続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

続 山形そば黄門漫遊記 その116 そばの細道-なかや:オヒサー!

2011年07月21日 | そばの細道

 山形だけじゃないのですが、いや~な話が聞こえてきます。 放射能という悪魔そのもの! どうにも避けて通れないようになって来ました。 困ったもんです。 基本的に政治には無関心なのですが、国会なんかを見ていると思わず「そばがまずくなる!このばか者どもが」と怒鳴りたくなります。 幸いというか山形は影響が少ないようですが、深刻にならざるを得ない所もあるようです。 朝ドラの”太陽の陽子さん”の所と事情は違いますが、そば屋からそば粉が無くなってしまったらどうなってしまうのでしょうか、ましてこっちは”あっても使えない”ようになるかもしれないと心配する向きがあるのです。
  まぁ、心配ばかりしていても何でして、そんなことをしている内に今日もお昼が近づいてきます。 場所はちょうどジャスコ山形南店の真ん前です。 「なかや 行ってみようか、だいぶご無沙汰だけど、やっているんでしょう?」との発声があり、すんなり決まりました、何せここからだと1分位でしょう。 山形の南ジャスコを右手に見て東に進むと左側に山形第十中学校が見えてきます。 学校の敷地が切れた所を左折すると20~30m先の右側、まさに正門のの真ん前のちょっと先、すぐにわかります。
 このそば屋、できた頃(たぶん20年くらい前)からしばらくの間は、その辺に路上駐車が当たり前、よく学校から文句が来ないもんだと感心してましたが、やはりというか何というかそんなことは続く訳がありませんで、いろいろあったのでしょう。 いまでは店の周りやご近所にそこそこ駐車場が確保されております。  いつだったか、おまわりさんの姿を見かけて素通りしたことがあった気がします
  建物の中は以前のままで、廊下右手に広間、ここがいっぱいになると少し奥の左の方にもう一間があり、そこそこ人数は入れたはずだったと思います。 メニューを見ると以前に比べて結構賑やかになっており、ぶっかけ風の冷やし狸やら、私はあまり好きではないので詳しくは書きませんが、”かわりそば”なんかもあるようです。 さて例によって大盛りにして頼んだものでしたが、前のイメージで頼んだものでしたので、出てきてチョットびっくり! 細め白目のやわらかなそばだったと記憶していましたが結構固め、細すぎず、白からずでした。 尋ねてみましたが、「打ち手が変わりましたが比率は変わらない」そうで、どうやら私の記憶違いだったのでしょうかとも思いましたが、そば黄門part1を見てみたら”この手のそば屋にしては珍しく細くやわらかなそばを出します”と書いてありました。 私の感覚が変わったのでしょうか・・・・、まぁいいでしょう、しかし・・・・・。 もちろんそばはたいへん結構で一切文句はありませんし、タレもこれまた結構でそば湯がたいへんおいしく感じます。 そば湯はたてながやや大きめ、こちらは記憶通りの白磁風の水差し?のような容器にたっぷり入って出されます。 
 いつも申し上げますが、ともすればこの4月から7月くらい、言うなれば夏そばが出てくるあたりまでの季節、保存期間も長くなり、気温が上がって湿気が多くなり、結果として香りがグンと落ちてしまう、そばにはチョットつらい時期なのですが、最近は保存の技術?が上がったというか研究が進んだというかで、以前に比べずいぶんおいしくいただけるようになっているように思います。 
  さて、問題の記憶違い?の件ですが、後で戻ってからネットで見てみましたら、”当店の麺は全て田舎粉に更科粉(真っ白い甘みの強い蕎麦粉)をブレンドした二:八蕎麦で、中細切りです。甘みの有る中細ながら手打ち特有の歯ごたえとコシの有る麺となっておりますとなってました。 さらに見ていくと販売品目の中に『更級そば』というのがありまして、一応見てみましたが、”そこまで”白くは無かったと思いました。 やはり、少し時間をかけて、足を運んで見るしかないようです。 たぶんこれもまた楽しみの一つになるんでしょう。
  それにしてもこの店、前述の通りいろんなメニューが増えたようでした。  また”変わりそば”なんかは、紅きりをはじめとしてその時々で”季節のそば”を提供しているようです。 機会がありましたら、そば会など開いてみてもいいかもしれません。 ただし、当方の注文を受けてくれるかどうかチョット気になります。 まぁ少し通って仲良くなって(むこうが断りにくくなって)からということでしょうか。  土曜の昼下がり、飲んで食って”お手入れに金のかかっていそうな”お庭を眺めて、、、きっといいことありそうな気がいたします。