なお色の手紙

行ったり来たりのありふれた毎日が、
キラッと光る宝探し、
本能と煩悩のおもむくまま、
語り合えたらうれしいなあ。

少し前に成りますが

2020-11-21 21:11:11 | Weblog

以前の様に、平日の休みが取れなくなり、残業や休日出勤などもあり身心共に疲れる日々。
フルタイム勤務の人からしたら、当たり前の事ですが、ここ数年、ゆるい働き方をしていたので、
体も頭も、以前の様に働けない事を思い知っています。


それでも、コロナのせいで、激務を極める医療従事者の方や、逆に仕事を失ってしまった自営業の方や、
理不尽な生活を強いられている方に比べたら、全くもって仕事があるのはありがたいと感謝しなければいけないのだろう。


人生において、様々な困難は自分なりにあるのだけれど・・・それもちっぽけなこと。
よく言われる、人生には3つの坂がある、上り坂、下り坂、まさか。


まさかとは、本当に、突然やってくる、自然災害もそう、病気もそう、思いがけないことが起こります。





レンタルとか、Huluとか、折に触れ映画を見ているのだけれど、見終わって心地よい感動に
包まれる作品には滅多に出会えず、面白い作品はあれど、しみじみ見て良かったなぁと思える場合は少ない。


そんな、逆境に陥ったときにこそ、試される。
少し前に見た、旧作映画で、なんとも言い難い気持ちになった作品が、二つほどあるので、紹介したいと思います。



一つは、「泣き虫しょったんの奇跡」将棋のお話です。
聖の青春も、大好きな映画でしたが、こちら、実話だそうで、主役の方は現在も活躍されているみたいです。


松田龍平さんは、ずっと好きで、洋ちゃんとダブル主演の「探偵はBARに居る」シリーズや、
オダギリジョーと共演の「舟を編む」もとても好き。

まほろ駅前シリーズとか、ジヌよさらばとか、最近では、ドラマでカルテットや獣なれなんかも面白かった。
エンタメ界に燦然と輝くイケメンは多けれど、それとは一線を画した個性派で、飄々とした様子が癖になります。


こちらの映画では、豪華なキャストが脇を固め、それぞれ実に味のある人々が魅力いっぱいで、胸熱。
特に、野田洋次郎さんと、松たか子さんが、私は好きでした。





映画『泣き虫しょったんの奇跡』予告編







こちらも、私の好きな松山ケンイチさんが主演です。「家路」
彼の、素朴なイメージがぴったり。
福島の様子を、淡々と静かに表現しているところが好きです。


都会に住み、日々、時短で冷凍食品を食し、家の周りは草ボーボーで、怠け放題の自分が恥ずかしくなります。

その土地と共に、暮らしを育んできた人の思いを、改めて考えさせられます。
映像としては、仮設住宅が並ぶ様子が、なんとも言えず虚しい。

こちらの映画も、大袈裟な芝居とは縁遠く、感情を抑えた自然な演技が、日本人らしくて胸に染みます
が、決して暗いばかりじゃなく、松山ケンイチさんの存在が、背中を押してくれる様です。





映画『家路』予告編
コメント (2)
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