先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌの絵葉書

2017-04-30 | アイヌ民族関連
サイゾー2017.04.29
1920年代頃、個人蔵
 昨年、沖縄の東村・高江の米軍北部訓練場のヘリパッド建設現場付近で、大阪府警の機動隊員が基地建設に抗議する市民に対して「土人」という言葉を発した出来事は、記憶に新しいだろう。沖縄と北海道は、日本が近代国家として船出し国境を確定していく過程で「皇国の南門」、「皇国の北門」と位置付けられ、その後も内地と外地のどちらでもないような曖昧さを割り振られてきた場所だ。沖縄での「土人」発言の背景にあるのは、そうした歴史の過程で形成されてきた内地人の卑小な自意識のようにも思える。
 アイヌの保護を名目とした北海道旧土人保護法が撤廃されたのは、明治新政府が蝦夷地を北海道と改称して100年以上が経過した1997年になってからだった。「旧土人」とは、1871年の戸籍法で「平民」に編入したアイヌの呼称を1878年になって「旧土人」と改称した官製差別用語だ。長きにわたりアイヌは、和人によって「土人」、「旧土人」、「アイノ」などさまざまな言葉で呼ばれ、被写体となり、時に展示の対象となってきた。
(続き)
http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2017/04/post_7534/

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「北前船」認定 船主集落保存へ弾み /石川

2017-04-30 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年4月29日 地方版
 幕末から明治にかけ日本海を舞台に活躍した「北前船」の歴史や文化が、文化庁の「日本遺産」に認定された。寄港地や船主集落として栄えた加賀市を含む7道県11市町が共同で申請。歴史的町並みや文化遺産が脈々と受け継がれている点などが評価された。県内からは、能登地方のキリコ祭り、小松市の石の文化に続く3件目。【道岡美波】
 タイトルは「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」。88件(うち加賀市は…
残り1092文字(全文1298文字)
https://mainichi.jp/articles/20170429/ddl/k17/040/259000c

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<社説>先住民族世界会議 国際社会に共感広げよう

2017-04-30 | ウチナー・沖縄
琉球新報2017年4月29日 06:01
 国連本部で開かれている第16回先住民族世界会議で、アジア地区代表による声明に「沖縄人の理解がないままに新基地建設を強行している」とする文言が盛り込まれた。国連の場で沖縄の基地問題への理解が着実に広がっていることを示すものである。
 沖縄の民意を無視して強権的手法を取り続ける日本政府を揺さぶる意義は大きい。今後も国際社会への訴えによって共感を広げる努力を続けたい。
 会議に出席した友知政樹沖縄国際大教授はNGO主催のイベントで、名護市辺野古で工事が強行されていることを報告した。日米両政府を批判し工事中止を強く求めたことに対し、アジアや南米の参加者から危機感を共有する発言があったことも心強い。
 新基地建設やオスプレイ配備に対し、沖縄では選挙や大規模集会などあらゆる方法で反対の意思を示してきた。しかし、日本政府はこの民意を踏みにじり、言論表現の自由の表出である抗議行動を警察力で封じ込めながら、強行を繰り返している。このような状況を打開する努力の一つとして国連の場で訴えているのである。
 今回の声明では「国連による度重なる勧告にもかかわらず日本政府が沖縄の人々を先住民と認めていない」とも批判した。
 先住民とは、ある土地に元来住み着いている人間集団のことである。沖縄にルーツを持つ人々がそのようなアイデンティティーを持っていることが、国連での議論の前提にある。日本に併合され同化政策が取られた歴史を踏まえれば、先住民として自己決定権を主張するのは自然なことだ。
 友知教授によると、声明に対し日本政府代表が「立ち入り禁止区域に入るなど違法な抗議活動が行われている」と発言した。15年に翁長雄志知事が国連人権理事会で「沖縄の人々の自己決定権がないがしろにされている」と訴えた時も「日本の国家安全保障は最優先の課題だ。辺野古移設計画は合法的に進められている」などと主張した。
 沖縄の自己決定権侵害の問題として議論されている場でこのような筋違いの主張しかしない日本政府は、国際的な信用を失っている。沖縄に対する差別政策を直ちにやめ、沖縄の自己決定権、民意を尊重することなしに、信用を取り戻すことはあり得ないことを知るべきである。
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-487275.html

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「エカシ」の半生伝える 二風谷博物館で企画展 82歳・川奈野さんの記憶

2017-04-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2017/4/27 07:00

 【平取】沙流川沿いのコタンで昭和、平成の時代を生きてきた平取アイヌ協会理事の川奈野一信さん(82)の半生を写真とパネルで紹介する企画展「エカシの記憶を辿って~昭和のアイヌのくらし~」が、二風谷アイヌ文化博物館で開かれている。現代を生きるアイヌ民族の人生に絞った展示は「全道でも珍しいのではないか」(同博物館)という。
 企画したのは横浜市立大の吉本裕子客員研究員(文化人類学)。10年ほど前からフィールドワークで二風谷を訪れ、川奈野さんと知り合った。吉本さんは「国が同化政策を進めた中でも残り続けたアイヌ文化はある。現在を生きるアイヌ民族の暮らしを多くの人に知ってほしい」と準備した。
https://this.kiji.is/230088130975270393?c=110564226228225532

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「国が新基地建設強行」 先住民族世界会議、アジア声明に明記

2017-04-28 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2017年4月27日 07:30
 
国連の先住民族世界会議関連イベントで、沖縄の現状を報告する友知政樹沖国大教授(奥左から2人目)=25日、ニューヨークの国連本部
【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米ニューヨークの国連本部で開かれている第16回先住民族世界会議で25日午前(現地時間)、世界各地区の先住民族の代表らによる国連総会代表者会合が開かれた。アジア地区代表からの声明も発表され、「国連による度重なる勧告にもかかわらず日本政府が沖縄の人々を先住民と認めず、沖縄人の理解がないままに(名護市辺野古での)新基地建設を強行している」とする文言が盛り込まれた。
 会合に出席した友知政樹・沖縄国際大教授によると、日本政府の代表者からは声明に対し、「日本国憲法で表現の自由が認められているものの、立ち入り禁止区域に入るなど違法な抗議活動が行われている」と、基地建設反対運動の矮小(わいしょう)化をアピールするような発言があったという。
 午後は、アジア全域の先住民族問題を取り扱う非政府組織(NGO)AIPP(アジア先住民族連合)主催のイベントが開かれ、友知氏は、日本政府が新基地建設に関連した護岸工事を開始したことなどを報告。日米両政府の対応を厳しく非難し、工事の即時かつ永続的な中止を強く訴えた。
 イベントでは、アジア各地の先住民族や南米の先住民族支援団体から発言があり、「沖縄では土地が軍事基地化されていることで先住民族の命や平和が危険にさらされている」と危機感を共有した。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-485926.html


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ブラジルの歌手たちが、先住民族の権利を訴える歌を発表 (動画)

2017-04-28 | 先住民族関連
メガブラジル-2017/04/27

4月24日(月)、ブラジルを代表する歌手など25名が、先住民族の土地の権利や人権を守ることを訴えた歌「デマルカサォン・ジャ(ただちに土地の境界策定を)」を動画サイトなどで発表した。
この週は「全国先住民運動週間」がブラジリアで開催されており、翌25日(火)には先住民族グループによる、土地の境界の早期策定などを訴える抗議デモが行われ、軍警察と先住民との衝突もあった。
歌に参加したのは、ジウベルト・ジウ、マリア・ベターニア、クリオーロ、ネイ・マットグロッソ、アルナウド・アントゥニス、エウザ・ソアーリス、ゼリア・ドゥンカン、ゼカ・バレイロ、ナンド・ヘイス、ゼカ・パゴジーニョ、レニーニ、マルガレッチ・メネーゼス、セウ、ジャキス・モレレンバウン、リリーニャ(ジョゼー・パイス・ジ・リラ)、レチシア・サバテーラ、ジョゼー・セウソ・マルチニス・コヘア、テテー・エスピンドラ、マルイ・ミランダ、エヂガー・スカンドゥーハ、ドナ・オネッチ、フェリッピ・コルデイロ、バイアーナシステム、そして先住民族の歌手ヂジュエナ・チクナなど25名。
25名が「ウィ・アー・ザ・ワールド」と同形式で、趣旨に賛同した歌手が多数参加して、各々が歌詞のパートを担当して歌い継いでいる。作詞はカルロス・ヘンノー、作曲はシコ・セーザル、映像の監督はアンドレ・デイラが手掛けている。(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=wbMzdkaMsd0
ブラジルのネットメディア「ア・クリチカ」が、この歌の誕生には、グリーンピース、社会環境研究所(ISA)、ブラジル先住民族議論(APIB)などの団体や、シネデリア、02フィウミスといった映像制作会社のバックアップがあったと紹介している。
「デマルカサォン・ジャ(ただちに土地の境界策定を)」の歌や動画にかかわった人々は個々の才能を駆使して、先住民族の権利、特に、先住民族の生活と文化の継承のために不可欠な彼らの土地の領域の保障を訴えている。
歌詞はブラジルの先住民族が抱えている諸問題と森林保護の重要性と関連付けて、詩的に訴えている。作詞を手掛けたカルロス・ヘンノーは、この歌は「私たちの社会の中でないがしろにされることが多く、先住民への連帯の精神を表わしています」と語った。
ジウベルト・ジウは、この歌は、先住民族の土地の境界に関するルールを妨げる行政措置によって、議会の法案が先住民の権利を脅かしているという闘いの叫びだという。
「これは闘いの叫びの声です」(ジウベルト・ジウ)
キャンペーンのサポーターや参加したアーティストによると、先住民の土地の境界策定が遅れていることが、森林伐採者、鉱物発掘者、不法侵入などによる森林の存在を脅かしているだけでなく、生活している先住民が土地の領有をめぐる紛争に巻き込まれ、彼らの生命を脅かしていると訴えた。実例として、2015年にマットグロッソドスウ州で起きた、農地開発をめぐる紛争で土地を脅かされたグアラニー・カイオワ族の先住民が殺害された例も示した。
「境界策定は、先住民の生活を確保するために不可欠です。彼らの領土を認めないということは、彼らの存在自体を否定するということです」と、キャンペーンの主催者サイドは述べた。
現在、社会環境研究所(ISA)が公表しているデータによると、250以上の先住民のコミュニティが存在し、150種以上の言語が話されているという。同団体によると、ヨーロッパ人がこの土地へやって来た頃には、先住民のコミュニティは1000以上あり、200~400万人いたと推測されているという。
(文/麻生雅人、写真/Wilson Dias/Agência Brasil)
写真は4月25日、ブラジリア。先住民族の土地境界策定などを訴えるデモに参加した先住民族が軍警察と衝突。軍警察は先住民族に対し催涙ガスやゴム弾などを使用した
http://megabrasil.jp/20170426_35293/

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ブラジリア=先住民が権利侵害に抗議してデモ行進=警察と衝突、催涙弾使用も

2017-04-28 | 先住民族関連
ニッケイ新聞-2017年4月27日
 ブラジリアの連邦議会前で25日、先住民の権利が後退していることを不満とする先住民たちが抗議行動を行い、警察と衝突する事態が発生したが、26日にエウシニオ・オリヴェイラ上院議長と会談することで納得し、事態が収まったと25日付アジェンシア・ブラジルサイトが報じた。
 先住民族の権利に関する問題は、26日の上院人権委員会公聴会の議題にもなった。
このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。
http://www.nikkeyshimbun.jp/2017/170427-01topics.html

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「核のごみ」 揺れる台湾 離島に保管、島民は移転要求

2017-04-27 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2017年4月27日 東京朝刊
 アジア初の原発ゼロ政策を掲げる台湾が、原発から出た「核のごみ」に頭を悩ませている。南部の離島・蘭嶼(らんしょ)島には低レベル放射性廃棄物が一時保管されているが、放射線に対する不安のため地元は島外への搬出を求めている。原発の「負の遺産」に揺れる現地を取材した。【鈴木玲子】
 ●「暫定」名目で35年
 「最初は缶詰工場が建設されると聞いて喜んでいたが、後になって放射性廃棄物の貯蔵施設だと聞かされた。ずっとだまされてきた」。蘭嶼島の先住民族タオ族の古老、シャプン・ガナウンさん(80)が憤った。島は広さ48平方キロで台湾本島から約80キロ離れ、人口は約5000人。トビウオ漁が盛んな自然豊かな島だが、南側には台湾電力(台電)の低レベル放射性廃棄物貯蔵施設「蘭嶼貯存場」を抱え、台湾では核のごみ問題の象徴になっている。
「暫定保管」との名目でごみの搬入が始まったのは1982年。今年3月に施設を訪ねると、入り口には「貯存場」の看板があるだけで何を保管しているのか書いていない。しかし施設内に入ると廃棄物を保管する建物23棟が並んでいた。各棟は高さ1・5メートル、地下3メートルの半地下構造。台湾では原発で出た使用済み核燃料を高レベル廃棄物、原発の廃材や廃液などを低レベル廃棄物と分けており、島の貯蔵場には低レベルのごみを詰めたドラム缶が約10万個保管されている。単純計算で2万トン超に上る量だ。
残り (全文1772文字)
https://mainichi.jp/articles/20170427/ddm/016/040/002000c

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アイヌ料理店 「北の屋台」に開店 民族の血「隠さない」 帯広の豊川純子さん、誰でも帰って来られる「小さな家」 /北海道

2017-04-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年4月21日 地方版
 帯広市の観光名所として知られる屋台村「北の屋台」に20日、アイヌ料理を提供する店「ポンチセ」が開店した。店主は、アイヌ民族の血を引く豊川純子さん(40)。幼少期から差別を肌で感じ、アイヌであることを隠してきたが、昨年夏の乳がん手術を経て、出自と向き合う生き方を選んだ。店名はアイヌ語で「小さな家」の意味。「誰もが帰って来られる場所に」との願いを込めた。【鈴木斉】
 帯広で生まれ育った豊川さんは、母の加代子さん(65)がアイヌだ。幼少期からアイヌが差別の対象だと感じ、「いつも(アイヌと)ばれるんじゃないかと思い、隠し続けた」と振り返る。
 地元の高校を卒業してオーストラリアに留学し、現地で出会ったインドネシア人男性と結婚。2人の娘に恵まれた。帰国後はアジア雑貨の店や飲食店などに勤めていたが、昨年8月、乳がんを宣告され、同9月に摘出手術を受けた。再発を気に掛けながら闘病生活を送る中で、「私の人生、アイヌを隠し、避けて生きているだけでいいのか」と、ふと感じた。
 アマチュア歌手として札幌市を拠点にアイヌの音楽活動を続ける、妹の姿も刺激になった。「文化を大切にすることが、かっこよく見えて。自分もやりたいことをやってみようと思った」という。
 店では豚骨を4時間ほど煮込み、骨ごとスープとして味わうアイヌの家庭料理「ポネオハウ」などを提供。「以前はアイヌの料理自体も避けていた。不思議な感じだけど、懐かしくておいしい」と笑顔を見せた。
 北の屋台は20店が小路を挟んで軒を連ねる。3年ごとに継続店も含め店の入れ替えがあり、20日に新期営業が始まった。ポンチセは8席だけの小さなスペース。「アイヌの食文化を知ってほしい。外国人客も多いので、アイヌ文化を世界に広めたい」と目を輝かせ、「少しは伝承活動になるかな」と、はにかんだ。
https://mainichi.jp/articles/20170421/ddl/k01/040/290000c

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色鮮やかパナマの民族手芸 浜松・中区

2017-04-26 | 先住民族関連
静岡新聞 (2017/4/26 08:32)
 色鮮やかなモラ手芸が並ぶ作品展=浜松市中区のマインシュロス・ギャラリー
 浜松市内で中米パナマの民族手芸「モラ手芸」の教室を開く伊達チエさんと生徒の作品展が25日、浜松市中区のマインシュロス・ギャラリーで始まった。30日まで。
 モラ手芸は、カリブ海の島々に暮らす先住民族「クナ族」に約120年前から伝わるキルトアート。モラ手芸の歴史の中でも初期に作られたとされる「オールド・モラ」を参考に制作したタペストリーやクッションなど約60点を出品した。魔よけを意味する赤色を基調に、木綿の布を何枚も重ねて縫い付け、鳥や植物、星座などを色鮮やかに表現した作品が並んでいる。
http://www.at-s.com/news/article/local/west/353129.html

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「土地認めよ」先住民がデモ

2017-04-26 | 先住民族関連
時事通信4月26日(水)9時18分
ブラジルの先住民の伝統衣装に身を包み、真っすぐに前を見据える男性。25日、国内各地に住む先住民の代表者が首都ブラジリアに集結し、デモを行った。彼らが訴えるのは自分たちの土地の「画定」だ。
https://news.biglobe.ne.jp/international/0426/jjp_170426_2157468702.html

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沖縄基地やヘイト問題発信へ 米で先住民族会議が開幕

2017-04-26 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2017年4月26日 07:30
 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】ニューヨークの国連本部で24日(現地時間)、世界の先住民族や各国代表らが集まり、先住民族の権利保護と拡大について話し合う先住民族世界会議が開幕した。沖縄から友知政樹沖縄国際大教授が参加し、2日目の関連イベントで琉球の歴史や沖縄の基地の現状、ヘイト問題を報告する。
 世界中から千人を超える先住民族が参加する今回の会議は先住民族の自決権、土地や資源に対する権利などを認めた2007年の国連先住民族権利宣言から10年の節目。会議では権利保護の現状についての発表や討議が交わされる。
 友知教授は25日、アジア全域の先住民族問題を取り扱う非政府組織(NGO)主催のイベントに登壇し、タイやミャンマー、バングラデシュの代表らと課題を共有する。
 初日の会議に参加した友知教授は「女性の人権問題など、世界各地の先住民族の問題を国際社会に発信することで、問題の解決につなげたいという必死な思いが討議から伝わった。学び合いながら協力したい」と話した。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-485305.html

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古代の人骨、発掘に期待 新潟の人類学准教授ら枝幸のリキピリ洞穴調査へ

2017-04-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 04/26 07:00
 【枝幸】新潟医療福祉大の沢田純明准教授(人類学)と町教委などは30日から、町目梨泊のリキピリ洞穴で後期旧石器時代(3万~1万年前ごろ)の人類化石や石器などの有無を調査する。旧石器時代の人骨は国内ではこれまで沖縄などでしか発掘されておらず、見つかれば、日本人のルーツに関わる貴重な研究資料になる。
 リキピリ洞穴は問牧と目梨泊を結ぶ国道238号沿いの崖面の中腹にある。地名のリキピリはアイヌ語の「リク・ピル」(見上げるような高いところ)に由来する。以前からその存在は知られており、郷土史研究家の間でも、先史時代の人々が住居などに使っていた可能性が指摘されていたが、これまで調査されたことはなかった。続き
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0393325.html

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世界の物を見てみよう グアテマラ ilo itooのものづくり【4月30日(日)まで】

2017-04-26 | 先住民族関連
西日本新聞夕刊=
2017年04月25日 16時31分
 30日(日)まで、福岡県八女市本町のうなぎの寝床。グアテマラに縫製チームを持ち、日本に民族衣装を伝えるilo itooの大久保綾さん、高崎真理子さんによる展示会。マヤ系先住民族が今も普段着にしている巻きスカート「コルテ」を、色や柄、素材など多彩にそろえて展示、販売する。月、火、水曜休み。うなぎの寝床=0943(22)3699。
https://www.nishinippon.co.jp/nlp/event_art/article/324088


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白老・民族共生象徴空間の建設工事スタート

2017-04-26 | アイヌ民族関連
苫小牧民報(2017年 4/25)

白老町の民族共生象徴空間の配置図
大きな写真で見る
 アイヌ文化復興のナショナルセンターとして国が白老町に開設する「民族共生象徴空間」の工事が近く始まる。2020年4月の開設を目指し、ポロト湖周辺の約10ヘクタールの用地に約3年間かけて国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園などを順次整備する。25日午前には湖畔の用地でアイヌ民族の伝統神事「カムイノミ」が執り行われ、関係者ら約50人が工事の無事故無災害を祈願した。着工を心待ちにしていた地元から期待の声が上がっている。
 象徴空間は、国立アイヌ民族博物館と、体験施設や緑地などを含む国立民族共生公園を整備する国家プロジェクト。全国の大学などが研究目的で保管しているアイヌ民族の遺骨を納める慰霊施設も、象徴空間の開設前に整備されることが決まっている。
 工事を所管する道開発局札幌開発建設部によると、今年度の整備面積は約2万2000平方メートル。5月から始まる工事は、国立公園西側の駐車場とエントランス予定地周辺の盛り土作業。町道を挟んで隣接する住宅街との境界に当たる部分で、高さ3・5メートルの盛り土を町道沿いにL字型に設け、1年ほどかけて自然鎮圧する。現場にある樹木の移植は既に始まっている。
 国立博物館予定地にある旧白老観光センターや、3月末で閉館したポロト温泉施設の解体撤去工事なども5月からスタート。11月以降、整備用地の土地が白老町から国へ引き渡された後、12月ごろから国立博物館などの本格的な建設工事に入る見通しだ。
 町も国の動きに合わせ、周辺整備を進める。象徴空間の用地に面する町道ポロト公園線の歩道や大型バス用駐車場の新設、象徴空間隣接地の温泉施設の整備、JR白老駅をまたぐ連絡通路の整備などを計画している。
 国による工事の動きを受け、同町の戸田安彦町長は「いよいよ本格的に始まったと実感している」とし、これから目に見える形で工事が進んでいくことで「象徴空間をまちづくりに生かす機運の盛り上がりにつながれば」と話す。
 地元経済界も歓迎。同町商工会の熊谷威二会長は「建設工事が始まれば、自然と町民も目を向けるようになり、アイヌ文化に対する関心や理解も徐々に深まるだろう」と述べ、工事に伴う経済波及効果にも期待する。
 象徴空間の整備地に隣接する若草町町内会の岩間隆一会長は「工事中の地域の安全確保を求めていきたい」とした上で、「近くに国立施設が誕生することを多くの住民が楽しみにしている」と話した。
http://www.tomamin.co.jp/20170449892

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