続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記 その106 そばの細道-西川・杉乃屋

2010年09月25日 | そばの細道

  高速道路の一部無料化が始まってしばらくなりますが、そこそこ定着してきたようでいろんな話しが聞こえてきます。  いいとこはいいんでしょうが、わるい所も結構あるようです。 テレビなんかで”惨状”が伝えられる西川町は、特にひどいとか聞こえてきております。 ならゆっくりそば屋でも探しにと出かけてみましたが、道の駅にしてもイマイチ、全体的にはいやいや予想以上でした。  
 話は変わりますが、このあたりは 酒どころ でありまして、なかでも月山酒造というのが有名なんです。 そこそこお年の方ですと『白菊』は?、『一声』は?となるのでしょうが、今のメインブランドは『銀嶺月山』なのであります。 よくは分かりません、スコーシ前にこの辺の酒蔵が一緒になって 月山酒造 となったようなんです。ただしそれぞれ銘柄は残しましたので、結構あるという状況になっております。 まぁそれはそれでいいとして、その中の一つ設楽酒造が、『月山の酒蔵資料館』なるものを出しておりまして、昔の酒造りの資料などを展示いたしております。もちろんここではお酒の直販もやっておりまして、前述の通り結構多くの銘柄が並んでおりますし、今ではここでしか買えなくなった・・らしい『一声』が売られておりますので、たまに行くとその純米吟醸を買ってきます。 ただし、4合ビンで¥3,675- は私が買う最も高価なお酒であります。 余談ですが(前にどっかで書いたかも知れませんが)、ここでは試飲をさせてくれます。 以前某グループできたときは、勢いであれもこれもと要求し、一本¥20,000-の高級品まで試飲したことがありました。 「あるときはお出しして差し上げます」と言っておられましたが、あなたも挑戦なさってみてはいかがでしょうか。 ただし運転手さんがいるときだけですよ。
  話しが長くなりすぎました。 酒蔵資料館を出て112号国道を今日は横切って行きます。この横切った国道沿いには何件かそば屋があるのですが、何時か何処かで聞いた気がするそば屋を目指してみることにしました。
  さて、寒河江市には”寒河江そば散歩会”というそば屋のグループがあり、そっちこっちの”そば街道”に対して”そばの散歩道”と称しております。 チラシに寄れば23店が加盟しており、町中あり田舎ありでそこそこ頑張っているようです。 ところがその中に1店だけ、隣の西川町の店がありまして、なぜか気になって一度行って見たいと思っていたのでした。
  場所はうまく説明できませんが、112号線を寒河江川を挟んで反対側で吉川という地区、前述の通り酒蔵資料館を出ていつもの国道を横切って道なりに行って橋を渡り、大きめの通りにぶつかったら左折してそのまま行けば分かるでしょう。
 板そばがメインのようですがこれがちょっと面白い。 板は板なんですが厚さが初めてのサイズ、厚めの板をくりぬいたような感じで多分手作りじゃないかと思います。杉乃屋 というくらいですので、もちろん材質は杉です。 これまで見たことないようなものでたいへん印象的でした。 ただ塗りがない分洗ったりした後の乾燥が手間だと思いますがどうなんでしょう。
 そばは予想通りの”田舎そば”でたいへん結構です、二八くらいでしょうか。 最近どちらかというと町中風のそばが多かったせいもありどこか懐かしい感じでした。 タレも”しょっぱ目、鰊も”濃い目””やや硬め、このニシン縦割りはすんなりなんですが横に裂きにくいタイプです。 どういう加減かは分かりませんが、箸を入れると頭から尻尾の方にはすんなり割れるように裂けるのですが、それをさらに2~3個に分けようとするとなかなかうまく出来ません。 酒のつまみにするときは割り箸の先にカス?がくっついてチョイと不便です。 少し柔らかに煮ればある程度解決するのですが、まぁどうでもいいことかもしれません。  天ぷらは野菜ものとゲソ天があり、ニシンもそうですが300円ということでした。
 ところで、玄関の上がるところに、その日は”もも””なす”がありました。上がるときは気づかなかったのでしたが、見てると上がる時や帰る時に持って行く人がおります。何だろうと見てみたら”ご自由にお持ち帰り下さい”と書いてありました。 サービスの一つなんでしょう、見てると人によっては5~6個くらい持って帰ります。いつもあるのかは分かりませんがチョットおもしろい光景です。
 ところで、メニューには”鴨そば”というのもありました。 その日は食べている方はおられませんでしたがどうなんでしょうか。 ただ個人的には鳥はダメです、いつも言いますが私は嫌いです、決して食べません。
 もう少しすると紅葉の季節です。 自動車道で先まで行って、月山ダムあたりからチンタラチンタラ下りてきて、里の秋とそばを味わう・・・・・・・やっぱり運転手は連れて行った方がいいみたいですよ。 

 


 

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