密接に関連している。甲状腺の外科手術を受けた人の16%は、副 甲状腺の機能も損なわれていた(Demedchik et al,1996)。チェルノブイリ事故による汚染地域では、副甲状腺障害に起因する数多くの症状が観察された。そうした症状としては、男性および女性の性 機能低下症、身体的および性的に正常な発達の障害、下垂体腫瘍、骨粗鬆症、脊椎圧迫骨折、胃潰瘍および十二指腸潰瘍、尿路結石、カルシウム胆のう炎などが 挙げられる(Dedov and Dedov,1996;Ushakov et al,1997)。

・ベラルーシにおいて2000年までに数十万人が甲状腺の病変(結節性甲状腺腫、甲状腺癌、甲状腺炎)により正式に記録された。年間3000人が甲状腺の外科手術を必要としている(Borysevich and Poplyko,2002)。

今日までに得られた重要な知見の1つは、甲状腺癌の症例が1つあれば、他の種類の甲状腺疾患が約1,000例存在することである。

【緊急特集】福島の甲状腺がん→子供達を襲った被害の全貌※最新版
http://www.sting-wl.com/fukushima-children5.html
福島県甲状腺疾患現時点での人数推定:126人×1000例=126,000例

数多くの独立した研究者によってさまざまな地域で収集されたデータから、放射能汚染に関連する内分泌疾患のスペクトル(疾患の種類や症状)とスケール(発生規模)は、これまで考えられてきたよりもはるかに大きいことがわかる。


皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

 

15. 2015年8月02日 20:45:03 : Fwxnfj9Tdo
追記(ご参考まで)

●骨と筋肉の疾病
骨粗鬆症(骨組織の密度低下)は、骨におけるカルシウムの吸収(骨の形成)と放出(骨の破壊) のバランスが崩れることによって発生する。こうしたバランスの崩れは、ホルモンの乱れや、被曝によって破骨細胞前駆細胞と骨芽細胞前駆細胞が直接損傷され たことに起因する(Ushakov et al,1997)。リクビダートルと汚染地域の住民は骨や関節の痛みを訴えることが多く、これが骨粗鬆症に進行を示す間接的な目安となる。

・ セシウム137(Cs-137)が0.9~3.25Bq/kgレベルで妊婦の胎盤に取り込まれると、胎児の管状骨構造の脆弱化と脊椎軟骨の破壊につながる (Arabskaya et al,2006a)。汚染地域において、事実上骨のない状態で生まれた子供(いわゆる“ジェリーフィッシュ(くらげ)・チルドレン”)の例が複数認められ た。これ以前には、1950年代の核実験後にマーシャル諸島でしか見られなかった病態である。胎盤に取り込まれた放射性核種の濃度上昇が、汚染地域におけ る新生児の死亡原因の1つと考えられる。


●泌尿生殖器系の疾患と生殖障害

・汚染地域における一時性不妊症(対比、二次不妊症)の発生率が、1991年には1986年の5.5倍に増加した。精子異常の6.6倍増、硬化のう胞性卵巣の倍増、内分泌障害の3倍増などが原因であることは疑いない(Shilko et al,1993)。


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「・・・ 医師たちは次のように術懐する。「ある村で泌乳*している12人の老齢女性に遭遇した。つまり、70歳を超える女性たちが、まるで授乳中のように母乳を分泌していたのである。専門家のあいだで低線量被曝の影響について論争するのはいいが、こんなことは普通の人々の想像を超えている・・・」 (Aleksievich,1997)
*妊娠を伴わない母乳分泌(医学的には乳汁漏出症または高プロラクチン血症と呼ばれる)は、脳下垂体機能不全の表出の一種である。

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●免疫系の疾患
免疫とは、ヒトを含む生物が感染をはじめほとんどの疾患に対して生まれながらにもっている防護機構を指す。
リ ンパ系、すなわち骨髄、胸腺、脾臓、リンパ節、そしてバイエル板は、線量の高低を問わず、チェルノブイリ由来の放射性降下物の電離放射線によって強い影響 を受けている。その結果、各種リンパ球の量や活性度が変化するため、抗体(各種免疫グロブリン(脊椎動物の体内にあるタンパク質。リンパ球の一種であるB 細胞が病原性微生物を排除するためにつくる抗体))、幹細胞、血小板の産生にも変化が生じる。こうした免疫系破壊の帰結として、免疫不全に加え、急性およ び慢性の疾患や感染症の頻度と重症度が高まるが、これはチェルノブイリの放射能汚染地域で広く認められるところである(Bortkevich et al,1996;Lenskaya et al,1999;他)。放射能汚染によって生じるこの免疫抑制は「チェルノブイリ・エイズ」として知られている。


・ストロンチウム 90(Sr-90)によって重度に汚染された地域に住む子供には、比較的汚染が少なかった地域より多くの牛乳たんぱく質アレルギーが認められた(高汚染地 域が36.8%に対し低汚染地域は15.0%)(Bandazhevsky et al,1995; Bandazhevsky,1999)。

・ 10歳以降13歳までに検査を受けたリクビダートルの子供は、いずれもリンパ球集団の絶対数が低かった。このことから、これら子供の細胞性免疫の絶対的お よび相対的な免疫不全が明らかである。臨床的には、感染症が広く認められ、特に急性呼吸器ウィルス感染、気管支炎、肺炎、中外耳炎、ならびに粘膜および皮 膚の化膿性感染が多く見られた。その他、CD4+細胞数の増加によって細胞性免疫に関する相対的測定値が上昇する傾向があり、またT細胞亜集団の減少と好 塩基球の活性増加も認められた。後者集団の臨床像には、アレルギー、花粉に対する過敏性、喘息性気管支炎、および食物アレルギーが含まれる (Kholodova et al,2001)

・チェルノブイリ事故の7年後から9年後、カルーガ州オブニンスク市のリクビダートルではア レルギー性疾患の発生率が高く、同地域の一般集団と比べて鼻炎は6倍から17倍、じんましんは4倍から15倍の発生率だった (Tataurtchykova et al,1996)。

 

 

1年半の調査の結果、医師たちは驚くべき結果を目にした。

身長、体重、胸囲、腰囲、下 肢 周径を測定した結果、

チェルノブイリの汚染地域から来た少女たちは、

それらすべての測定値が平均値を下回っていたのだ。

しかし、肩幅は平均値を上回り、前 腕、肩、脚は非常に毛深かった。

16. 2015年8月02日 22:26:47 : Fwxnfj9Tdo
追追記(ご参考まで)

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「・・・昨年(1998年)の夏、 ヴヴェンデンスキー博士は医師の一団とともに、ゴメリ市(ベラルーシ)から数百km離れた「国営ヒムヴォロクノ化学繊維工場療養所」を訪れた。チェルノブ イリ原子力発電所の事故以来、この療養所はベラルーシでもっとも汚染度の高い地域の子供たちの保養施設になっている。・・・医師たちは、1986年以降 1990年までに生まれた300人の少女を調査対象に選んだ。・・・1年半の調査結果、医師たちは驚くべき結果を目にした。身長、体重、胸囲、腰囲、下肢 周径を測定した結果、チェルノブイリの汚染地域から来た少女たちは、それらすべての測定値が平均値を下回っていたのだ。しかし、肩幅は平均値を上回り、前 腕、肩、脚は非常に毛深かった。
 次の調査で、医師たちはさらに深刻な病理学的変化に直面した。少女はふつう12歳から13歳で初潮を迎える。し かし、調査対象とした300人の少女のうち誰ひとり初潮を迎えたものをいなかった。超音波検査は、この少女たちの子宮と卵巣の発育が不十分であることを示 していた。・・・ヴヴェンデンスキー博士は次のように語った。「われわれの調査の結果がたまたまの偶然であった可能性はありますが、この300人の少女の なかには内性器まったくない子が1人いました。・・・データ不十分な状態でわれわれに科学的な根拠を導き出す権限はありませんが、同様の発育異常が1万人 の少女のうちの少なくとも3人に見つかったら、生理学上の凄まじい大惨事が起きているといえるでしょう」。しかしながら、医師たちはさらに綿密かつ大規模 な調査を進める資金がない。ヴヴェンデンスキー博士のグループは、この異変はホルモンバランスの乱れに起因するという結論に達している。放射線に曝される と、女性の体内に大量のテストステロンが分泌される。テストステロンは男性ホルモンであり、通常であれば女性の体内には非常に少量しか存在しない。しか し、テストステロンが多すぎると、その女性は女性的な特徴を失ってしまうことがある。・・・」(Ulevich,2000)。

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