感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
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次に来るもの2 

2007-06-26 | 青木語録
フロリダのスタイン先生とときどきスカイプでやりとりをしています。 ある日のこと、ネットのニュースで日本の麻疹アウトブレイクを知った先生は「い、いったい何がおきたんだ!?」とびっくりしていました。 日本の実情を知らない先進国のドクターにはおそらく奇想天外にみえたことでしょう。 一番コスト安に集団に免疫をつけているんだ・・・というのはもちろんブラックジョークです。 周囲の人に「自然になるのが一番い . . . 本文を読む

次に来るもの

2007-06-25 | 青木語録
市中肺炎の原因菌は? 1番に、肺炎球菌、2番目に肺炎球菌、3番目、4番目も肺炎球菌、ずーーと肺炎球菌です。暇になったらマイコプラスマや、インフルエンザ菌なども考えて。そして黄色ブドウ球菌は第38番目」というのが自分が良く使用するJokeです。これを理解すると肺炎球菌の肺炎を見て「当たり前」と思えるし、黄色ブドウ球菌の肺炎を見て「何か変だ」と考える事が出来るのです。 「黄色ブドウ球菌の肺炎」を . . . 本文を読む

大型トレーラーとオートマチック乗用車の違い

2007-06-25 | 青木語録
偶然だと思いますが、最近、続けて若手や中堅の先生から「そろそろHIV感染症診療を始めたいが難しいでしょう?」という質問を受けました。 自分の回答は「例外を除き、ずっと易しくなったという印象」です。(8段ギアの大型トレーラーとオートマチック乗用車の違い)。 実際、最近のHIV・AIDSの学会発表によると、カクテル療法開始2-3年後のCD4陽性リンパ球の上昇率やウイルス量の抑制成功率は遙かに改善し . . . 本文を読む

APIC(えいぴっく)がはじまります

2007-06-25 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
いろんなことが高度に技術化していくなかで、感染管理の基本である手洗いの徹底が難しいというアナログな問題が常にあります。 その昔、私が講演スライドを作っている横で、小学生の息子が「手洗いを教えるの?」と聞きました。そうだよ、というと話をするのは(いつもは大人相手なのに)話をするのは小さい子なのか?と聞きます。 いーや、大人なんだよ、しかも病院で働く人なんだよ・・・手を洗わないとどうなるか知ってい . . . 本文を読む

7/14 北東北感染症対策フォーラム2007

2007-06-24 | Aoki Office
主催者の方から案内をいただきました。 問い合わせ先は下記です。 大正富山医薬品株式会社 仙台支店 青森営業所 TEL 022-267-2565 *******************************************                日時:平成19年7月14日(土)15時30分~ 会場:ホテルニューキャッスル    http://www.newcastle.co. . . . 本文を読む
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若手に流行中

2007-06-24 | Aoki Office
東京は梅雨だかどうだかわからない小雨の日曜日です。土日でも感染症関連ニュースは世界をかけめぐっています。が、、、 京都の藤田先生にコメントいただいた、 ・・・・「ナマの青木先生」になるべく暴露する機会をつくり、京都中の若い医師が暴露後、潜伏期なく、発症し、さらに次の医師へと二次感染し、感染が拡大するよう機会をつくりたいと思います。・・・ このひねりに編集部一同うなりました。事務局・編集部も感 . . . 本文を読む

麻疹@旅行業界

2007-06-24 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
今回の騒ぎで「今後のために」と動き出したところがいくつもあります。 旅行関連会社向けのセミナーでも麻疹をとりあげるそうです。 http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=30012 外務省のHPでは旅行者に注意喚起 「外国で麻しんを発病した場合や疑われた場合は、その国の当局から行動制限を受ける可能性がありますので、 . . . 本文を読む

名古屋 若手医師セミナー@ろうさい病院

2007-06-23 | 青木語録
自分が講義をしているのは、臨床に出てまもない若手の医師が多いです。 各地で開催できるのは、若い医師を育てようという熱い指導医がいるからともいえます。 中部ろうさい病院で開催された若手医師セミナーは、はじまってから8年がたちました。 今日まで続いたのは中部ろうさい病院で研修医を育ててこられた現・名古屋大学助教授の伊藤先生、藤田保健衛生大学の藤田先生の存在が大きかったです。 そして両先生が育てた若手 . . . 本文を読む
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海南病院に行ってきました

2007-06-23 | 青木語録
海南病院へうかがうのはこれが3回目です。 今回は特に総合力アップ、そして研修医のレベルがとても高くなっていることが症例検討会のやりとりのなかで感じられました。 また、海南病院には感染管理の分野で有名な島崎豊看護師長がいらっしゃり、医師だけでなく病院としての取り組みの質も高いことが知られています。 脇坂先生はじめ院内で地道に取り組まれている先生方の成果にこちらも励まされました。ますますのご発展 . . . 本文を読む
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世界が注目;日本のタミフル調査

2007-06-22 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
CIDRAPのニュースに日本のタミフル調査がとりあげられていました。 なにがすごいといって、研究レベルとかそういうことではなくて、その出回っている「量」なわけですが・・・。こんなに使われている国(世界の約70%)は日本だけ、となると注目度はやはり高いですね。 http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/panflu/news/jun2007 . . . 本文を読む