続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記  その199   無事これ名蕎麦屋

2019年05月22日 | そばの細道

 桜も終盤、霞城の 御衣黄(緑の桜も終わり、残るは西蔵王の 大山桜 というところでついでに蕎麦もと思い立って 大山桜(店) へ行ってみて、あっと驚くタメゴロー! ないないないそば屋が無い。 たしかにしばらく来ていなかった気はするのですが、それでも通りすがり、あったような気がするんですが、、、、、、         で、いろいろ聞いてみましたが誰も知らない分からない、まぁそのうち興信所にでも聞いてみるかといったところです。
 さて、初の10連休はいかがでしたでしょうか、”何したらいいのか分かんなくって疲れた” という声をそっちこっちで耳にいたしました。 あまりにもヒマで出かけてみたんですが、お昼時はそば屋とラーメン屋は列ばなければ食べられないという状態で、待つのがいやな私のようなわがまま者は、比較的名が売れていない店を狙い撃ちにして行ってみた次第でしたといいますか、これは追い詰められて出た”知恵”でした。
 その日もまぁどっかでそばでも食うかということでまずは東根へ、早めでしたが 伊勢そばはダメ!予想どうりで 森久もダメ!ダメダメで天童まで戻りましたが ”まぁこんなもんでしょう”で天童南の端っこへ、今さら何処でもいいというわけでなし、まさか目の前のイモ天(イオンモール天童)でファーストフードというわけにもいかず、しかたがない 帰えろかなぁ~♪ と思案橋ブルース・・・半分あきらめたところで浮かんだのが ”あきばや” 旧13号線を山形から天童へ向かいますと天童に入ったあたりが”高擶”という地区になりまして、少し進みますと左側に見えてくるはずです、今回は逆に北の方からですので天童の出口あたりで右側になります、しかもすぐ近くです。
 13号バイパスがメインとなり、県立病院前の通りも整備されましたので通行量が減ってしまい、すっかり田舎の食堂になってしまった感があります旧13号線沿いです。 山形市漆山にある 寿々喜そば屋 とともに以前からそこそこの人気店となっておりました。 残念ながら私の大嫌いな とり中華 が ラインナップいたしましたので 謹慎 を申しつけまして、結果このところ足が遠のいておりましたが、背に腹は代えられずその日は参った次第であります。
 そばは二八くらい?でやや太め、板盛りで量はやや多め、今の季節は仕方ありませんがホントはもっと香りが豊かなはずだったと思います。 そういえば天童のそば屋のお仲間は、山形の 寒晒しそば のようなうりで 寒中引き抜き蕎麦 なるものを厳冬期に提供しているそうでしてそれなりの評価を得ているそうです。 まぁ所以、手間暇、その他モロモロはネットなんかでお調べください。
 休日ということもあるんでしょうが、1時を過ぎても客足は絶えず出てった分はすぐに ご来店 というところで、前述のように交通事情で昔に比べて不利を被っているのですがご健闘のようでした。 こういう店は周りの環境にかかわらず、地味ですが無くなることはないのでしょう、唯一心配なのが後継者ということです。 最近多いんですよこの話題が、そば屋に限らずなんですが、、、、

 


続 山形そば黄門漫遊記  その198   荻の源蔵

2019年05月10日 | そばの細道

 いやいや久しぶり、日々の行動パターンが変わってすっかりご無沙汰になってしまった西置賜のそば屋達、小国・飯豊・川西・長井、、、最近は白鷹だって足が遠のいてしまっています。 こちらの老化もあるんでしょうがねぇ、、、
ということで、何を思いだしたか 源蔵 へ、外見はあまり変わりありませんが、中は年取っていました。 おやじが居ましたので、「久しぶりだなぁ」と声をかけましたら、「んだね、大分なるねぇ」と言われました。 「かぁちゃん元気だが」と尋ねましたら「すんだのよぉ、49日おわったばりだっす」との返事でした。 何年か前、最後に来た時はたしか老人クラブだかなんかでお出かけだったと記憶してましたので、相当の時が経っているようです。 そういえば先代のおやじが亡くなった時、「おやじの顔みえねぇな」との問いに「暮れにすんだのよぉ」と心細そうに言っていたのを思い出しました。  あれから三十数年になると思います。ご冥福をお祈り申し上げます。
 で、そばの方に移ります。 建物同様見かけはあまり変わりないような気がいたしましたが、こちらが少し年食いましたので何とも言えないところがあります。 少しやわらかくなったような気がいたしますし、タレがもっと濃かった?かな。 と、ここまでは感想で、んじゃどうなんだと言うことになりますと ”こちらの老化?” に合っておりまして ”たいへん結構” でした。
 あらかじめおかわりを頼んでおいたのですが、「ころあいを見てお持ちします」との返事でした。 以前は”さっさど食て席空けてもらわねど、待ってる人いるんだがらよぉ”ということで、おかわり追加最優先だったのですがそこの所は変わったようでして注文順となったようでした。 
 おかずはしょっぱ目の青菜漬け、そば湯は以前通りの結構濃い目で「いやいやとしょり(年寄り)はこんではらくっつぐなっづぁ~(腹いっぱいになる)」と昔誰かが言っていたのを思い出しました。  季節の天ぷらはありますが、懐かしのダイコン煮はありませんでした。 まぁここに限ってはそばだけで十分、欲を言えば ソバっ葉の辛子醤油和え が懐かしく、40年近く前になりますがはじめて来た時を思い出しました。
   山形から286号線で白鷹へ向かい、一つ目の長井トンネルを抜けたらすぐ左折、ゆかり屋 を左に見ながらまっすぐ進みますと10~15分位で旗が目に付くと思います。 村山のあらきそば上山の原口そば 並んで山形の田舎そばの 草分け   かな?