いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

プラドに行きたい

2009年04月19日 12時28分41秒 | 欧州紀行、事情

■やれやれの顔、顔

        

やれやれ顔のみんなが慢然と彼らの視線を向けている(居眠りしている人も複数だが)先の人物は、カスティーリャ女王・フアナ。

当の女王様は、鬼気迫る気配を発し、目がらんらん。そう、ガイキチなのだ。

フランシスコ プラディーラ・Y・オーティス作: 『狂女フアナ』 全体図

■この歴史的風景は1506-1508年のある冬の出来事を、1877年にフランシスコ プラディーラ・Y・オーティスが"再現"した歴史絵画。

棺の中の人物はハプスブルグ家の御曹司のフェリペ。丸2年にわたりカスティーリャ女王・フアナは家臣を引き連れ、棺とともに彷徨した。

そんな彷徨中のある日の風景を描いたのが、『狂女フアナ』。

ウィキペディア:フアナ (カスティーリャ女王)

■プラド美術館にあるはずなのだけれども、2007年7月に行った時、見た記憶がなかった。事前にこの絵は知っていたのだが、絶対見ようという優先順位が高くなかったので、見たか見なかったのかもはっきりしなかった。なにせ、プラド美術館にはすごい絵が多すぎるのに、時間がなかったし。

■最近調べたら、元々『狂女フアナ』はプラド美術館の19世紀館に展示してあったとのこと。さらに、19世紀館は大改修のため2007年7月には閲覧できなかったらしい。当時、プラド美術館全体が工事しているなというのは覚えている。そして、その『狂女フアナ』を含む新館は2007年10月にオープンしたらしい。プラド美術館の新館が公開

■ファナティックの語源が、カスティーリャ女王・フアナから来たというのは、違うらしいです。Google: ファナティック 語源

愚ブログに現れたる "ファナティック"



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