■ノーベル化学賞にイスラエル人学者 「準結晶」発見のシェヒトマン氏(ニュース[1])
Quasicrystals -- 未だに神秘的な固体の第3の形態--
「その論文はまるでテニスの壁打ちのように瞬時に戻ってきました。結晶学を勉強し直しなさいというレフリーコメント」
おいらは、日頃、基礎から勉強し直しなさいと、しばしば言われる。そして、自らも思う。
ネットでもいわれた→もう少し基本から。
あ~、おいらはノーベル賞の近くにいるんだなぁ~と思い、豚のようにぐっすり眠った。
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おいらの故郷にペンタゴンがあったと知る。取り壊されて、今には至ってない(と思う)。
愚記事; An e-mail from the former Camp Crawford より
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化学賞にイスラエル人学者 「準結晶」発見のシェヒトマン氏
【ロンドン=木村正人】スウェーデン王立科学アカデミーは5日、2011年のノーベル化学賞を、結晶でもアモルファス(非晶質)でもない固体の状態である準結晶を発見したイスラエル工科大特別教授のダニエル・シェヒトマン氏に授与すると発表した。
同アカデミーは授賞理由について、「スペインのアルハンブラ宮殿などアラブ世界の魅惑的なモザイクを原子レベルで再現したともいえる準結晶の発見は、科学者の間で数学と芸術の融合と評されている」と説明している。
原子配列が周期的な固体が結晶、不規則なものがアモルファスだが、準結晶はそのいずれにも属さず、原子配列に一定の規則性があるにもかかわらず周期性はない。
シェヒトマン氏は1982年4月、アルミニウムとマンガンの合金を急冷によって作った際に準結晶を発見した。これは、サッカーボールの表面を作るには五角 形と六角形が必要なのに六角形だけでできたサッカーボールを見つけたのに等しい。当時の常識からは考えられず、シェヒトマン氏は研究室から退去を求められ たという。
今ではさまざまな物質から準結晶が発見され、フライパンやディーゼルエンジンの素材など日常生活でも広く活用されている。
授賞式は12月10日にストックホルムで行われる。賞金1千万クローナ(約1億1千万円)が贈られる。