先住民族関連ニュース

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アイヌ語学者・知里真志保 生誕100年たどる証言をDVD化

2009-12-31 | 日記
(北海道新聞 12/30 10:08)
 【登別】アイヌ語研究に心血を注いだ登別出身の言語学者、知里真志保(1909~61年)の生誕100年を記念し、北海道アイヌ協会登別支部が真志保の教え子や知人などの証言をまとめたDVDを製作した。来年1月中旬から、800枚を道内の公立図書館などに寄贈する。
 DVDは「知里真志保 アイヌの言霊に導かれて」。札幌市のビデオ愛好家小野邦夫さん(72)が自主製作していたものを同支部が小野さんの協力を得て完成させた。DVDは1時間57分50秒。同支部は道内公立図書館のほか登別などの学校に配る。
 問い合わせは、同支部(電)0143・85・1062へ(1月6日以降)。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/207955.html

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指宿の小学生がムックリ作り

2009-12-30 | 日記
(苫小牧民報 2009年 12/29)
 千歳を訪れている鹿児島県指宿市の小学生が28日、千歳末広小学校(藤崎利博校長)を訪ね、アイヌ文化学習を体験した。伝統楽器「ムックリ」作りにも挑戦した。
 ムックリは薄い竹の板を削って作るシンプルな楽器。口琴とも呼ばれる。口にくわえて、ひもで弁を振動させた音を共鳴させると不思議な響きが広がる。
 末広小などでアイヌ文化学習のゲストティーチャーを務める野本久栄さんと餌取弘明さんが、良い音の鳴る削り方を実演しながら説明。児童らは興味津々で、初めて体験する異文化の楽器作りに取り組んだ。
 末広小の教室内に再現されたアイヌの伝統家屋「チセ」を見学し、ムックリ作りを体験した後は千歳の児童の主催によるお別れパーティーが開かれ、4日間の交流事業を締めくくった。
 悪天候のため、帰りの飛行機の便を早めた指宿の子供たちに、野本さんらが仕上げたムックリがお土産として贈られた。
http://www.tomamin.co.jp/2009c/c09122903.html

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10年度予算案:民族実態調査1400万円 アイヌの総額は7.5%減 /北海道

2009-12-30 | 日記
(毎日新聞 2009年12月29日 地方版)
 道は28日、閣議決定された10年度政府予算案のうち、北海道関係分をまとめて公表した。
 アイヌ民族関連は、10億8400万円。今年度当初予算比7・5%減となったが、新規事業として、▽政府の有識者懇談会が昨夏の報告書で求めた新法制定に向けた道外のアイヌ民族生活実態調査に1400万円▽25日に政府に設置された「アイヌ政策推進会議」経費800万円--が盛り込まれた。
 北方領土関係は、北方四島交流事業などに同9・7%増の15億8000万円。事業仕分けで廃止対象とされた知的クラスター創成事業と都市エリア産学官連携促進事業は、他の1事業と合わせて一本化されたうえで全国で121億円(概算要求は131億円)が認められ、道内の3事業も継続の見込み。【堀井恵里子】
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20091229ddlk01010156000c.html

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サケの寒干しがずらりと並ぶ

2009-12-29 | 日記
(読売新聞2009年12月28日 )
 北海道白老町のアイヌ民族博物館で、恒例のサケの寒干しが観光客の目を引きつけている。腹をヨモギの串で広げ、かやぶきのチセ(家)の軒下や、丸太で組んだ干し場にずらりと並ぶ。
 塩漬けにした体長約60センチのサケ約3500匹を、天日と寒風で3か月ほど乾燥させる。チセの囲炉裏の煙で1~2か月いぶすと、アイヌ民族の伝統的な保存食「サッチェプ」ができる。
 来年5月頃には、1本4000円前後で販売される予定。同博物館は「今年は大きさもそろっていて、良い出来が期待できる」。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20091228-OYT8T00725.htm?from=yolsp

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アイヌ政策推進会議 新設

2009-12-29 | 日記
(朝日新聞 2009年12月26日)
■道外実態調査も検討
 平野博文官房長官を座長とする政府の「アイヌ政策推進会議」の新設が25日決まり、道内選出参院議員の小川勝也首相補佐官が座長代理に指名されたほか、高橋はるみ知事や上田文雄・札幌市長、加藤忠・北海道アイヌ協会理事長らがメンバーに入った。
 他のメンバーは、阿部一司・北海道アイヌ協会副理事長▽安藤仁介・世界人権問題研究センター所長▽大西雅之・鶴雅グループ代表▽川上哲・同協会副理事長▽佐々木利和・国立民族学博物館教授▽常本照樹・北大アイヌ・先住民研究センター長▽能登千織・白老町学芸員▽丸子美記子・アイヌウタリ連絡会代表▽横田洋三・人権教育啓発推進センター理事長。
 昨年設けられた官房長官の私的諮問機関「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の流れを受け継いでいる。
 民族共生の象徴となる空間を公園として整備することや、学校教育などを通じたアイヌ民族への国民の理解促進、道外のアイヌの人たちの生活実態調査などを検討する方針だ。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000912280004

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ようこそ雪の千歳へ 指宿の小学生が訪問

2009-12-27 | 日記
(苫小牧民報 2009年 12/26)
 姉妹都市・指宿(鹿児島県)の小学生16人が25日、千歳市を訪問した。姉妹縁結びの年から続く交流で、今年で15回目。夏には、千歳の小学生が指宿を訪れている。
 新千歳空港に到着した友達を、千歳の児童やホームステイ先の家族らが横断幕で出迎え、市役所の中庭で雪中レクリエーション。雪合戦や宝探しゲームを楽しみ、ウエルカムココアで体を温めると、市教委庁舎内で歓迎式へ。
 指宿市の田中民也教育長が「雪の中の活動を通じて子どもたちにいろいろな経験を持ち帰ってほしい」と北海道の冬らしい交流に期待を込めてあいさつし、指宿柳田小6年の出口優里佳さんは「スキーや雪の景色が楽しみ」と話した。
 千歳泉沢小6年の酒井詞音君は「短い4日間だけど、一緒に素晴らしい思い出をつくりましょう」と笑顔で歓迎した。
 指宿の児童らはホームステイしながら道内観光やスキー体験をし、28日には、末広小のアイヌ文化学習に参加する。
http://www.tomamin.co.jp/2009c/c09122604.html

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【白老】アイヌ政策推進会議メンバーに26歳能登さん

2009-12-27 | 日記
(苫小牧民報 2009年 12/26)
 アイヌ民族の権利確立や国民理解に関する政策を話し合う、政府のアイヌ政策推進会議のメンバーに、しらおいイオル事務所「チキサニ」の学芸員、能登千織さん(26)が選ばれた。「アイヌの若者代表として、自分たちの未来をしっかり考えたい」と話している。
 能登さんは白老町で和人(シサム)の父とアイヌの母との間に生まれた。進学した苫小牧駒沢大学でアイヌや海外の先住民族の文化を学び、卒業後は白老町役場に就職。イオル(アイヌの伝統的生活空間)再生事業に携わり、民族の現状を伝える講演活動も。
 道アイヌ協会の加藤忠理事長(白老出身)、高橋はるみ道知事、平野博文官房長官らが名を連ねるメンバーの中で、能登さんは最年少。当初は戸惑いもあったというが、「唯一の強みは自分自身がアイヌであること。アイヌの目線で感じてきた課題や要望を伝えられたら」と意欲を見せる。
 大学2年の時、ハワイの先住民族と交流し、自分たちの言語、踊りを当然のように身に付けて暮らす子供たちの姿に衝撃を受け、「もっとアイヌを知りたい」と感じた。それまでアイヌであることを隠そうと生きてきた自身を変える、民族意識の目覚めだったという。
 参加する推進会議は収入格差の解消、アイヌ文化教育の振興など共生の具体策を政府に提言する歴史的舞台となる。能登さんは「多くの仲間があって今の自分がいる。一人でも多くのアイヌやシサムの声に耳を傾けたい」と謙虚に語った。
 アイヌ政策推進会議は、11月に廃止された「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の後継組織。同懇談会が7月に政府に提出した報告書を踏まえ、支援のための法整備など具体策を検討する。平野博文官房長官が座長。年明けにも初会合を開く。

http://www.tomamin.co.jp/2009s/s09122601.html

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アイヌ政策:推進会議設置 協会理事長「新たな立法措置を」 /北海道

2009-12-27 | 日記
(毎日新聞 2009年12月26日 地方版)
 アイヌ政策を検討する政府の「アイヌ政策推進会議」(座長・平野博文官房長官)が25日設置され、メンバー14人のうち3分の1以上の5人をアイヌ代表が占めた。道アイヌ協会の加藤忠理事長は「政府のやる気を感じた。新たな総合的な立法措置と民族共生の象徴的施設の早期実現を鳩山由紀夫首相に直接お願いした」と話した。
 推進会議は今秋の発足予定が遅れていた。メンバーに入った阿部一司副理事長は「国連の先住民族の権利宣言を受け、各国がそれにどう取り組むか検討している。アイヌの子や孫が民族共生の精神を受けて暮らせる社会を実現したい」と抱負を述べた。
 初会合は1月末にも開催される見込み。7月末の政府の有識者懇談会の報告書を基に、(1)アイヌの歴史や文化に関する教育・研究・展示施設などを核とした民族共生の象徴的施設の検討(2)立法措置に向けた道外でのアイヌ実態調査--の二つの作業部会を設け、1年間をめどに具体的な政策を検討する。
 象徴的施設は協会が苫小牧市周辺に造ることを要望し、アイヌの先人の慰霊施設や生活様式を体験できる公園も加える構想もある。立法措置では、文化に絞ったアイヌ文化振興法(97年制定)に加え、アイヌの基本的権利や生活・教育の向上を保障する新法制定の必要性も検討する。【千々部一好】
 官房長官以外のメンバーは次の通り。
 座長代理=小川勝也・首相補佐官▽加藤忠・道アイヌ協会理事長▽川上哲・同協会副理事長▽阿部一司・同▽安藤仁介・世界人権問題研究センター所長▽上田文雄・札幌市長▽大西雅之・鶴雅グループ代表▽佐々木利和・国立民族学博物館教授▽高橋はるみ知事▽常本照樹・北海道大法学部長▽能登千織・白老町学芸員▽丸子美記子・アイヌウタリ連絡会代表▽横田洋三・人権教育啓発推進センター理事長
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20091226ddlk01010280000c.html

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■ 「新しい北海道目指して」鳩山首相が本社社長らと会見

2009-12-27 | 日記
【室蘭民報 2009年12月26日(土)朝刊】
 鳩山由紀夫首相は25日午後、室蘭民報社の村上富蔵社長ほか道内メディアの新年向けインタビューを受けた。この中で鳩山首相は、「北海道は環境、観光と1次産業を再生する中で活性化を図るべきだ」と述べ、北海道開発局の在り方についても「開発局をどうこうするという問題ではなく、地域主権のモデルとして新しい北海道を目指してほしい」と期待を寄せた。
 鳩山首相は新年、政権2年目への心構えについて「新政権への国民の期待がある。期待に応える仕事を身を粉にして精進していく」と決意を語った。
 日本の成長する姿として、「環境を軸にして日本の技術で世界をリードする産業をつくっていかなければならない。その可能性を求めていきたい」との方向を示した。「北海道は洞爺湖サミットを経験しているので、環境で新しい方向性を導き、アイヌ文化を大切にし、ホスピタリティーを導き出し、世界を視野にしていく新しい方向が大事ではないか」と述べた。
 室蘭港や苫小牧港への戦略にも触れ、「産業集積があるのだから、東アジアや北米への中継港として港の整備を進めていくのがいい」と“地元港湾”へ言及した。
 村上社長から本紙の創刊65周年を知らされ、「地域を引っ張ってきた力に敬意を表します」と述べ、同社長から早期の“お国入り”を促されると、「心は地元にある。早く一度は帰りたいと思っているのだが…」と心情をのぞかせた。
 最後に国民へのメッセージとして、「命を大切にする政治で、社会保障を充実し、未来が希望に満ちた社会をつくっていきたい」と力を込めた。
(工藤つとむ、粟島暁浩)
※インタビューの詳報は本紙1月1日付朝刊に掲載されます。
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/12/26/20091226m_01.html

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ベネズエラ:大統領が滝の名変更主張 米国人名に由来

2009-12-26 | 日記
(毎日新聞 2009年12月25日 19時38分(最終更新 12月25日 22時21分))
 【メキシコ市・庭田学】南米ベネズエラの急進左派チャベス大統領が、世界最大の落差(979メートル)で知られる同国の滝「エンジェル・フォール」の名称を変えるべきだと主張している。AP通信が伝えた。米国人冒険家の名前に由来することに反発したもので、地元先住民に倣って「ケレパクパイ・メルー」(「最も深い滝」の意味)と呼ぶべきだと主張した。
 ギアナ高地の世界自然遺産カナイマ国立公園にあるエンジェル・フォールは、同国の観光の目玉。1933年、ジミー・エンジェル氏(1899~1956年)が上空から「発見」したため、同氏の名前が付けられた。これに対し、チャベス大統領は今月20日、「(エンジェル氏は)飛行機から最初に滝を見た人物とは言えるだろうが、多くの先住民はその前から滝を見ていた」と反論した。
 チャベス大統領は99年の就任後、正式国名を「ベネズエラ共和国」から「ベネズエラ・ボリバル共和国」に変更している。
http://mainichi.jp/select/world/news/20091226k0000m030050000c.html

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アイヌ政策:「推進会議」年明け初会合…政治主導で

2009-12-26 | 日記
(毎日新聞 2009年12月25日 20時42分)
 平野博文官房長官は25日午前の記者会見で、アイヌ民族や有識者で構成する「アイヌ政策推進会議」を設置すると発表した。政権交代に伴い11月17日に廃止された「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の後継組織で、アイヌ民族のメンバーを前身時代の1人から5人に拡充する。年明けに初会合を開く。
 鳩山由紀夫首相は25日、首相官邸で加藤忠・北海道アイヌ協会理事長と会い、「(アイヌ政策は)大事なことだから積極的に進める。政治主導でやりたい」と伝えた。
 推進会議は平野氏が座長となり、加藤氏らアイヌ民族の代表や高橋はるみ北海道知事など14人で構成する。有識者懇は7月、新たな立法措置などアイヌ政策の充実を求める報告書を前政権に提出している。平野氏は「(報告書を)十分検討するが、アイヌの方々の意見、歴史と文化をしっかり共有することが大事。有識者も含めてしっかり議論をさせていただく」と述べた。【横田愛】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091226k0000m010083000c.html

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「アイヌ政策推進会議」を設置

2009-12-26 | 日記
(読売新聞 2009年12月25日 )
 平野官房長官は25日午前の記者会見で、「アイヌ政策推進会議」(座長・平野長官)を設置したと発表した。麻生政権が設置した有識者懇談会の7月の報告書を踏まえ、アイヌ民族の生活向上策などについて話し合う。年明けに第1回会合を開く。
 会議は14人で構成し、高橋はるみ北海道知事や安藤仁介世界人権問題研究センター所長ら自治体関係者、有識者のほか、加藤忠北海道アイヌ協会理事長、丸子美記子アイヌウタリ連絡会代表らが入った。
 ◆加藤理事長が歓迎
 加藤理事長は同日午前、首相官邸で鳩山首相と面会し、会議設置について説明を受けた。加藤理事長は「自分を含めてアイヌ民族が5人も委員に入ることになった。麻生政権の有識者懇談会以上に期待が持てる。民族の権利確立に向けた立法措置などが実現できるよう、会議で議論を深めたい」と歓迎していた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20091225-OYT8T00671.htm?from=dmst3

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アイヌ支援で新会議=鳩山首相「政治主導で推進」

2009-12-26 | 日記
(時事通信 2009/12/25-12:55)
 政府は25日、アイヌの人々の文化振興や生活支援策を検討するため、平野博文官房長官を座長とする「アイヌ政策推進会議」を設置することを決めた。年明けにも初会合を開く。
 11月に廃止された「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の後継組織。同懇談会が7月に政府に提出した報告書を踏まえ、支援のための法整備など具体策を検討する。アイヌの人々の意見を反映させるため、同懇談会では1人だったアイヌのメンバーを、5人に増員する。
 これに関連し、鳩山由紀夫首相は同日午前、首相官邸で推進会議メンバーの加藤忠北海道アイヌ協会理事長と会い、「大事なことだから積極的に進める。政治主導でやりたい」と伝えた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009122500358

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現場に「領土問題軽視」の誤ったメッセージ送る恐れ 北方領土も記述後退

2009-12-26 | 日記
(MSN産経ニュース 2009.12.25 10:09)
 高校の学習指導要領解説書に竹島が明記されなかったことは、韓国に領土問題で「後退」との印象を与えかねないことに加え、解説書にほぼ準拠して編纂(へんさん)される教科書や、教育現場に「領土問題軽視」の誤ったメッセージを送る恐れがある。
 鈴木副大臣は「高校段階での大綱化は民主党が主張してきた」と説明するが、第二次世界大戦の解説では小中学校の解説書で新たに盛り込まれた「沖縄戦」が高校でも明記されており、大綱化は「竹島」というわずか2文字の記述を見送る理由になっていない。
 また、中学解説書では北方領土について「ロシア連邦によって不法に占拠されている」として「不法に」の表現を新たに追加したが、高校では「不法に」の表現は省かれており、領土問題に関してトーンダウンした印象は否めない。
 民主党の支持団体である日教組では、傘下の北海道教職員組合が昨年11月、竹島について「韓国の主張が事実にのっとっている」、北方領土について「日本固有の領土式の観点ではなく、アイヌ民族や戦争との関係でとらえさえて考えさせる」などとした資料を各校に配布。領土問題への意識の低さは共通している。
 竹島については外務省ホームページなどで「歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も明らかに我が国固有の領土」「韓国による占拠は不法占拠」とした政府見解が示されている。
 高崎経済大の八木秀次教授は「竹島を明記しなかったのはアジア重視の現政権の姿勢の表れと考えられ、これが文科省の最新の方針だと受け取られれば、今後編纂される教科書にも影響を与える。政府見解が変更されていないのに、その時々の政治力学で教育や教科書の内容が影響を受けることは、あってはならない」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/091225/edc0912251010004-n1.htm

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先住民代表を首脳級待遇 バンクーバー冬季五輪

2009-12-25 | 日記
【共同通信2009/12/25 06:15】
 【バンクーバー共同】バンクーバー冬季五輪の会場関係地を伝統的な居住地とし、大会運営にかかわる四つの先住民グループ(FHFN)の代表が、大会時には組織委員会から各国首脳級らと同等の待遇を受けることが24日、分かった。組織委では「五輪で先住民代表がこれほどの待遇を受けるのは初めてだろう」と言う。
 組織委はFHFNの代表を、各会場地の首長や国外の首脳と同列の「名誉ゲスト」に位置付けた。オバマ米大統領が開会式に出席した場合に、原則的に座席を含めてアクセスの範囲は同じとなる。ただし「各要人に対する警備上の要望によって、実際の対応が変わる可能性はある」という。
 今大会は先住民を積極的に運営に巻き込み、その代表が式典などで重要な役割を担うシーンが目立つ。今回も先住民との協力関係をアピールする意図があるとみられる。
 FHFN側も「われわれの代表が内外のリーダーと待遇の序列なしに同列で交流できるのは素晴らしい」と話しており、今後のさらなる地位向上に期待感をにじませた。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122501000035.html

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