くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「スイカのタネはなぜ散らばっているのか」

2018-08-28 07:40:41 | 自然科学
 8月上旬、息子の三者面談がありました。
 階段を上って踊り場で足を止めると、図書室のインフォメーションがあります。
 春先は「本屋大賞」の歴代図書が司書さんのコメント入りで紹介されていました。
 司書さんは、息子の友達のお母さん。今回は、新着図書情報でした。
 そのなかでわたしが読みたいと思ったのが、「スイカのタネはなぜ散らばっているのか タネたちのすごい戦略」(草思社)。稲垣栄洋、絵・西本眞理子。
 さっそく図書館で借りてきました。
 タネというのは、とにかく自分のエリアを広げて芽吹く使命があるのだなと思わされました。
 栄養分にあたる部分が、それぞれの植物で違う。米、大豆、林檎の例が印象的です。
 南瓜の果肉が残っていると、発芽が制限されてしまうというのも驚きました。
 だって、南瓜なんて畑の端っこにも自然に生えてくるものでしょう?
 果肉に、発芽を妨げる物質があるのだそうです。
 その他にも、種の外側を硬い殻が包んでいるもの(梅とかアーモンドとか)も多いと感じました。
 意外だったのは、みかん。接ぎ木で増やすので、タネが入っているのは、他の柑橘類と受精したものだそうです。
 わたし、給食に出たみかんを植木鉢に埋めたら芽を出したことがあるけど、こういうの新種なんですかね?(十五センチくらいで枯れました)
 子孫を残すために植物が工夫していることがよく分かりました。
 息子にもおすすめしておきたいと思います。わたしはもう返したので、学校から借りてきてね。

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