≪アシナガバチの巣≫
寒くなって、虫たちの姿が見られなくなりました。でも、夏の間に活躍した痕跡があります。これは、家の軒下に作られた立派なアシナガバチの巣で、ゆうに直径20cmほどあります。
「ハチが巣をかけると火災にあわない」と言われます。逆に火難を受けると言う土地もあるようですが、一般的にはハチの巣は、厄病除よけとして知られています。
この家にお住まいの方がこの巣を大切にされています。
『竹との戦い』
女竹が生茂ってしまったので、これを伐採しました。伐採には、延べ2週間くらい掛かりました。始めは、ナタ鎌で刈ったのですが、切り口が鋭く斜めになるので、ノコギリに変えて伐採しました。時間は掛かるのですが、切り口が平らになるのと短くすることが出来るので、伐った跡が綺麗です。
平均一束10kg強、約30束で、320kgあります。
伐採はできたのですが、処分ができません。今まででしたら、野焼きにして灰にしてしまうのですが、条例等によって大量の処分ができません。業者に頼むと竹は、木と違って利用価値がないとかで処分代が高くなります。横浜市資源循環局に相談しました。焼却工場に自ら搬入すれば、13円/kgで焼却してもらうことができることがわかりました。ところが、磯子区には、焼却工場がありません。お隣の金沢区の工場に持ち込むことになります。また、50cmを超えると破砕機にかけなければならないとのことですが、金沢工場には破砕機がありません。50cmを超えたものは、磯子区の場合、鶴見工場に搬入することになります。但し、この場合も3mを超えることはできません。かろうじて、竹の束は3m以内でした。
でも、320kgもの物をどうやって鶴見まで運ぶのか?もう法律など関係無く野焼きにしようかと思いました。「野焼き禁止」の条例も結構ですが、それでは困る人が出た場合の対処についてもしっかりしておいてもらいたいものです。
幸い、運んでいただけるところが見つかり搬入の問題は解決しました。
ところが、鶴見の破砕機が修理中とのことで、最終的に、もう一箇所破砕機のある旭工場に搬入することになりました。
搬入の日、計量器を通って工場内に入ると、ところどこらに職員の方が防塵マスクをして立っています。防塵マスクというより防毒マスクのような形をしているので、まるでガス室へでも送られる感じです。竹にとっては、正に処刑場です。
破砕機をちょっと覗いてみました。長さ5m、直径1m以上あるでしょうか?大きな銀色のローラが2本見えました。
竹をゴミとして処分してしまうのでなく、何かに利用したいと思っています。
今回、菊を栽培している方が、伐採された竹の束を見つけ、大菊の支えに良いと、数束利用していただきました。本当に嬉しく思いました。
竹を必要とする方が、いらっしゃいましたら、遠慮なくお声を掛けてください。
今年、10月1日に磯子区は、区政80年を迎えたそうです。磯子区制80周年記念事業キャッチフレーズは「海がある 自然がある 未来がある」だそうですが、自然と共生して自然を守ることは大変なことです。今後もキャッチフレーズのような 磯子区にしていくならば、キャッチフレーズに終わらせない具体的な対策、支援があっても良いのではないかと大変強く思っています。決して自然はただ放っておけば良いというものでないことを認識して欲しいです。