続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記 その156        そば前酒  

2016年06月22日 | そばの細道

 いろんな会合でモノを口にする時まず乾杯、嫁さんもらう時だって三三九度から、そういえば年の初めも御神酒をいただく、どこぞでごちそうになる時だって食前酒がはじめ、だから?蕎麦食う時は蕎麦前酒、でも飲んじゃったら運転は絶対だめこれ日本の常識。   本来は田舎こそ酒は付きものだったんですが、車社会になって日中は見かけなくなりました。 一方都会は車で昼蕎麦なんて少ないし、高齢化も相まってそば前酒はあたりまえ、真っ昼間からやってます、さぞ蕎麦もうまかんべ。  ただ最低一合(八石?くらい)が注文単位ですので、一人だとそば前酒としてはどうなんでしょう、まぁいいか・・・・・
 さて、酒、ビール、酎、その他いろいろで、もちろん好き好きです。 でも一般的には昔からの言葉ですので酒が本流でしょう、ビールはゲップの元ですし、酎だと最近は甲類が多く味がしないし通ぶってそば湯で割ってと思ってもろくなそば湯がない店だとガッカリしてしまいます。 で、やっぱりおちょこ1~2杯くらいがいいと思います。 あとはこれまた好き好きなんですが、そんなにそば屋で銘柄を置いているわけがありませんので、気にする方はまず尋ねてみるのがいいでしょう。 何でもいいみたいなことを言うそば屋でしたら、ガマンするかビ-ルにするか決心が大事です。 ホントは生酒みたいに度数の高いヤツがいいんだそうですがこれは普通無いでしょう。 余談ですが、生酒って分かりますか? 普通生酒ってできあがりの度数は20位なんだそうで、それを水で割って15~16度位の定番の製品にしてるんだそうです。だから生酒のほうが味も香りも引き立つとおっしゃる方がおられます、これまたウソかホントか知りませんが。
  問題はホントにそば前酒でそばが美味しくなるかどうかということでしょう。  これは実に奥深そうな話しでありまして、ネットで見ても本なんかで見てもいろいろ語られております。 結論から言いますと正解はヤッパリありませんで、それぞれ勝手にするしかないようですが、一番もっともらしいのが、もともとそば屋なんて時代劇なんかで見るような”夜鳴きそば”や、街角や町外れの”大衆”相手の言うなれば簡単で安いやつ!の専門店。 当然低価格のうえに薄利でなんともならず、知恵を絞って天ぷら一枚とか卵や油揚乗っけて利益拡大! で、めし屋とそば屋どっちか先だったのかは知りませんが”酒”と言うことになり、後はおだてて「通は・・・」てな筋書きをでっち上げ売り上げ拡大利益拡大、納得しようが飲み過ぎて味も香りも分からなかろうが知ったこっちゃない、そんな中からさらに何かを目指して高級店も育ったのでしょうから、、、。 まぁ日本の食文化、こんなんで良いのか悪いのか、わたしゃこんなもんだと思いますが。

 

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 行ってみたい人は、大家さん(株式会社 日本マイコンセンター山形)に山形駅前クラブ作成の【そばマップ2016年版】をFAXサービスしてもらいますので、請求してください。 忘れられるかもしれませんが、タダですので文句を言っても相手にされません。 メールでも何とか送れるようにしましたので、ご希望お寄せ下さい。 ただメールアドレスはお忘れ無いように。 多少余分にありますので印刷物をお送りすることも出来ます、例年通り大家さんが郵便代くださるそうです。送付先お知らせください。 


続 山形そば黄門漫遊記 その155          そば湯

2016年06月03日 | そばの脇道

 前回、山形そばの氏素性に触れましたが、そのことが飲み会で話題になりまして例によってアーダ コーダの諸説が語られ結構楽しい議論が交わされました。 もちろん結論は初めっから無いのです。 ただ、その話の輪の中に県外から来ていらっしゃる方がおりまして、以前にもこんな事をおっしゃる方がおられましたが「初めて山形でそばを食べた時、頼みもしないのになんか 赤い容器 持ってきて置いていった。  なんだろう?と思ってふたを開けたら白いお湯が入っていた。 何するものなのか解らないので周りを見ていたら、食べ終わったそばちょこに注いで飲んでいたのでまねしてみました。 これが結構イケましたので、なんかいい気分で新鮮だったのがはじまりでした。 最初は有料かと思ったそうでしたが後で”そば湯”と知って以後必ずいただくようになり、近頃では「おねぇさんそば湯ちょうだい」とさいそくすることもしばしばあるそうです。「俺の田舎ではこんなのは無かった、言えばあったのかも知れなかったが知らなかった」 といっておりました。  まぁ立ち食いでは無いだろうし、一般の食堂ではそばを食って言えばくれるだろうが、ラーメンもうどんもいっぱい茹でたゴッチャものではチョットネェー、へたすると黄色いヤツが出てきたりするんじゃないかなと思います。  田舎でよく見られる光景で、食後のご飯茶わんに漬け物のかけらを入れて飲むお湯は、お米のカスまで残さずお茶わんもお口もすすぐという効果があるんだそうですが、そば湯はチョット違って味わうモノです、栄養分が豊かで特にルチンは血圧を下げる効果があるようです。 まぁ健康志向というわけでも無いのですが、これはこれで良いことのようです。 ただしタレを入れすぎると塩分が増えますのでよくお心配り願います。 オマケの話しで何度も申し上げたと思いますが、ワサビをチョット溶いていただくとなお結構です、その店のワサビの値打ちが分かります、、、、、、あぁ七味入れた方だって全然問題ありませんよ。 もともと何のためにとか由来は知りませんが、まぁなんにもないので何となく誰かが始めたか、そばすら満足にいただけないので”ただのお湯”よりはいいだろうてな感じのものだったのかも知れません。  本来は茹で釜のお湯をくんで出してくれるわけですので、一番客より30番以降くらいの方が良いとは思います、なんせ一番客ですと”ほとんど白湯”でございます。 少し前にお話ししましたがわざわざやってくれるお店もありまして、これはこれは・・・であります。 梅そばなんかはまぁ”特上の上等舶来!”と言ったところでしょう。
 

 

 

  

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