パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

ダリ展 at 新国立美術館

2016年09月19日 | アート・文化
メチャ人気ですな。
殆どの作品を後列から覗いていました。
しかし、見応えがある展示会です。
ダリの生涯を一望できます。



有名人ですから、数多くの研究・批評がされています。
当然、素人の私がエラそうなこと言える立場ではありません。
と言うわけで、極々個人的な感想を。

ダリの絵を見ると、「この絵の意図は何か?」等、哲学的な思索に耽ってしまいそうですが、それは、ダリが狙った罠に落ちたようなもの。
この人、そんなに深く考えていません。確かそう言っていたハズ。だから気楽に見れば良いのです。エンターテインメントとして。
 

それでも、彼の画力は凄いです。デッサンを見ると分かる。
また、古典芸術を尊敬していますね。特にフェルメールを。
と言うわけで、基礎がしっかりしている上で、このような絵を描くのだから、評価されると。

画像下に描かれている画家は、フェルメール。その斜め右奥の小さな子供がダリ。


子供の頃から描き始め、絵画学校に通う前は、普通に描いていました。印象派ぽかったり。
絵画学校の寄宿舎が相当、アバンギャルドだったらしく、こう言う絵を描き始めた様です。
 

広島・長崎に落とされた原爆に大きなショックを受けたそうで、その後、科学を追い求めた画家になったと。


傾いた顔の中に描かれた飛行機、エノラ・ゲイです。


ファエロへの敬愛と原子物理学の融合がこれ。


奥さん、ガリが強烈にサポートしていたのでしょう。
お金やマネジメント、絵画販売を彼女が一切引き受けていたらしいです。そのおかげで、自由奔放に作品作りに没頭できたのではないかと。
色々な分野に手を出しています。本の挿絵、舞台設定、映画の背景、自筆とか。


ダリを研究するには、膨大な時間がかかるのでしょう。

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