『完成した物置小屋』
昨年の9月に作り始めた物置小屋が完成しました。
縦トイがなかなか取り付かない状態でしたが、この夏、意を決して縦トイを取り付けて完成となりました。作り始めてから、1年です。
途中経過は、21年1月16日、20年11月5日のブログにて紹介させて頂きました。御参考にしていただくと経緯がわかります。
この物置小屋の特徴は、古い家の門をベースとして古材や廃材,残材を利用して製作をしたことです。
約1.5坪ほどの大きさです。
色々苦労をしましたが、1番の問題は、すでに屋根がある状態で、如何に基礎を正しい位置に水平に設定するかでした。解決方法は、門の支柱を基本に考え、支柱をまず垂直に立てて、支柱に水平な木を打ちつけこれから垂線を垂らしこの長さが同一となるようにして高さと位置を決めました。
外壁は、古家の雨戸を利用しました。雨戸は、上端を木で挟んで留め、下は戸の戸車が入る溝に木を挿入して留めてあります。木の部分が出ないようにするため、雨戸を木の上側になるようにして雨水の影響を少なくなるようにしました。屋根は、廃材のトタンと残材のトタンを利用しました。片面は廃材、もう一面は、残材です。廃材のトタンは既に開いている釘穴に釘が打てるようにそろえる作業があり、苦労しました。どうしても釘穴が合わないときは、その上に更にトタン板を重ね釘穴を塞ぎました。残材のトタン板は、長さが足りず、2枚を継ぎ足さなければならず、位置あわせが難しく思ったようには上手く出来上がりませんでした。
そして、屋根上の作業は、つるつる滑るので落ち着いて作業が出来ません。こんなに滑るものかと驚きました。ロープを張り、それに掴まって作業をしました。無理な格好をして作業したため腰の筋肉が痛くなってしまいました。そんなこともあり「まあまあか」というところで完成としました。
出入口は、古家のアルミ製玄関戸を利用しました。
アルミ製の枠はへなへなしていて取り付けに苦労しましたが、上手く取り付けられたと思っています。
全体の出来具合は、「まあまあ満足」というところでしょうか。
これから、ここを野外作業の拠点として使っていきたいと思います。
製作に当って新たに購入したものは、棟に取り付けた山形のトタン板、トイの集水器、トイ受け金具、外壁上部に使用したプラスチック波板、基礎の羽子板付き沓石などです。
金額的には、1万円程度です。
市販の同程度の金属製の物置が10万~30万円程で購入出来ますから、金額的には10分の1から30分の1となりますが、製作の労力を考えると市販の物置の方が安く思えます。ただし、廃材、残材、古材を捨てることなく活用したこと、製作に当って色々勉強できたことは、大変有益なことでした。
ちなみに、この物置小屋製作は、同時期に家屋工事技師養成講座(日本創芸学院)を受講していたので、講座の実習報告にも使いました。
「家屋工事技師」の資格認定を受けることもできました。
『新フレーム』
もう1つこの夏作りました。
棚を作るとき、底辺を強固にするために、連結された脚としたフレームを使っていますが、下面の接地面積が大きくなってしまいます。
地面に密着する面積を少なくし、腐食を抑えられるように、4本の脚が独立したフレームが欲しいと思ったので、今回新たに作って見ました。
当然のことながら、締結に使っているコーススレッドを除き、すべて廃材で作ってあります。
この棚は、今回の物置小屋の棚として利用しています。
8月も終わりです。以上、夏(休み)の自由課題の報告でした。