いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

大衆の一滴、反逆す! ホセ・オルテガ・イ・ガセット通り、へ

2007年09月03日 20時50分40秒 | 欧州紀行、事情

- -  この歴史的現象を把握する最善の方法は、おそらく、われらの時代の特徴のなかで、はっきりと目に見えるものをとりだして、視覚的に訴えることだろう。この特徴を分析するのは簡単ではない。だが、記述するのは、いたって容易である。私はこれを、密集、充満の事実と名づける。都市は人で充満している。家々は借家人でいっぱい。ホテルは旅行客でいっぱい。汽車は旅客でいっぱい。喫茶店はお客でいっぱい。散歩道は歩行者でいっぱい。・・・・・・  『大衆の反逆』、オルテガ。



スペインはマドリッドの通りは、序数で即物的に番号を割り振られた札幌の通りと違って、固有名が付いている。そして、固有名が与えれた通りには、それにふさわしい絵タイルが表示されている、らしい。上の画像は Descalzas 通りの絵タイル。


さて、マドリッドには、オルテガ・イ・ガセット通りがある。 どんな絵タイルなのか?見に行った。大衆の反逆の実践にほかならない。大衆の反逆 (中公クラシックス) (新書)

ある朝、おいら・大衆の一滴、反逆作戦に参戦、ひやかしに行く。









朝9時。さすが「密集という事実」を嫌悪しただけってか、人通り極めて少なし。
ちなみに、絵タイルはなし。 絵タイルは中心街の由緒ある通りに限られているとのこと。 由緒なき、ホセ・オルテガ・イ・ガセット通り! 残念。


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