滋賀県は9月30日、大津市伊香立途中町の「途中トンネル有料道路」(500メートル)について、無料化も含めて検討する方針を明らかにした。結論は今後3年以内に出すとしている。
国道367号にある途中トンネルをめぐっては、有料区間を避けようとする車が測道の市道を経由するため、市や地元自治会が無料化を要望している。
県の田村秀夫土木交通部長は同日の県議会答弁で、本年度内に実施される一部無料化や割引などの社会実験の結果も判断材料にするとした。
大津市広域事業調整課は「長年の要望がようやく届いた。早期の無料化に向けた結論が導きだせるよう、今後も県と協議を進めていきたい」としている。
途中トンネルは、県道路公社が1988年に建設。事業費15億円は通行料で償還し、2018年に返済が終了する見込み。
(9月30日付け京都新聞・電子版)
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