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浦幌「霧止山チャシ跡」損壊 森林の作業で削られた可能性 企業の社有林内

2024-05-02 | アイヌ民族関連

藤本陽介 会員限定記事

北海道新聞2024年5月1日 22:41

損壊した浦幌町の「霧止山チャシ跡」=1月17日(持田誠学芸員撮影、浦幌町立博物館提供)

 【浦幌】町内にあるアイヌ民族の遺跡「霧止山(きりどめやま)チャシ跡」(町昆布刈石1の8)が損壊していることが1日、分かった。チャシ跡は民間企業の社有林内にあり、森林の施業によって壊れたとみられる。

 浦幌町立博物館の学芸員、持田誠さん(51)が1月に調査した際に確認した。雪解け後の4月23日、町教育委員会と林を管理する企業の担当者、専門家が現地確認調査に入った。

 チャシ跡は直径約10メートルで町が管理している。現地確認調査によると、小さい丘状の一部が削られ、2本あった壕(ごう)がなくなっていた。

 施業の記録から、2021年の皆伐、22年の植林の際にはすでに損壊していた可能性が高いという。1981年に道教委が行った一般分布調査以降、2001年の間伐作業までの間に損壊したとみられる。

 チャシは16~18世紀ごろに築造されたと考えられており、アイヌ民族が祭祀(さいし)の場や、とりでなどとして使ったとされる。

 ・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1007246/

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