海外で新型インフルエンザの感染が広がっていることから県内ではアメリカの学校との交流事業を中止したり、延期したりする動きが広がり始めています。
このうち高島市では、おととしから市内の中学校がアメリカ・オレゴン州のポートランド市の中学校との間で交流事業を行っています。今年度も来月末から5日間、アメリカの中学生20人を受け入れて、中学校の体験入学やホームステイを行うほか、10月には、高島市の中学生もアメリカに短期留学する予定でしたが、今年度は中止を決めたということです。
また栗東市では姉妹都市であるアメリカ・ミシガン州のバーミンハム市との交流事業で来月、中学生8人と引率の教師を受け入れる予定でしたが、5月12日までに受け入れの延期を決めました。
近江八幡市では今月8日から来日する予定だったアメリカの中学生の受け入れを延期することを、すでに決定しています。
県教育委員会によりますと、大津市や彦根市など県内のほとんどの市町で今年度の海外交流事業を実施するかどうかあらためて検討しているということです。
(5月12日、NHK大津放送局・電子版)
http://www.nhk.or.jp/otsu/lnews/04.html