今年も残すところわずかです。いろんなことがあって、なにかと気忙しい一年でした。例年よりも年間読破数は少ないように思います。とりあえず、今年もベスト本を並べてみましょう。
1「ゴーストハント」小野不由美(いなだ詩穂)
2「銀盤が溶けるほど」久保寺健彦
3「しらべる力を育てる授業!」赤木かん子&塩谷京子
4「あなたの恋人強奪します」永嶋恵美
5「先生と僕」春日ゆら
6「4ページミステリー」蒼井上鷹
7「聖夜」佐藤多佳子
8「鉄のしぶきがはねる」まはら三桃
9「突然僕は殺人犯にされた」スマイリーキクチ
10「柿のへた」梶よう子
特「くるねこ」くるねこ大和
今年一月、図書室に入れようと「ゴーストハント」を購入。二冊めまで買ったあとに地震があり、図書室は立入禁止、わたしは転勤、その後入荷予定なしで、なんだか非常に切ない。で、結局自分で買いました。まんがもリライト前の文庫も、もう販売されていない続編も、とにかく今年は読みふけりました。筋はほとんどわかっているのに、読まずにはいられない。小野さんの本も結構再読したと思います。とにかく今年の一位はこれをおいてない。
それから、去年の暮れに入手していたのに、結局年明けに読んだ「聖夜」。やっぱりクリスマスに読めばよかったと思ったものですが、なんと課題図書に選ばれて嬉しかったんです。が、わたしの周囲の先生方には不評で悲しかった……。ある人は、「主人公がマザコンとしか思えず、挫折」といっていて、あれをそう読み取るのはどうなのかと苦悩しました。
今回は入れなかったんですが、有川浩「県庁おもてなし課」を読んだあとに、宮城にパンダがくるかもとのニュースが流れて色めき立ちました。でも、意外と反対意見が多くて、驚き。神戸のときはどうだったんでしょう。ディベートのネタにしようと思って探したんだけど、結構苦戦しました……。
今年知って本を探し求めた作家といえば、永嶋恵美、蒼井上鷹、梶よう子。
トリッキーなものもスタンダードも、わたしは好きです。一冊しか出てないけど「アナザー修学旅行」の有沢佳映さんももっと読んでみたい。
図書室活用の調べ学習についても、もっと提示していかなければならないと感じます。赤木さんの様々なアプローチは参考になりました。塩谷先生の土台作りとかサポートも効いている。わたしは、レファレンスに興味があるので、そういうことをやらせてみたい気がします。まずは蔵書を増やさなくては……。(レファレンスをとりあげた「夜明けの図書館」もいいまんがです)
久保寺さんの短編はバラエティーにとんでいておもしろい。「銀盤」の菜摘が、亡くなったお父さんを思う場面に、涙しました。
漱石の周辺のことに関心をもってしまうまんが、「先生と僕」も早く三巻が出ないかと心待ちにしております。「次の一冊」につながる本、好きなんです。
今年もお世話になりました。2012年も、時間の許す限り読みたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
1「ゴーストハント」小野不由美(いなだ詩穂)
2「銀盤が溶けるほど」久保寺健彦
3「しらべる力を育てる授業!」赤木かん子&塩谷京子
4「あなたの恋人強奪します」永嶋恵美
5「先生と僕」春日ゆら
6「4ページミステリー」蒼井上鷹
7「聖夜」佐藤多佳子
8「鉄のしぶきがはねる」まはら三桃
9「突然僕は殺人犯にされた」スマイリーキクチ
10「柿のへた」梶よう子
特「くるねこ」くるねこ大和
今年一月、図書室に入れようと「ゴーストハント」を購入。二冊めまで買ったあとに地震があり、図書室は立入禁止、わたしは転勤、その後入荷予定なしで、なんだか非常に切ない。で、結局自分で買いました。まんがもリライト前の文庫も、もう販売されていない続編も、とにかく今年は読みふけりました。筋はほとんどわかっているのに、読まずにはいられない。小野さんの本も結構再読したと思います。とにかく今年の一位はこれをおいてない。
それから、去年の暮れに入手していたのに、結局年明けに読んだ「聖夜」。やっぱりクリスマスに読めばよかったと思ったものですが、なんと課題図書に選ばれて嬉しかったんです。が、わたしの周囲の先生方には不評で悲しかった……。ある人は、「主人公がマザコンとしか思えず、挫折」といっていて、あれをそう読み取るのはどうなのかと苦悩しました。
今回は入れなかったんですが、有川浩「県庁おもてなし課」を読んだあとに、宮城にパンダがくるかもとのニュースが流れて色めき立ちました。でも、意外と反対意見が多くて、驚き。神戸のときはどうだったんでしょう。ディベートのネタにしようと思って探したんだけど、結構苦戦しました……。
今年知って本を探し求めた作家といえば、永嶋恵美、蒼井上鷹、梶よう子。
トリッキーなものもスタンダードも、わたしは好きです。一冊しか出てないけど「アナザー修学旅行」の有沢佳映さんももっと読んでみたい。
図書室活用の調べ学習についても、もっと提示していかなければならないと感じます。赤木さんの様々なアプローチは参考になりました。塩谷先生の土台作りとかサポートも効いている。わたしは、レファレンスに興味があるので、そういうことをやらせてみたい気がします。まずは蔵書を増やさなくては……。(レファレンスをとりあげた「夜明けの図書館」もいいまんがです)
久保寺さんの短編はバラエティーにとんでいておもしろい。「銀盤」の菜摘が、亡くなったお父さんを思う場面に、涙しました。
漱石の周辺のことに関心をもってしまうまんが、「先生と僕」も早く三巻が出ないかと心待ちにしております。「次の一冊」につながる本、好きなんです。
今年もお世話になりました。2012年も、時間の許す限り読みたいと思っておりますので、よろしくお願いします。