いいりん ☆ ゆつくりえいと☆

未知な木、みちの創作メモ。面白いことを取り込んで、PUREに創ります。
それは有形無形、編んだり解いたり・・・

ル パーシモン

2017-11-18 10:45:40 | Weblog
柿は
実を
水の
上に

鳥は
見て
今は
啄ま
無い。


陽が
色を
増し 

柿は
橙色

街を
歩く
人は
紅い
葉を
見て
札を
読み
柿と
知る

然し
実に
気が
着か
無い。





ゴシチゴ
五七五は

ペルシアのことば
アッカドのことば
地中海のことば達
馬が運んだことば
舟が伝えたことば
漢字を使う文化圏

集めて馴らして
行くうちに

耳で伝え合ううちに

記憶に適したリズムになっていった

そんな気がします。
凡て混ざりました。

で、それより前、或いは
それより辺境では

どうかな?と思い至る。

それで、こんな短い歌 


池の水の上に出た枝に
なっている
美味しそうな真っ赤な柿

なぜか鳥は見逃してくれています

水面の鴨がときどき近くを通るのみ。

散策する人は、手前の表示を読むだけ。





十人のうち二人が、
木の全体を見て

十人のうち一人が、
柿の実に気づいた

木を見て森を見ず
いや、
言の葉を見て木を見ず
かな。

あらら
都会の人よ。

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