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土偶やチャシ跡、3Dで公開 根室市歴史と自然の資料館 角度や大きさの変更自由

2024-05-10 | アイヌ民族関連

大井咲乃 有料記事

北海道新聞2024年5月9日 19:40

貴重な所蔵品を大きさや角度を変えて楽しめる3次元モデルと猪熊樹人学芸員

 【根室】根室市歴史と自然の資料館(花咲港209)は、土偶などの所蔵品や史跡の3次元(3D)モデルの公開を始めた。インターネットを通してスマートフォンやパソコンの画面で角度や大きさを変えながら鑑賞できる。根室の歴史や文化を広く発信し、より多くの人に知ってもらう狙いだ。

 保存や管理の難しさから公開できない資料を含めて紹介しようと3年ほど前から準備し、2023年11月に公開を始めた。

 公開した3次元モデルは7~8世紀ごろの海獣狩猟の様子を刻んだオホーツク文化の針入れ、1929~59年(昭和4~34年)に根室-歯舞間を結んだ根室拓殖鉄道のレール、縄文土器などで、解説も付けた。

 なかでもオホーツク文化の「指揮棒」は鹿角にシャチなどの海獣類や、船に乗った人々、ラッコなどが描かれ、儀式に使われたと考えられている。劣化防止のため通常は公開しないが、3次元モデルでは画面で自由に動かし鑑賞できる。

 4月には新たにアイヌ民族の遺跡で国指定史跡「根室半島チャシ跡群」(市内24カ所)のうち4カ所のモデルも公開。一般見学できる「ノツカマフ1・2号」(牧の内)、「ヲンネモト」(温根元)と、見学できない「コタンケシ1・2号」(牧の内)、「コンブウシムイ」(豊里)の現地の様子を楽しめるようにした。初田牛で見つかった土偶も加え、公開数は計29点に増えている。

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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1009740/

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