鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

鶴岡地区医療情報ネットワーク協議会

2017-02-23 11:59:38 | 日記
この会は、鶴岡地区の医療情報ネットワーク(ちょうかいネット)の運営を協議する会で、年2回開催されている。。

ちょうかいネットの鶴岡での運用は、5年が経過し、それなりに運用されてはいますが、
診療所からの閲覧施設は限られており、活用されているとはいい難い状況にあります。
これは全国的な傾向と思いますが、ここからが踏ん張りどころと思っています。

鶴岡地区では、Net4Uという地域電子カルテが、ID-リンクネットワークの開示施設にもなっており、
全国でも唯一(多分)のネットワークを構築していますが、
残念ながら、ID-リンクを介して、Net4Uを閲覧する事例は極めて少なく、
医師会では、公開サーバーの更新を見送ることとなりました。

病院の電カル、Net4Uのような地域電子カルテ、診療所の電カルなどが、
ID-Linkなどの広域ネットワークを介し繋がることで、
1地域1患者1カルテの理念が、現実のもとになる可能性があっただけに残念です。

結局、課題はシステム側にあるのではなく、使う側(とくに医師)の意識にあるのだと思います。

これ以上普及させるには、何らかの強制力が必要なのでしょう。

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鶴岡地区医療情報ネットワーク協議会
日時:平成29年2月22日 19:00~
場所:荘内病院 201 会議室
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1、開会

2、あいさつ

3、報告

1)運用状況報告

・医師会登録分

  28年度登録数:759件(27年度:928件)
   荘内病院:579、日本海総合病院:176、庄内余目病院:136

 
・荘内病院登録分
  28年度登録数:1549件(27年度:1481件)
 
 日本海病院との連携数:404件
  300人程度が 日本海病院から荘内病院の閲覧
  100人程度が、荘内病院から日本海病院の閲覧
  日本海病院通院患者の多くが荘内病院のIDを持っている
  診療科別では外科が増加

 地域連携パス
  例年通り

 アクセスの内容内訳(2017年1月のデータ)
  プログレスノート(診療記載)>画像>処方>検査の順だが、ノートが圧倒的に多い
 荘内病院の閲覧元施設:
   診療所:11(内酒田2)、病院:5、介護施設:4、訪問看護ST:2、薬局:1
 荘内病院からの閲覧施設 
   診療所:10(酒田2)、病院:5、介護施設:4、訪問看護ST:2、薬局:1、
  

2)事業報告
  協議会、意見交換会などを4回開催
  酒田地区との担当者会議を3回開催
  庄内地域医療情報ネットワーク研究会
   テーマ:ITを活用し地域で支える「医療連携・介護連携」 
   平成28年10月29日、14:00~17:05
   参加:91名、(庄内以外:28名)

3)ネットワーク協議会担当者会議
  全県全域での担当者会議を3月3日開催予定
 
4、協議

1)県立中央病院のちょかいネット参加(開示病院として)
  
  承認

2)医師会のサーバー更新に係る諸課題について

  ちょうかいネットを利用したNet4Uのデータ閲覧(4年間)を調査したが、
  医師からのアクセスは極めて少なく、コストに見合わないとして更新を断念することとした

3)来年度の事業
  
  ・医療情報ネットワーク協議会
   
  ・研修会
   連携利用推進に関する研修
   操作、セキュリティに関する研修
  
  ・利用状況調査
    実地調査、アンケート
  
  ・庄内地域医療情報ネットワーク研究大会(酒田)

  ・検討委員会
 
    システム検討委員会:ちょうかいネットにおけるNet4Uの活用、診療報酬加算、
    地域連携検討委員会:健診データの活用、医療・介護連携、
     
   議題案について意見交換を行った、
   合同で行っても良いのではという意見もあり、事務局で検討することとなる

4)パンフレット

 開示施設として
  県立中央病院、やまがた健康推進機構庄内検診センターを追加



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Net4U説明会

2017-02-21 12:13:56 | 日記


久しぶりになりますが、Net4U説明会を行いました。

Net4Uは、おもに在宅医療の分野で、在宅主治医、訪問看護師、ケアマネ、薬剤師、療法士などとの間での多職種連携に活用されていますが、
参加医療機関が少なく、訪問看護師からは医療機関がもっと増えれば連携がとりやすいのにな~という声が挙がっています。

そんな背景もあり、参加施設を増やしたいとの思いもあり、活用事例を中心とした説明会を開催しました。

イントロとして、三原から、Net4Uの歴史、機能、ちょうかいネットとの違い、職種別の利用の現状、診療報酬上の加算について、ざっと説明させて頂きました。

次いで、運用の実際として、中村内科胃腸科の中村先生とハローナースの斎藤典子さんからNet4Uの活用事例を中心にお話をして頂きました。

中村先生のところでは、Net4Uでの連携患者数は延べ3591件に及ぶそうで、病院、診療所、訪問看護ステーションのみならず、薬局、介護系事業所、歯科などとも連携しておられ、その活用ぶりは私にとっても驚きでした!また、診療開始前に、Net4Uのホーム画面で、自分の患者さんの他の施設での状況を確認するなど、Net4Uを利用した「ネット回診」を行っているそうです。事例紹介では、Net4Uを使った、さまざまな施設、職種との連携を紹介して頂きました。Net4Uは、単に便利なツールだけではなく、質の高い(在宅)医療を実践する上で、不可欠なツールであることを再認識しました。

斎藤さんからは、ケース報告を通して、従来の電話、FAX、連絡ノート、メール、会議などと比較し、
Net4Uが優れたコミュニケーションツールであることが示されました。

また、スタッフの声として、以下の意見が挙げられたそうです。

・患者の状態の変化を予測しやすくなった    
・小さな気づきを共有しやすくなった            
・ステーション内でも情報共有がしやすくなった
・主治医への相談や連絡など、やりとりがしやすくなった
・過去の記録、検査データ、処方内容などもすぐに確認できる
・スキントラブル時の画像添付により指示が確認しやすくなった
・経時変化が分かりやすくなった
・ショートステイ利用中(みずばしょう)の状態が確認できた
・相談したいことを「メモ機能」で入力、相談することで主治医より返信を頂くことができた
・他サービス利用時や、往診時の状況など患者の反応が確認できる  →→→患者・家族対応の説明やケアの統一

結果として、より質の高いケアとつながります!

とのことでした。

一方、『もっとこのような使い方ができればいいのになぁ』として

・参加機関がもっと増えれば連携がとりやすい
 (参加機関に入っているが、実際にNet4Uを活用している機関は少ない)
・主治医の往診の内容(治療方針や患者や家族への説明とその
 反応など)の詳細があると、訪問看護でも継続した関わりへ
 つながる
・ハローナースのみの入力で一方通行の情報提供になってしまうので、
 チームとしてより多くの機関で情報共有していきたい
・脳血管疾患の方のMRI、骨折の人のCT画像(荷重制限、骨融合の程度、骨
 粗鬆症の程度)など、今後もちょうかいネットと併用しての確認がより多
 くできるようになればよい

などが挙げられたそうです。

質疑として、精神科の開業医から、精神疾患を知られたくない患者が多いが・・という質問がありました。

Net4Uは、登録しても、自分しかみれない。
紹介状や招待機能で相手が同意した場合にのみ、双方で閲覧が可能となる仕組みであることを説明しました。

Net4Uは、患者さんにとっても、また、地域の医療の質の向上にとっても、とても有用なツールであることを
多くの医療・介護関係者に知ってもらうという意味で、今回の説明会は、有意義だと感じました。

このような啓発・勧誘活動は今後とも続けて行くべきだと思っています。、

Net4U説明会を通して少しでもNet4Uへの理解が深まり、参加施設が増えることを願っています。


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ドローン追尾テスト第4弾

2017-02-21 09:11:01 | 日記
今回は、雪景色の中、オープントップにしたFairladyZを追尾させてみました。


youtube

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三師会

2017-02-18 11:38:28 | 日記


鶴岡地区三師会
日時:2月17日 19:00~
場所:グランド エル・サン

毎年行われている恒例の鶴岡地区医師会、歯科医師会、薬剤師会の懇談会です。
今回は医師会が当番とのことで、私から「Net4U ~16年の歩みとこれから~」と題し、プレゼンテーションをさせて頂きました。





Net4Uは、2000年の経済産業省の事業で開発されたが、この事業を受託できた背景には、その数年前から、鶴岡地区医師会では、イントラネットを構築し、
さまざまな情報提供や交換、毎日メール運動、在宅患者情報共有システムや医師会検査データ閲覧システムの開発など活発な活動があった。
旧Net4Uは、2号用紙形式に複数の施設の情報が表示されという斬新かつ使いやすい時代を先駆けたシステムであった。



2012年には、ストローハット社の開発により、医療と介護を繋ぐヘルスケア・ソーシャル・ネットワークNet4Uとして
おもに在宅医療における医療・介護連携を目指したシステムとして全面改訂された。
新Net4Uは、在宅医療における医療と介護の連携をおもなターゲットに開発されたSNS的なシステムであるが、
電子カルテとしての要件を満たしており、在宅医療のみならず、病病、病診連携などさまざまな局面で活用できる仕様となっている。
因みに、わたくしの医院では、全患者を登録し、地域と繋がる、診療所用電子カルテとして活用している。


Net4Uとちょううかいネットの違について聞かれることがある。
ちょうかいネットは、医療機関を繋ぐネットワークそのもので、おもに病院の電子カルテを閲覧できる仕組みである。
一方で、Net4Uは電子カルテであり、ちょうかいネットとNet4Uは、全くの別物である。
山形県には、医療圏ごとに4つの医療情報ネットワークが整備されている。
とはいってもべにばなネット、もがみネットは、あまり機能していない。


Net4U参加施設、鶴岡地区の参加施設数:近年、介護系施設、薬局の参加が増えている。
一方で、診療所の参加施設が増えないというジレンマがある。
2017年1月末現在での登録患者数は、5万人を超えた。
現在、鶴岡以外では、富山県、宮崎県、新潟県、長野県など、全国の6地域、800程度の施設に導入されている。
なお、新潟市では、450施設に導入され、SWANネットと呼んでいる。


2013年から2015年、過去3年間の職種毎の利用状況を調査してみた。
利用実績のある職種毎のユーザー数の年次推移。青が2013年、赤が2014年、グレイが2015年で、各職種毎のユーザー数の推移を示している。
医師は47人から40人へ減、看護師は43人から53人へ増、ケアマネは、65人から72人へ増も、頭打ち。
薬剤師は著変なく、リハスタッフは微増、歯科医師は減少傾向にある。注目すべきは、医師の減。
次グラフは、各職種のNet4Uへの書き込み数の年次推移を示したもの。
医師の書き込み数に著変はないが、看護師、リハスタッフ、ケアマネ、薬剤師の書き込みは年々増加傾向にある。
円グラフは、職種毎のユーザー数の比率。
ケアマネ34%、看護師25%、医師19%の順であり、ケアマネの参加率が高い。ケアマネと看護師で60%を占める。
Net4Uは、当初、医師間の病診連携のツールとして始まったが、今やケアマネ・看護師が主たるユーザになっており、
在宅医療における、医療・介護連携に、ニーズが高いことが示されている。


三原皮膚科とにしき調剤薬局でのNet4U連携を紹介し、Net4Uの有用性、普及の阻害因子について薬剤師のコメントを紹介する。
歯科との連携では、がん患者の口腔機能管理における医科歯科連携、
在宅医療における食支援(地域NST)における多職種間での情報共有、コミュニケーションツールとしての活用が期待される。


Net4Uは、医療・介護従事者のための患者情報共有ツール、という位置づけで、セキュアなネットワーク上で機能している。
一方、患者家族参加型システム「Note4U」は、一般的なインターネット回線を利用したPHRというべきシステムで、Net4Uとは別のネットワークで機能する。
Net4UとNote4Uをデータ連携させることで、患者・家族側は、Net4Uの検査結果、処方内容を閲覧でき、
見守り情報機能を使うことで、患者の状況を医療者側へ伝えることを可能としている。
また、連絡ノートを利用することで、相互のコミュニケーションが可能となる。
体重、血圧、心拍数、意識障害などの見守り情報を入力することで、患者の状態を医療側(Net4U)へ伝えることができ、
処方内容や検査データは、Net4Uから自動転記される。
患者・家族と医療・介護側(Net4U)との相互のコミュニケーションには、連絡ノート機能を利用する。
すなわち、患者・家族が、連絡ノートに、医療側に伝えたいことなどを記載すると、その内容はNet4Uに表示される。
Note4Uは、操作がより簡便なスマートフォンやタブレットの利用をおもに想定しており、写真の添付や音声入力にも対応している。

]]
Net4Uは、全国で最も歴史があり、最も実績のある地域電子カルテである。
しかし、診療所の参加率は30%以下に留まり、理想とした「1地域1患者1カルテ」には、ほど遠いのが現状である。
一方で、あらゆる分野でインターネットによるネットワーク化は急速に普及しており、いずれ医療においても、それが当たり前の時代になるだろう。
我々には、この分野のトップランナーであり続ける自負と責務があるのではないか。



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平成28年度日本医師会医療情報システム協議会

2017-02-13 17:12:36 | 日記
日本医師会医療情報システム協議会の事例報告でNote4Uを紹介してきました。



演題:患者・家族参加型システム「Note4U」の運用と課題
抄録:
山形県鶴岡地区医師会では、15年以上にわたり地域電子カルテ「Net4U」の運用を継続し、とくに在宅医療の分野で多くの実績をあげてきた。一方で、在宅医療においては、家族支援という視点も重要なことから、医療・介護などのサービス提供側の連携のみならず、主体者である本人あるいは家族などのネットワークへの参加が望まれている。そこで、当地区では2013年に患者・家族支援ツールとして「Note4U」を開発した。「Note4U」は、「Net4U」と連動することで、「Net4U」の検査結果や処方内容など患者サイドを提供でき、また、患者サイドからはバイタルなどの見守り情報や医療側へ伝えたい情報を「連絡ノート」として伝えることを可能としている。とくに、医療サイドとの連絡ツールである「連絡ノート」は、患者・家族にとって、安心して在宅医療を継続できる信頼感にも繋がっており、最近では有用な事例を経験するようになった。「Note4U」の活用事例を報告するとともに、今後の課題についても触れたい。



山形県鶴岡地区医師会では、地域電子カルテ「Net4U」を運用し、今年で16年目を迎えます。
今回は、Net4Uのサブシステムである、患者・家族参加型システム「Note4Uの運用と課題」について報告させて頂きます。


まずは、簡単にNet4Uの歴史について述べます。
Net4Uは、2000年の経済産業省の事業おいて開発された地域電子カルテですが、
2012年に、ストローハット社の開発により、医療と介護を繋ぐヘルスケア・ソーシャル・ネットワークNet4Uとして
おもに在宅医療における医療・介護連携を目指したシステムとして全面改訂されました。
その後、ID-Linkへの対応、今日のテーマである患者・家族参加型システム「Note4U」、また地域連携パスへの連携機能などを順次追加し、現在に至っています。


現在、鶴岡以外では、富山県、宮崎県、新潟県、長野県など、全国の6地域、800程度の施設に導入されています。
なお、新潟市では、SWANネットと呼んでいるようです。


新Net4Uは、在宅医療における医療と介護の連携をおもなターゲットに開発されたSNS的なシステムですが、
電子カルテとしての要件を満たしており、在宅医療のみならず、病病、病診連携などさまざまな局面で活用できる仕様となっています。
因みに、わたくしの医院では、全患者を登録し、地域と繋がる、診療所用電子カルテとして活用しています。


さらに、Net4Uは、ID-Linkのような広域ネットワーク、地域連携パス、ORCA,訪問看護業務支援システム、本日のテーマであるNote4Uなどと柔軟にシステム連携を行っています。


鶴岡地区の参加施設数ですが、近年、介護系施設の参加が増えています。
一方で、診療所の参加施設が増えないというジレンマがあります。


2017年1月末現在での登録患者数は、5万人を超えました。
毎月、400人前後の登録があり、順調に運用されています。


このグラフは、2013年から2015年の3年間における、各職種のNet4Uへの書き込み数の年次推移を示したものです。
医師の書き込み数に著変はありませんが、看護師、リハスタッフ、ケアマネ、薬剤師の書き込みは年々増加傾向にあります。


職種毎のユーザー数の比率です。
ケアマネ34%、看護師25%、医師19%の順であり、ケアマネの参加率が高いことが分かります。
ケアマネと看護師で60%を占めます。
Net4Uは、当初、医師間の病診連携のツールとして始まったものですが、
今やケアマネ・看護師が主たるユーザになっており、
在宅医療における、医療・介護連携に、ニーズが高いことが示されていると思います。


さて、本日の本題である、患者・家族参加型システムNote4Uについて、解説します。
在宅医療においては、患者さんと接する時間が多い、家族への支援はとても重要になります。
そこで、患者・家族が、サービス提供側である医療や介護と繋がる仕組みとして、Note4Uが開発されました。


Net4Uは、医療・介護従事者のための患者情報共有ツール、という位置づけで、セキュアなネットワーク上で機能しています
一方、Note4Uは、一般的なインターネット回線を利用したPHRというべきシステムで、Net4Uとは別のネットワークで機能します。
このNet4UとNote4Uをデータ連携させることで、
患者・家族側は、Net4Uの検査結果、処方内容を閲覧でき、
見守り情報機能を使うことで、患者の状況を医療者側へ伝えることができます。
また、連絡ノートを利用することで、相互のコミュニケーションが可能となります。


Note4Uの画面です。
体重、血圧、心拍数、意識障害などの見守り情報を入力することで、患者の状態を医療側(Net4U)へ伝えることができます。
処方内容や検査データは、Net4Uから自動転記されます。


患者・家族と医療・介護側(Net4U)との相互のコミュニケーションには、連絡ノート機能を利用します。
すなわち、患者・家族が、連絡ノートに、医療側に伝えたいことなどを記載すると、その内容はNet4Uに表示されます。


Note4Uは、操作がより簡便なスマートフォンやタブレットの利用をおもに想定しており、写真の添付や音声入力にも対応しています。


それでは、Note4Uの活用事例を紹介したいと思います。
患者さんは、76歳男性。Stege4の前立腺がんで、多発性の骨転移があり、認知症にも罹患しています。
2013年に、急性期病院を退院し、以後、在宅療養中で、その時からNet4Uが使われています。
徐々に病状が悪化し、家族(妻、長女)への暴言など抑うつ傾向が著明となり、
家族の精神的ストレスも増大するなか、レスパイト入院しながら、在宅療養を継続しているという状況です。
そのなかで、2016年6月からNote4Uも導入されました。


Net4Uの画面です。
カレンダー画面のアップですが、2016年6月のNote4U利用開始以来、連絡、見守りなどNote4U側からの情報が急増していることが分かります。
共有ユーザ一覧のアップですが、この患者さんに関わっている病院、訪問看護ST、薬局、診療所、居宅介護支援事業所が表示されています。


患者メモに、あなたと12人が既読ですという記載があります。
既読機能は、記載した内容を、誰が読んだかが分かるようにした機能です。
ここの12人にカーソルを合わせると、既読のユーザーがリスト表示されます。
例えば、ここでは、在宅主治医の記載に対して、
診療所の看護師、訪問看護師、中核病院の連携室や看護師、居宅介護支援事業所のケアマネなどが閲覧したことが分かります。
緊急性の高い事例では、とても有用な機能です。

患者家族が、Note4Uの連絡ノートに書き込んだ内容がNet4Uに表示されています。
記載のなかで、「Note4Uの役割の大切さを実感しつつ、また勇気づけられていました。」
などと、Note4Uで医療側と繋がることで、治療に対する疑問に答えてもらえたり、
やさまざまな助言や情報を得ることで、「辛い」介護から救われていることが述べられています。


患者・家族に深く関わってきた訪問看護師がNote4Uについての感想を書いていましたので紹介します。


Note4Uの有用性については、まだまだ検証が必要と考えていますが、
本来あるべき患者・家族主体の医療に貢献できるのではとの感触を得ています。
今後とも、事例を蓄積し、報告していきたいと思っています。
ご清聴、ありがとうございました。




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第1回がん患者の口腔管理を目的とした医科歯科連携研修会

2017-02-13 09:32:59 | 日記



がん患者の口腔機能管理を目的とした医科歯科連携研修会

テーマ 「がん患者の口腔機能管理」

出席:80名

あいさつ 鶴岡地区医師会会長 荻原 聡 先生

平成22年、がん患者の手術前の口腔ケアの概念のスタート 
がん対策推進基本法で医科歯科連携の推進が求められた
口腔ケアが口腔合併症などの低減に効果があることが証明された
平成26年8月から、荘内病院と歯科医師会との連携が開始され、
がん患者の周術期~化学療法時の口腔機能管理を目指した活動が行われている


○がん治療とお口のケア 荘内病院 鈴木聡 氏


歯周病は多くの疾患に関連している
口腔ケアで肺炎が予防できるという多くのデータがある
2012年 周術期で口腔機能管理されているのは3%程度
鶴岡での医科歯科連携までの経緯
連携患者数は年々増加傾向 平成28年度は47名
治療別:化学放射線と外科は同程度だったが、28年は外科患者が増えてた(70%)
疾患別:大腸癌、>胃がん>乳がん>膵癌
情報提供書作成率: 51%程度で増加傾向にない
問題点
 1、がん患者の病状把握が難しい
 2、がん治療開始までの日数が短い
 3、医科側(荘内病院)の連携のインセンティブが低い

○地域歯科医からの報告  毛呂歯科医院 毛呂光一 氏


がん患者 荘内病院 → がん医療連携歯科医院が必要な処置および口腔ケアを行うシステム
歯科的支持療法は重要
歯科に期待できること7項目
がん周術期の患者の歯科的治療・処置
 クリーニング、歯石の除去、ブラッシング指導、保存できない歯の抜歯、虫歯の治療、動揺歯の固定など、
歯科治療には、ある程度の期間が必要 早期の紹介をお願いしたい

○抗がん剤による口腔内の副作用について 荘内病院 がん化学療法看護認定看護師 佐々木孔美 氏


口腔粘膜炎が起こりやすい抗がん剤~分子標的薬
口腔粘膜炎は、治療開始後 2週目
口内炎という用語は、口腔粘膜炎(化学・放射線療法で生じる)と 狭義の口内炎(感染性炎症)を含む
口腔粘膜炎の治療は確立されていない、
 予防・ケア 保清、保湿、疼痛コントロール
疼痛コントロール:鎮痛剤の内服、局所麻酔薬の含嗽
口のしびれ:オキサリプラチンの副作用、
口腔内の症状が悪化すると、本来の治療を継続できないこともある
癌治療中の口腔トラブルを最小限にするためにも歯科との連携が重要


○医科歯科連携のアンケート結果報告 荘内病院 百瀬 幸 氏


がん患者の口腔ケア(口腔機能管理)に対するアンケート調査
以下の3群に分類し比較した。

 ・開業歯科医(31/59)、
 ・病院医師・歯科医師(16/30)、
 ・病院スタッフ(看護師、歯科衛生士)(29/35)


病院スタッフは、口腔ケアの効果を高く評価する傾向がある。
一方で、病院医師は、口腔ケアの効果を低く評価する傾向がある。(歯科医師はその中間)
歯科医師は、抗がん剤の副作用についてもっと学ぶべきだと考えている。
歯科医師の61%は、医科歯科連携に関心がある。
病院医師は、スタッフに比較して、医科歯科連携に関心が低い。


パネルディスカッション
 テーマ「がん患者の口腔機能管理
  コーディネーター:三原 医師
  パネラー(発表順):鈴木医師、毛呂医師、佐々木看護師、百瀬看護師

 ・口腔ケアと誤嚥性肺炎
 ・医科歯科連携の効果
 ・歯科から病院への問い合わせ
 ・がん患者への遠慮
 ・歯科での診療期間が短い
 ・情報提供書作成率

 などについてパネラー、フロアー間で意見交換を行った


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ドローン追尾テスト:スノボーをfollow!

2017-02-03 09:26:11 | 日記
ドローン追尾機能テスト第2弾は、羽黒山スキー場でスノボーを追尾させてみました。

スマホを操縦するために必須のスマホがゲレンデを滑り落ち、その間にドローンが勝手な
方向に飛んでいったり、追尾中に、ドローンが雪壁に突っ込むなど、ヒヤヒヤの連続でし
たが、なんとか撮影に成功し、無事帰還できました。、

ご笑覧下さい。

動画



https://youtu.be/ws6PaCQKpHQ



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庄内地域保健医療協議会 在宅医療専門部会

2017-02-02 11:33:39 | 日記


地域医療構想は病床の再編、削減が注目されてはいますが、病院から在宅医療(介護施設
を含む)へのシフトという一面もあり、病床の再編と並行して、在宅医療の充実が求めら
れています。

在宅医療とはいっても、自宅療養者のみならず、各種介護施設や高齢者向けアパートなど
の入所者も含みますので、かなり大きな範囲を含みます。

また、在宅医療は、医療とはいっても、生活を支えるという面も多々あり、介護職の役割
が大きいという特徴もあります。

そのことから、在宅医療の充実には、医療・介護の連携をどう進めていくのかが鍵になり
ます。

今回、1回目となる在宅医療専門部会では、庄内地域の在宅医療の現状を共有し、今後の
課題などについて意見交換を行いました。


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庄内地域保健医療協議会 在宅医療専門部会
日時:H29年2月1日: 14:00~16:00
場所:三川町公民館
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委員:
 鶴岡・酒田地区の医師会、歯科医師会、薬剤師会(計6名)、
 看護協会庄内支部、栄養士会庄内地域事業部、介護支援専門員協会庄内地区支部、荘内病院、(各1名)
 訪問看護ステーション(ハローナース)、老人福祉施設協議会、庄内地区老人保健施設連絡協議会、グループホーム連絡協議会(各1名)
 鶴岡市・酒田市・三川町・庄内町・遊佐町の長寿介護課、健康福祉課、地域包括支援センター(計10名)、
 庄内保健所所長
 計:24名

1、開会

 委員紹介

2、あいさつ (庄内保健所 阿彦所長)
 
 山形県地域医療構想を策定した
 2025年には、庄内地域で644床削減 在宅医療:1日256人増を想定している。
 予算の裏付けはあるので、来年度の活動につき協議願いたい。
 現状と将来目指す姿を委員の皆さんと共有したい。
 庄内地域は、連携パス、訪問診療、訪問看護などの実績で全国的にみても進んでいるが、さらに先駆的に取り組んで欲しい。

3、報告

1)地域医療構想の実現に向けて

  在宅医療: 3277人/日(在宅:1903、施設:1374) 2025年には、3503人/日 へ
  3本柱:病床機能の分化・連携、在宅医療の拡充、人材の確保・育成

2)将来めざすべき姿(在宅医療・介護連携)

  病院の役割分担の明確化、
  地域包括ケアシステムの普及
  平成30年、医療・介護の同時改定 県と市町村とのすり合わせが必要
  在宅医療・介護連携推進事業 8つの事業

3)在宅医療拡充に係るこれまでの取り組みとその成果

  地域医療連携室「ほたる」など、多くの団体がまんべんなく活動しており、各種在宅医療普及の指標は全国平均を上回る。

4、議事

1)庄内地域における在宅医療の拡充に係る取り組み

 ・在宅医療・介護連携推進事業

  各市町村から事業の現状と課題の報告 
  
  鶴岡:地域資源の公開、医療依存度高い患者の受け入れ調査、看取りのバックアップ体制、Net4Uの活用、相談窓口の充実(課題:医療)、多職種研修会(課題:参加者の固定化)、普及啓発、
  酒田:多職種会議、訪問診療を行っている医療機関の情報提供、連携書式の見直し(これから)、相談窓口、医療サポート研修会など4回実施、北庄内での情報交換の場の設置
  三川:ほたる、荘内病院へ委託、
  庄内町:医療圏、介護圏が酒田と鶴岡にまたがる。看取り研修会実施、GWで課題の抽出予定、
  遊佐町:マップの活用、

 質疑
  ・鶴岡の在宅医師の支え合いの仕組みの現状は?
  ・認知症への対応は?
  ・看取りへの対応は?
   特養、老健での看取りは、増えているが、GH,小規模多機能、老人ホームなどでは管理者の意識が低いところがある。
   個室が確保できないので加算がとれない、自宅→ショートステイでの看取りの受け入れ難しい、嘱託医とかかりつけ医師との連携が十分でない
   老健での看取り:基本は在宅復帰だが、看取りを行っているが、人員確保、職員のストレス、スキルなどで困難感がある。
  
   

 ・庄内地域における在宅医療提供体制の現状と課題

  4つの課題
  1)在宅療養への円滑な移行
    
    退院調整ルール (連携パスを含む)
     病院間の連携、退院調整部門、看看連携、→協議を始めたところだが、今後の課題の認識している
    
    南北の相互連携 →十分ではない現状があり、今後の課題
     (庄内町では、鶴岡・酒田双方との連携が必要)、
    
    介護職(施設、訪問)・看護職:高齢化、人材不足、離職、そもそも入学者が少ない、資格がとれない、
     2025年問題の最大の課題はマンパワーをどう確保するか 人材育成
    
    地域医療構想とは、医療から介護へのシフトと考えるが
    人材のシフトをどう考えているのか?、
     病院の看護師を老健などにシフトするのは難しいかもしれないが、   
     看護師や医師の意識も、介護~在宅へと変わっていくことを期待したい、

  2)日常療養生活の支援
  3)急変時の対応
  4)看取りの普及  

 ・平成29年度の取り組み

2)各取り組みにおける指標の設定

   在宅患者訪問診療の供給数
   
   介護老人保健施設の入所者数

   3年ごとに目標を設定し、調査する。

5、その他

6、閉会

引き続き、北、南庄内に分かれ、協議を続けた。

南庄内では、在宅医療推進事業における「多職種チームによる口腔ケアと食支援を行うことができる体制の整備」
について協議した。



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群馬県脳卒中地域連携の会

2017-01-30 16:23:09 | 日記


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第25回群馬脳卒中医療連携の会
日時:平成29年1月28日 13:30 ~ 16:00
場所:ヤマダグリーンドーム前橋 サブイベントエリア
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25回目になる群馬脳卒中地域連携の会にお呼ばれして、

「鶴岡地区における脳卒中地域連携ITパス ~脳卒中発症・再発因子の分析~」

という演題で、当地区の地域連携パスの活動について報告してきました。


群馬県では、25年も前から、全県レベルで脳卒中の地域連携に取り組んでいるそうです。

今回の連携の会にも、全県から医療介護関係者など330名の参加者があり、熱心に講演を聞いて頂きました。

講演内容としては、

地域背景
 地理的背景
 医師会紹介
 鶴岡の取り組み経緯
 
パス協議会
 設立までの経緯
 組織、活動内容、運営

パスのIT化

脳卒中地域連携パス
 全体像
 TAP分類
 病病パス、病診パスの実際、私の健康ノート
 運用実績、参加医療機関

データ分析
 データマイニング委員会の活動
 集計表(年報)
 データ分析の紹介
 再発因子分析

という流れて1時間ばかり話をさせて頂きました。


脳卒中を全例登録し、データを分析することで発症や再発予防に取り組んでいる地域は鶴岡以外にはないことを再確認した講演でもありました。

改めて、丸谷先生他、連携パスに関わっている多くの皆さんの尽力に敬意を表したいと思います。

今回の講演の内容から、これまでのデータで分かっていることを記しておきます。

○脳卒中患者の経過
 初発が70%、再発が30%
 在院日数の中央値は17日
 50%が回復期病院へ転院、32%が直接自宅退院、8%が施設退院
 回復期でのリハビリ入院期間は中央値で90日
 77%が自宅退院、それ以外は施設退院
 全体としての社会復帰は67%

○疾病管理をめざした脳卒中連携ITパスにおける再発因子分析

<対象>

 2009年12月から2015年3月末までに登録された維持期パス運用患者1324例

<目的>

 再発例:287例、非再発例:1037例 を比較検討することで、再発因子を抽出する

<結果>

 再発例は男性に多く、脳卒中既往が優位に高い。

 年齢別では、70-80歳代に多く、再発率では、90歳代、70歳代に高い。
 
 血圧は、非再発群、再発群に差はなく、降圧目標(収縮期140mmHg)達成率達成率にも差はなかった

 一方で、再発割合を75歳以上と75歳以下に分け、血圧の階層別(130以下、それ以上)で比較してみると、
  75歳以下では、130未満と130以上において、再発率に違いがあることが確認された。
  また、75歳以下で非再発群と再発群で血圧を比較すると再発群で高い傾向がみられ、
  130mmHg未満を達成利率に設定した場合、再発群は優位に達成率が低いことが分かった。

 再発に関する危険因子(高血圧、糖尿病、脂質異常、心房細動、認知症)を再発群と非再発群で比較すると
 糖尿病と心房細動が優位に再発に関与することが示された。

<結論>

 75歳未満においては、収縮期血圧を130mmHg以下に管理することが再発予防に寄与する可能性がある。

糖尿病、心房細動は再発に優位に関与する危険因子であり、厳格なコントロールが再発予防に寄与する可能性がある。

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蔵王

2017-01-26 16:48:35 | 日記
快晴の蔵王で、雪景色とボートを楽しんできました!

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