パールライスのつれづれなるままに

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大エルミタージュ館展 at 森アーツセンターギャラリー

2017年03月19日 | アート・文化
世界三大美術館 (ルーヴル美術館、メトロポリタン美術館、エルミタージュ美術館)のうちの一つ。

現在の大ロシアを作ったのは誰か?
それは、女帝エカテリーナ2世(在位1762-1796)です。


彼女が始めた美術品コレクションを歴代皇帝が引きつぎました。
文化の素養が高い国家と言うのは、外交上、重要な要素だったそうです。そこで威信をかけて収集した美術品の総数は、310万点。絵画作品だけでも1万7千点。
これは、フランシスコ・デ・スルバラン「聖母マリアの少女時代」少女時代を描くという事自体、珍しいです。


「エルミタージュ」とは、フランス語で「隠れ家」の意味。
エカテリーナ2世は、親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを「エルミタージュ」と呼びました。
絵画1万7千点のうち、オールドマスターの作品群85点が展示されています。
オールドマスターとは、16世紀ルネサンス、17世紀バロック、18世紀ロココまでの作品です。
   

今話題のクラーナハ、ティツィアーノ、ブリューゲル。その他レンブラント、ルーベンス、ヴァトー等、有名どころがごく少数展示されています。


多くの絵が、私の浅知恵では知らない作家のものばかりですが、無名だから質の悪い作品という訳ではありません。
十分に見応えがあります。
16世紀~18世紀までのヨーロッパ主要国の作品をダイジェストに見ることできるのは、お得感があります。
 
コメント
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