先住民族関連ニュース

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【NFL】10人の連邦議会議員、レッドスキンズの名前変更を要請

2013-05-31 | 先住民族関連
NFL JAPAN 5月29日(水)13時34分配信
 ワシントン・レッドスキンズのチーム名について、変更を求める声が挙っていることが分かった。
 AP通信は現地28日に、10人の連邦議会議員がレッドスキンズのダン・スナイダー・オーナー、ロジャー・グッデル・コミッショナー、レッドスキンズのスポンサーである『FedEx』社とNFLの残り31チームに対し、レッドスキンズの名前変更について書簡を送ったことを報じた。
 スナイダー・オーナーは、チーム名変更について先日、変更するつもりはない姿勢をすでに表明している。そのため、連邦議会議員たちは、書簡にはこの論争について多くのことは書いていない。しかし政府関係者は、その書簡を通じて別の進展を感じている。
 今回の書簡には「この国にいるアメリカ先住民の間では、Rから始まる言葉は、アフリカ系アメリカ人にとってのNから始まる言葉、ラテン系の人々にとってのWから始まる言葉のように人種差別的で、誹謗中傷するものと考えている」と書かれていた。つまり、“R”で始まるレッドスキンズ(Redskins)というチーム名は、アメリカ先住民にとっての差別用語と見なされているということだ。なお、この書簡を送ったメンバーの中にはアメリカ先住民幹部会のリーダーが含まれている。
 レッドスキンズの名前については、これまで何度も問題として取り上げられて来ている。しかし、今オフについても立ち消えない話題となるだろう。なお、グッデル・コミッショナーは2013年2月に行われた第47回スーパーボウルで、スナイダー・オーナーの姿勢を支持するとほのめかしていた。http://www.nfljapan.com/headlines/46452.html

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北海道・アイヌ民族博物館で、アイヌ料理や音楽が楽しめるイベント開催

2013-05-31 | アイヌ民族関連
news.mynavi[2013/05/30]
北海道白老郡白老町のアイヌ民族博物館で、アイヌの儀式「チュプカムイノミ」が開催される。日時は6月1日(土)9時~9時30分まで。入場料は、大人750円、高校生550円、中学生450円、小学生300円。
同儀式では、ポロチセ(伝統家屋)を会場に、村人の健康を自然の神々に祈願する。自然神をあがめるアイヌならではのもので、"チュプ"は太陽を、"カムイ"は神を、"ノミ"は儀式を意味するという。
そのほか、同館では「ポロトの週末」と題して、各種イベントを開催。「湖畔のキッチン」では、伝統的なアイヌ料理を湖畔に設置されたキッチンで調理して味わえるという。また、アイヌ伝統楽器トンコリの音色を楽しめる「ポロト湖の響き」、アイヌの祭礼、世界観について語る「エカシとの語らい」なども実施する。
アイヌ語を覚えていくと楽しさも倍増!
同館は、建物の名称や儀式名、楽器名など、聞きなれないアイヌの言葉があふれている。良く使われる言葉には、「イランカラプテ=こんにちは」、「イヤイライケレ=ありがとう」、「チェプ=魚」、「チカプ=鳥」、「エカシ=長老」、「スイ ウ ヌカラ アン ロー=また会いましょう」などがあるとのこと。
http://news.mynavi.jp/news/2013/05/30/206/index.html

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入場者、善戦/アイヌシアター・イコロ

2013-05-31 | アイヌ民族関連
釧路新聞  2013年05月29日
  阿寒湖アイヌシアターイコロを運営する阿寒湖アイヌシアター運営協議会(会長・大西雅之NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長)は28日、2013年度総会を釧路市阿寒町の阿寒湖まりむ館で開いた。今年度の入場者目標を5万8550人に掲げ、特に海外旅行者の呼び込みを強化するなど、誘客活動に取り組んでいくことを決めた。アイヌ民族舞踊専用劇場イコロは昨年4月29日グランドオープン。当初の目標だった5万6550人にわずかに及ばなかったものの、約98%を達成。収支でも黒字を計上し``善戦、、した。
http://www.news-kushiro.jp/news/20130529/201305294.html

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カムイノミで交通安全祈願 美幌峠まつり、100人が参加

2013-05-31 | アイヌ民族関連
北海道新聞 (05/27 12:59)
 【美幌】本格的な観光シーズンを前に、美幌峠を通る車両の安全を祈願する第59回美幌峠まつり(美幌観光物産協会主催)が26日、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」で行われ、美幌、津別両町の観光関係者ら、100人あまりが参加した。
 まず交通安全祈願祭として、美幌神社の井上聡宮司が神事を行い参加者が玉串奉てん。続いて三坂会長ら各団体の代表者が、屋外でテープカットした。
 その後、再び室内へ。道アイヌ協会の豊岡征則副理事長を中心に、美幌、弟子屈、阿寒の3支部20人余りが、神への祈りをささげるアイヌ民族の伝統儀式「カムイノミ」を行った。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/469116.html

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メキシコ洞窟から古代壁画5000点、先住民の存在を初確認

2013-05-26 | 先住民族関連
AFPBB News 2013年05月24日 12:33 発信地:メキシコ市/メキシコ
【5月24日 AFP】メキシコ北東部の山岳地帯で、スペインに征服される以前の古代文明期に描かれた約5000もの洞窟壁画が発見された。当時の狩猟民族が描いたものとみられるが、この地域ではこれまで先住民の存在は確認されていなかった。
 大量の壁画が見つかったのは、米国と国境を接するタマウリパス(Tamaulipas)州ブルゴス(Burgos)の山岳地帯。洞窟や峡谷11か所で、計4926点の壁画が発見された。中でも、「馬の洞窟」と呼ばれる洞窟からは1550点を超える壁画が見つかった。
 メキシコ国立人類学歴史学研究所(National Anthropology and History Institute、INAH)によると、壁画には黄色や赤、白、黒などの顔料が使われ、人間や鹿、トカゲ、ムカデなどが描かれている。このことから、壁画を描いた人々は狩猟や漁などで食料を得ていたと考えられるという。
 また、宗教や天文学的なテーマを描いたとみられる抽象的な壁画もある。いずれも保存状態は非常に良いという。壁画が描かれた正確な年代は不明で、放射性炭素分析などを通じて時代の特定を試みるという。
 この壁画の発見について、サカテカス自治大学(Autonomous University of Zacatecas)の考古学者マルタ・ガルシア・サンチェス(Martha Garcia Sanchez)氏は「これまで先住民族はいないとされてきた地域から壁画が見つかったことで、ブルゴスにおける先住民族の存在を記録することができた」と、その重要性を指摘している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2945922/10795408

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台湾映画:「セデック・バレ」上映 日本統治時代「霧社事件」 

2013-05-24 | アイヌ民族関連
先住民の抗日蜂起を描く−−宮崎キネマ館で25日から /宮崎
毎日新聞 2013年05月23日 地方版
 ◇4時間半の大作
 日本統治時代(1895〜1945年)の台湾で、先住民が抗日を掲げ蜂起した「霧社(むしゃ)事件」。多数の犠牲者が出たこの事件を描く台湾映画「セデック・バレ」が25〜31日、宮崎市の宮崎キネマ館で上映される。九州では初めて。
 映画は1部、2部の前後編合わせて4時間半を超える大作ながら、台湾では2011年に公開されて大ヒットを記録。第48回台湾金馬奨のグランプリを獲得した。メガホンを取ったのは、前作「海角七号」で統治時代の日本人教師と台湾人教え子の恋愛を描いたウェイ・ダーション監督。美術監督の種田陽平さんや、俳優の安藤政信さんら日本人スタッフも多数参加し、日本では4月から東京などで公開が始まった。
 事件は1930年、台湾中部の霧社で起こった。先住民のセデック族約300人が日本の警察派出所を襲った後、日本人学校の運動会に乱入し、日本人の親子ら約140人を殺害した。これに対し、日本が植民地統治のため設置していた台湾総督府は軍を動員し、砲撃や戦闘機による爆撃で鎮圧。セデック側の死者・行方不明者も約800人に上った。県出身の作家で、台湾で旧制高校に通った中村地平は37年、事件をテーマにした小説「霧の蕃社(ばんしゃ)」を出版している。
 キネマ館の青松俊哉さんは「自分たちの文化や誇りを守り抜こうとした先住民の姿や歴史を見てほしい」と話す。チケットは1部、2部各1800円。キネマ館0985・28・1162。【中村清雅】
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20130523ddlk45040626000c.html

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極北の狩猟民カスカ展:市立大特任講師の山口さん、旦過市場で 来月1日にシンポ /福岡

2013-05-22 | 先住民族関連
毎日新聞 2013年05月21日 地方版
 文化人類学を専攻する北九州市立大特任講師、山口未花子さん(36)が、小倉北区・旦過市場の街角センター「大学堂」で、カナダの先住民、カスカに関する企画展「極北の狩猟民カスカ展」を開いている。6月1日まで(木曜・日曜休み)。
 山口さんによると、カスカはアラスカに近いカナダ北西部のユーコン準州などに暮らす。寒冷な森林地帯で主食となるような植物が育たない中、ヘラジカやビーバーを追う狩猟を現在も続けている。
 山口さんは北海道大大学院時代の2006年からユーコン通いを続け、カスカと動物の関係を研究している。4月に市立大に着任したことを契機に、自らの研究を紹介しようと、カスカ展を企画した。現地で撮影した狩猟や生活風景の写真や文献、動物の毛皮を使った靴、手袋など伝統工芸品計約60点を展示している。
 山口さんは「カスカは動物を人間と対等な存在と考え、肉も毛皮も隅々まで大切に使う。極北の森で人間と動物が織り成す霊的な世界に思いをはせてほしい」と話している。
 会場で6月1日午後2時、シンポジウム「狩猟生活の世界」を開く。入場無料。大学堂080・6458・1184。【降旗英峰】
〔北九州版〕
http://mainichi.jp/feature/news/20130521ddlk40040389000c.html

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軍政時の独裁者、有罪は「無効」 グアテマラの裁判所

2013-05-22 | 先住民族関連
日本経済新聞 2013/5/21 23:57
 【ロサンゼルス=共同】中米グアテマラの憲法裁判所は20日、1980年代の内戦中に軍事独裁政権を率いたリオス・モント元将軍(86)を禁錮80年とした10日の判決に関し、担当判事の訴訟指揮に問題があったとして、裁判をやり直すよう命じた。元将軍は判決で、当時、多数の先住民らを殺害したとされていた。
 ロイター通信によると、弁護側はこれまでの裁判で、担当判事の1人が「偏向している」などと主張して異議の申し立てを連発。憲法裁は、こうした異議の扱いに不当な点があり無効と判断した。
 東西冷戦中に左翼勢力を弾圧した中南米の元国家元首が、大量虐殺の罪で自国の裁判所から有罪判決を言い渡された前例はなく、人権擁護団体は10日の判決を「画期的」と高く評価していた。先住民らは無効決定に強く反発している。
 元将軍は有罪判決を受けていったん収監されたが、間もなく体調不良を訴え、入院を続けている。
 元将軍は96年の内戦終結後、右派政党に所属し国会議長を務めるなど長年影響力を保ってきた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM21075_R20C13A5FF1000/

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小倉・旦過市場で「カナダ先住民」展-狩猟民族の暮らし紹介

2013-05-22 | 先住民族関連
秋田経済新聞 2013年05月21日
 小倉・旦過市場の「大学堂」(北九州市小倉北区魚町4)2階の「屋根裏博物館」で、カナダ先住民族の暮らしを紹介する「極北の狩猟民カスカ展」が行われている。
貴重なヤマネコ一頭分の毛皮
 約5坪のスペースに、先住民族の狩猟や暮らしを紹介する写真約30点やヤマネコやビーバーなどの毛皮、伝統工芸ビーズ刺しゅうなどが展示されている。
 北九州市立大学講師の山口未花子さんは、「大学院生として研究課題を求めていたときに、今でも活発に狩猟を行い、それで生計を立てている民族がいると聞いて調査を始めた」ことがきっかけで、以来何度も足を運んで「動物に関する知識や狩猟の技術、神話や宗教実践について学んだ。人々と動物の関係を明らかにしてきた」という。
 北米北部の先住民族としては「イヌイット」がよく知られているが、カスカも同様にモンゴロイド系の風貌が特徴で、自然に対する畏敬の念を持ち合わせ、必要最低限の狩猟を通じて、動物や自然に対して霊的なつながりを尊重しているという。「この展示を通じて、北の大地で今でも繰り広げられている、人間と動物の初源的な関係性に触れていただきたい」と山口さん。
 開催時間は10時~17時。最終日となる6月1日14時から、山口さんのほかにアフリカ「トワ民族」の象狩り研究をする林耕次さん、現役大学生で鷹匠(たかじょう)の南香菜子さん、ソロモン諸島のイルカ漁を調査研究した竹川大介さんらとのシンポジウムも行われる。入場無料。
http://kokura.keizai.biz/headline/628/

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平取町:萱野茂さんのアイヌ民話を英訳版し出版

2013-05-21 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2013年05月20日 21時19分
 平取町の二風谷アイヌ資料館の前館長で参院議員だった萱野茂さん(2006年に79歳で死去)が記したアイヌ民話「風の神とオキクルミ」の英訳版が出版され、携わったメンバーが20日、同町で暮らす萱野さんの妻れい子さん(81)に本を届けた。
 函館ラ・サール高校職員のピーター・ハウレットさん(58)が主宰する「プロジェクト・ウエケペレ」が、アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市)の財政支援で企画。自然を大切にするアイヌ民族のしなやかな感性を高校生に伝えるため、英語の副読本として活用してもらう。同時に、少数民族の存在と課題を国外に伝える狙いがあり、英訳本は海外にも贈る。
 英訳は日本キリスト教団道北センター(名寄市)の宣教師、ロバート・ウィットマーさん(64)と、平取町出身で道内の高校で英語教師を務めた大脇徳芳さん(77)=札幌市=が担当した。
 「風の神とオキクルミ」は、女神のピタカムイがいたずら心でアイヌの村を吹き飛ばすが、アイヌを守る神オキクルミの家だけは壊れないとの内容で、アイヌは最強の神に守られているという民族の感性を表現している。ウィットマーさんは「話に癒しがある。優しさに救われる」と話す。
 メンバーによる萱野さんの民話の英訳版は3作目。民族音楽を背景に英語のナレーションを収録したCDも添付している。英訳版は2400円(税別)で、RIC出版(03・3788・9201)。【斎藤誠】
http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20130520hog00m040002000c.html

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句集:「俺」さらけ出した厳選350句 尼崎の俳人・木割さん、今月出版 /兵庫

2013-05-18 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2013年05月17日 地方版
 ◇下町のプロデューサー、友人ら祝福
 尼崎市の俳人、木割大雄(だいゆう)さん(74)が今月、句集「俺」を出版した。1961年に俳句を始め、84年から13年間、スポーツ紙に阪神タイガースについての俳句を掲載。06年からは伊丹市の小学校で独自に行われている教科「ことば科」で特別講師を務めている。句集に厳選した約350句を掲載した木割さんは「枠にとらわれず自由に生きてきた。句集は生き方そのもので、『俺』をさらけ出している」と話す。【道下寛子】
 22歳の時、結核療養所に入り、俳句の本を読んだことがきっかけだった。五・七・五の短い中にある奥深さを知り、のめり込んだ。
 これまでにさまざまな催しを開き、「下町のプロデューサー」と呼ばれてきた。89〜96年には、キリンビール尼崎工場で落語や芝居、コンサートなどさまざまなイベントを70回以上開いた。93年は沖縄県の「琉球古典舞踊」と北海道の「アイヌ古式舞踊」を合わせた舞台を企画。2011年には東日本大震災前の岩手の風景を伝える写真展を開催した。
 「多くの人との出会いが糧になって俳句が生まれた」と木割さん。14日に開かれた出版記念会には、これまでに開いたイベントなどで知り合った友人ら約150人が集まり、出版を祝った。
 木割さんは「面白がりで人間好きで、行き当たりばったりに楽しくやってきた。俳句は、普通に生きていても書けるものだと伝えたい」と話した。
 句集は2500円。申し込みはNPO法人関西沖縄文化研究会にファクス(06・6433・5789)で。〔阪神版〕
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20130517ddlk28040385000c.html

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メキシコのカルト宗教、バチカンも非難

2013-05-16 | 先住民族関連
ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 5月15日(水)12時27分配信
 メキシコの新しいカルト宗教が勢力を拡大し、バチカンも無視できない状況になった。先住民の宗教とカトリックが融合した独特の民間信仰で、刑務所や麻薬カルテルから広まったと考えられる。
 信者が崇拝するのはハロウィーンもどきの骸骨。大鎌を担いだ死神が、ピンクのシルクやスパンコールをあしらった派手なドレスに身を包んでいる。サンタ・ムエルテ(死の聖人)はもともと男性だったが、キラキラ着飾った姿を女性と見なす人も多い。恐ろしい姿をしているが、信者を無条件に受け入れてくれる。
 メキシコ北西部、シナロア州クリアカンの刑務所でインタビューした若い受刑者は、彼女は仲間だと話す。「サンタ・ムエルテはいつも側にいてくれる。彼女の図柄なら、郵便切手ぐらいのサイズでもかまわない。簡易ベッドの上に掲げれば、その存在をいつも身近に感じることができる」。
 事態を重く見たローマ教皇庁は5月8日、カトリック教会として初めてこの問題に言及。教皇庁文化評議会議長のジャンフランコ・ラヴァージ(Gianfranco Ravasi)枢機卿自ら、「偽物の宗教であり、神への冒涜に値する」との声明を発表した。
 カルト問題にめったに触れないバチカンだが、サンタ・ムエルテは特別らしい。その異様な姿や不可思議な教義も目障りだが、カトリック教会の伝統儀式の盗用も問題視している。
 メキシコでは、貧困や病気に苦しむカトリック信者が苦行を行う場合がある。膝をついて延々と歩き続けたり、背中にサボテンを縛り付けたりするらしい。ローマのカトリック教会が認める行為ではないが、運勢を変える最後の手段としてすがる信者が後を絶たない。
 サンタ・ムエルテ信仰は、それでも困窮から抜けられない人々の間に浸透した。このため、礼拝の作法に見られるカトリックの影響も無理はない。
 最も有名な巡礼地があるメキシコシティの繁華街では、カトリックのロザリオの祈りを唱える信者の脇で、聖なる死神を抱いた若者が膝歩きしている。香を焚く代わりにマリファナを吸い、吐き出した煙をムエルテに捧げる者もいる。
 しかも多くの巡礼者が、いまだ敬虔なカトリック教徒を自負している状況は、カトリック教会にとって頭が痛い。サンタ・ムエルテの礼拝所とカトリック教会を同一視する、自称「司祭」も出てきたほどだ。
 バチカンから見れば、このカルトは偽物の宗教であり、カトリックと何ら関係はない。さらに、2012年に発覚した事件のような残虐性もはらんでいる。聖なる死神に生き血を捧げるため、少年2人と44歳の女性が信者8人に殺害された。
 その一方で、カトリック国メキシコでも信者激減に歯止めが効かない状況がある。異教崇拝に傾いているとは言え、カトリックへの帰依を捨てない多くの信者を失いたくないようだ。
 ラヴァージ枢機卿の声明は公式な非難ではなく、あくまで教皇庁高官個人の発言である。カトリック教会の立場は明確になったが、敬虔な信者たちを切り捨てたわけではない。
 この取材では、優しさと気性の荒さを併せ持つエンリケータ・ロメロ(Enriqueta Romero)という女性に密着した。彼女は誰の手も借りず、ほとんど1人でカルトの布教に励んでいる。
 ロメロは月に一度、数千人が唱えるカトリックのロザリオの祈りを指揮しているが、カルトの伝道も行っている。
 話を聞くと、彼女自身は敬虔なカトリック教徒だが、サンタ・ムエルテも信仰している。そこに矛盾は感じないという。
 ローマ教皇庁の反カルト姿勢に話が及ぶと、場の空気がガラッと変わった。「好きなようにすればいい。そんなことより、教会に人が集まらない現状をどう考えているのかしら」。
 メキシコには、死の聖人を信奉するカトリック教徒が多い。バチカンの意に反する行為だが、誰が何と言おうと独自の信仰が絶えることは今後もないだろう。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130514002

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きょう5・15 新しい沖縄のあり方を問う

2013-05-16 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 5月15日(水)10時39分配信
 沖縄の本土復帰について考える講演会「『日本復帰』41年を問う沖縄集会」(主催・5・15を問う沖縄行動実行委員会)が14日、浦添市のベッテルハイムホールであった。沖縄国際大准教授の友知政樹さん(40)や琉球大大学院生でオキスタ107共同代表の親川志奈子さん(32)らが、沖縄の本土との関係やこれからのあり方について講演。約110人が聞き入った。
 友知さんは「ヤマト日本の沖縄経済侵入」と題して講演。復帰後、県の完全失業率が全国平均の約2倍で推移している原因の一つを本土からの人口流入にあると指摘した。2000年以降、ほぼすべての月で県内労働市場への流入人口が流出人口を上回っているデータを挙げ「ウチナーンチュの働き口がとられている。いくら(資本を)流してもしみこまない『砂漠経済』とも呼べる状態だ」と分析した。
 親川さんは「国連の脱植民地化運動」と題して講演した。国連が日本政府に対し08年、「琉球民族を国内立法下において先住民と公的に認め、文化遺産や伝統生活様式の保護促進を講ずること」と勧告した事実を重要視。先住民としての4条件「儀式、歴史、土地、言語」がすべてそろっているとして、「国連は自分たちで組織して権利を守ってくださいと言っている。先住民族というツールを使って自己決定権を行使することができる」と訴えた。
 さらに、活発になる沖縄独立議論について「沖縄県という状態を維持したままなのか、自治州なのか、完全になのか、独立のあり方を考えてみることもおもしろい」と提案した。
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-05-15_49259

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平愛梨&天野ひろゆきがコスプレでアーミー・ハマー歓迎

2013-05-16 | 先住民族関連
スポーツ報知 5月14日(火)7時1分配信
 ディズニー映画「ローン・レンジャー」(ゴア・ヴァービンスキー監督、8月2日公開)でジョニー・デップと共に主演を務める米俳優アーミー・ハマー(26)の来日記者会見が13日、都内で開催され女優の平愛梨(28)と、お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆき(43)がゲスト参加した。
 覆面のヒーロー、ローン・レンジャーと先住民の戦士トントが巨悪に挑むアクション超大作。6月から展開される同作の写真投稿コンテスト特別審査員を務める天野と平は、ローン・レンジャー役のアーミーの初来日をカウボーイファッションで歓迎。アーミーに「パーフェクト! 僕よりハットが似合っているよ!」と絶賛された平は「久々に女の子らしい気分です!」と顔を赤らめた。一方、マスクをつけてローン・レンジャーになりきった天野が「おおっ、キモサベ!」と“友達”を意味する、作中の決めゼリフを連呼すると「僕より先にオーディションをしていたら、きっと役をとられていたね」といい、会場は笑いに包まれた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20130514-OHT1T00004.htm

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ローマ法王フランシスコ、約800人を「聖人」に認定

2013-05-16 | 先住民族関連
(CNN)2013.05.13 Mon posted at 12:22 JST
ローマ法王フランシスコは12日、サンピエトロ広場で行ったミサで、就任以来初めて「聖人」を認定する聖列式に臨んだ。ローマ法王庁がウェブサイトを通じて発表した。
フランシスコ法王は、コロンビアとメキシコの女性聖職者2人と、15世紀にイスラム教への改宗を拒んで斬首されたイタリアの聖職者800人を、新たに聖人に認定した。
コロンビアの女性聖職者ラウラ・モントーヤ(~1949)は、当時の同国でまだ人として扱われていなかった先住民と共に30年間暮らし、先住民に希望を与えたとされる。聖列式のミサには同国のサントス大統領も出席した。
メキシコの女性聖職者マリア・グアダルペ・ガルシア・サバラ(~1963)は「マザー・ルピタ」の名で知られ、同国で宗教弾圧が行われた1920年代に聖職者が身を隠すのを助けたほか、貧困者や弱者の支援に生涯をささげた。
一方、イタリアの聖職者800人は、アドリア海に面したオトラントの町で1480年、欧州を征服しようとしたイスラム勢力に襲撃され、殺害されたと伝えられる。
フランシスコ法王は、「世界の各地で今も暴力に苦しむ多くのキリスト教信者を神が支え、善をもって悪に応える勇気と信仰を与えられますように」と語りかけた。
http://www.cnn.co.jp/world/35031955.html

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