鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

BBQ2016

2016-07-22 15:45:37 | 日記


もう20年以上も継続している恒例のBBQですが、今年も三原宅庭で盛大に行われました。

このBBQの特徴は、毎年新しい人が来てくれることと、昼に始まり夜中まで延々と飲み食べしゃべり続けることです。

本BBQは鶴岡の連携の歴史そのものといってもいいかもしれません。

ストローハット社の皆さんには、設営から後片付けまで、協力して頂き感謝です。

鈴木社長には、いつも沢山の食材と美味しいお酒をありがとうございます。

この場を借りで御礼申し上げます。

来年でも、是非、参加下さい!

ビデオを作成してみました。ご笑覧下さい。

https://youtu.be/M24oaJzlrHg

写真一覧

以下参加者一覧

三原夫妻+娘
鈴木さんご一家(3名)
丹下夫妻
三原皮膚科職員 2名+子供1名
にしき調剤 田中君
島貫先生
菅原先生(夜から)
武田先生家族(3名)
佐藤家族(両親、孫も含め6名)
鎌田先生
公益福祉大学生 2名
土田先生
髙橋さん(東邦薬品)
みずばしょう:工藤由美さん、五十嵐美喜さん
ハローナース:本間幸井さん、佐藤健一君
ストローハット:佐藤君、渡部君、菅原君、田林君、瀬尾さん、
ほたる:田鶴子さん,冨樫さん
小川さん
丸谷先生+息子さん
佐藤和彦先生夫妻
石原良先生
新田君、+PT1名

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第17回 医療情報学会看護学術大会

2016-07-12 15:39:27 | 日記


7月8日~9日、神戸芸術センターで行われた第17回 医療情報学会看護学術大会の教育講演にお呼ばれして、Net4Uの話をしてきました。今回の教育講演は、90分を頂きましたので、動画を交え、Net4Uの歴史、機能、ちょうかいネット、Note4U、活用事例、運用データなどゆっくり話をすることができました。

新しいネタは、Note4Uの活用事例です。




患者さんは、80歳男性。スライドに示した疾患で、在宅療養中です。


K病院の内科医が主治医で、湯田川温泉リハビリテーション病院、荘内病院、訪問看護ステーション「ハローナース」、在宅サービスセンター「ふきのとう」、ツルオカ薬局、三原皮膚科がNet4Uに参加しています。


カレンダー表示画面では、例えば6月には、22回の所見記載、、7回のメモ記載、Note4Uからの連絡が33記載、見守り、通知が2件あることがわかります。


最近、追加された、既読機能です。「あなたと10人が既読です」のところにカーソルを合わせると、この記事を読んだユーザーがリスト表示されます。書き込んだ情報がチーム内できちんと共有されているかを知る上でも有用な機能です。


先日あった実際のイベントです。皮膚病変の写真が添付され、皮膚科医の私へコメント依頼がありました。右肩に水疱が多発してみられましたが、痛みや炎症症状に乏しく、確定診断には至りませんが、多分、帯状疱疹だろうということで返事をしました。


これがその時の私の書き込みです。主治医には、皮膚科医としてコメントと共に、抗ウィルス剤処方の判断をお願いしました。


さて、こちらは患者・家族が利用するNote4Uのトップ画面です。


この事例では、患者家族が患者さんの自宅での様子やバイタルなどを日々書き込んでいます。今回の帯状疱疹の件についてもコメントを連絡ノートに書き込んで頂きました。


Note4Uの連絡ノートに書き込んだ内容は、Net4Uに反映され、医療者側でも共有することができます。

以上のようにNet4U、Note4Uは、在宅療養中の患者さんを多職種で多面的に支えるツールとして活用されています。





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在宅医療にかかる地域別データ

2016-07-12 11:58:45 | 日記
厚労省から在宅医療にかかる地域別データが公開されました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000061944.html


そのデータを用いた鶴岡市と酒田市の在宅医療に関する比較です。


1、訪問診療を実施している医療機関は、鶴岡市が33、酒田市が21で、鶴岡が多い

2、診療所による訪問診療所の実施件数は、鶴岡が925件、酒田が1513件と、酒田が圧倒的に多い。
  (在宅に特化した診療所によるものか?)

3、一般診療所による看取りの実施件数は、鶴岡が25、酒田が15、と鶴岡が多い。

4、自宅死の割合は、鶴岡12.8%、酒田 13.4%と大きな違いはない。

5、老人ホームでの死亡割合は、鶴岡が6.7%、酒田が9.6%と酒田が高い。

6、サービス事業所のベッド数では、老健、特養に大きな差はないが、酒田には介護療養型医療施設、小規多機能が多い。


1-3は、医療施設調査(平成16年9月分)、
4-5は、人口動態調査
6は、介護サービス施設・事業所調査

で、調査の方法がそれぞれ異なります。

鶴岡の方が診療所による看取りが多いのに、自宅死の比率では酒田が多いのは、調査の方法と調査期間によるものだと思われます。、

なお、鶴岡の診療所の看取り件数(25)、山形で1位、全国的にみても多い方です。

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鶴岡地区医療学術懇話会:内科医からみて骨粗鬆症治療における最新の知見

2016-07-05 15:53:03 | 日記
先日、鶴岡地区医療学術懇話会で、骨粗鬆症治療における最近の知見という講演を拝聴してきました。新しい知識を得ることは楽しみのひとつです。

皆さんとっては、常識なのかも知れませんが、

骨粗鬆症は、予防する時代から積極的に治療する時代になってきていることを実感しました。

当地区では、大腿骨近位部骨折地域連携パスを10年にわたり運用していますが、最終的な目標(アウトカム)は骨折を減らすこと、再骨折を予防することです。そのためには、積極的な治療が重要だと認識しました。


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鶴岡地区医療学術懇話会
日時:2016年7月4日 19:00~20:30
場所:第一ホテル鶴岡
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●ドラッグインフォーメーション

 プラリア 抗RANKLモノクローナル抗体
 健康寿命を損なう疾患としては、骨折は、脳血管障害、認知症などについで4位(11%)
 椎体骨折、大腿骨骨折
 6か月に1回皮下投与、薬価、29296円(1日単価として決して高くない)
 BPと同等以上の効果
  確実にからだに入れることができる
  アドヒアランスが高い 飲み忘れなどがない
 骨密度に関しては、アレンドロネートより効果が優れるというデータがでている
 骨粗しょう症は治せる疾患
 適応病態
  70歳以上で、大腿骨近位部骨折のリスクの高い人(すでに骨折)
  70歳以上で、活性型VDを服用している方(経口薬を増やさないために)


「内科医からみた骨粗鬆症治療における最近の知見」
帝京大学ちば総合医療センター内分泌代謝内科 岡崎 亮 先生

・日本の骨粗鬆症の治療率は低い

・日本の大腿骨近位部骨折発生率は高い

 欧米では、2000年頃から発症率は減少
  (要因としてBPの処方の増加、骨密度健診が進んだ)
 一方、日本では増加傾向

・ビスフォスフォネート(BP)で、大腿骨近位部骨折は13%から4%へ減少した
 総死亡率が28%減ったの報告も、
 一方で、骨折後患者の19%しか骨粗鬆症の治療を受けていない、
 要因:包括医療ため必要ない薬として切られる、診療所の医師に知識がない

・骨粗鬆症の治療として、すべての項目でエビデンスのある薬物は、
 BP,抗RANKL、女性ホルモンの3種のみ
 一方で、エビデンスのない薬が使われているという現状がある

・もっと、骨折は予防できる!、
 骨折の既往のある人は、必ず薬物治療を
 椎体骨折の最も簡単なスクリーニング法は身長を測ること 
  身長低下は椎体骨折の予測因子
  内科医は、体重だけでなく、半年~1年に1回は身長を測るべき 
  1-2㎝短縮している場合は、椎体骨折を示唆
 どの部位でも骨折の既往のある人は、骨が弱いと考えるべき → 薬物療法
 骨粗鬆症治療 →QOL、寿命の延長へつながる
 骨密度がそれ程低くない群でも、大腿骨近位部骨折の家族歴がある場合は、薬物療法の適応になる
  
・生活習慣病は骨折のリスク
  睡眠時無呼吸症候群、CKD、糖尿病、高血圧、COPDなど,

●COPDと骨粗しょう症
 COPDは、全身性の疾患
 COPDの椎体骨折有病率は80%ときわめて高い、また、60%に複数骨折がある、
 ビタミンD欠乏を合併
 骨折と診断されていない患者が圧倒的に多い
 骨密度低下だけではなく、骨脆弱性が増している(構造上の変化が起きている:TBS)
 椎体形成術で肺活量が増大(オランダ)とのデータもある
 
●糖尿病と骨粗しょう症
 1型、骨密度が低く、骨折する、
 2月、骨密度(一般的に高い)が高くても骨折する、低ければさらに骨折する
 骨密度が低い方が骨折リスクは高い
 糖尿病のコントロールの悪い人は骨折率が高い
 
 皮質骨の多孔性が増している
 大半が、ビタミンD欠乏症、
 血糖コントロールで、骨吸収マーカーが下がる →骨密度の上昇
 やせてる高齢者には使わない方が良い薬:アクトス(骨折リスクがある)
 糖尿病で骨粗鬆症治療率が低い
 アレンドロネート(BP)は、骨密度を増加させる
 アレンドロネート治療群は、糖尿病新規発症が少ない(台湾のデータ)、運動量が増えるため?

●骨吸収抑制薬関連顎骨壊死
 骨吸収抑制薬が顎骨壊死(そもそも感染症)の危険性を増加させる証拠はない
 顎骨壊死で大事なのは、口腔管理、歯科的処置
 休薬による、骨折リスクの方がむしろ問題、

●まとめ
 骨粗しょう症は、健康寿命を保つために重要
 大腿骨近位部骨折の二次予防は必須
 体重だけでなく、身長の変化にも注目
 糖尿病、COPD,CKDの骨折リスクは明らか
 現時点では、生活習慣病合併骨粗しょう症において通常の骨粗しょう症と異なる薬剤選択する根拠は乏しい
 大腿骨近位部骨折抑制効果を有するプライマリケアへの期待


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庄内循環器研究会(DOPPプロジェクトについて)

2016-07-02 15:33:41 | 日記


先日行われた循環器研究会で、現在新潟南病院 統括常勤顧問 和泉 徹先生の「DOPPプロジェクト」の講演を拝聴しました。

DOPPOプロジェクトとは、簡単に言えば、寝た切り予備軍の高齢者(フレイル)に、早期にリハビリテーション(DOPPOリハビリ)で介入することで、健康寿命を延伸しようという運動です。

今後の医学・医療の最大の課題は人口問題であり、これから押し寄せる超高齢少子化社会をどう乗り切るかが大きなテーマである。
そのためには、健康寿命を延伸することが重要であり、放置したら寝た切りになってしまうフレイルに早期に介入し、独歩状態を維持させることが有用である。
DOPPOリハビリは、ストレッチ、バランス、筋力アップ、有酸素運動を組み合せて行うが、目標はあくまで、自分で歩けること(独歩)。
目標は、300メートル歩行。

和泉先生は、40年程前、荘内病院に在籍したことがあるとのことですが、流暢な話と情熱には感銘を受けました。


以下講義メモ

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庄内循環器研究会 第41回
日時:平成28年7月1日
場所:東京第一ホテル鶴岡 2F 鶴の間
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1、医薬品情報提供

2、一般演題
 1)胸部大動脈解離と左冠動脈主幹部への冠攣縮の合併
   荘内病院 循環器科 医長 渡辺 智


 2)術後に追加治療を要したTAV1の2症例
   日本海病院 循環器内科 副科長 桐林 

3、特別講演
  DOPPO プロジェクトについて 
   ~高齢者の独歩歩行をまもるリハビリ~
  医療法人 新潟南病院 統括常勤顧問 和泉 徹 氏

  今後の医学・医療、最大の関心事とは、人口問題!
  とりあえず、2025年をどう凌ぐか
  柏プロジェクト 辻 哲夫
  人口のオーナス現象
  介護職のニーズの増大
  超高齢社会における医療・介護構造 :認知症とフレイル

  フレイル :可逆性の病態;早期に介入することが重要
  1)歩行速度低下(1m/秒未満)
  2)握力低下(男性30kg未満、女性20kg未満)
  3)易疲労感
  4)活力低下
  5)体重減少(年間5kg超)

  心手術の患者を歩いて退院させる!
  多くの疾患~病態は、フレイルを促進させる
  フレイルは水面下で進行する
  循環器病診療と再発予防活動:維持期心臓リハビリテーション
  予後はアシの健康(筋力)がかぎをにぎる
  健康寿命の終点:独歩が危うい(横断歩道、食事歩行、トイレ歩行)、 要介護認定ではない
  健康寿命 →独歩不能 →介護人生
  高齢者の独歩退院をめざす病院づくり:DOPPO
  DOPPOプロジェクト
   参加時:30m歩行が怪しい、片脚立ち秒、トイレ歩行が危うい
   めざせ300m歩行(在宅退院)
   対象除外:聞き分けのないヒト、転倒リスク、入院以前にすでに低ADL
    6人に一人に良い結果、(5人に一人が目標)
  独歩リハビリ処方の基本要素
   ストレッチ、バランス、筋力アップ、有酸素運動、
  手順
   見守りリハ(リスク評価)、→筋力リハ(歩行訓練)、→ バランスリハ(立ち上がり)、→ 強化リハ、→ 維持リハ(歩行訓練)
  歩幅が重要、トップスピードの姿勢が最も最適な姿勢
  6分間歩行距離、
  対象者内訳:運動器、心血管疾患、廃用症候群、脳血管障害
  DOPPOリハビリとQALYを伸ばす、寿命を延ばすこと目的ではない
  セルフケアが基本、プロの関与は限定的
  超高齢化社会は、人類の課題
  2025年問題は、夢をもって解決できる!

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町内会の敬老会で講演

2016-06-27 17:19:17 | 日記


昨日は、錦町町内会の敬老会のお呼ばれしての講演でした。

まずは、いくつか質問をしてみました。

高齢者って何歳から?
 正確に65歳以上と答えた人は30%程、

高齢社会って、高齢者が何パーセントを越えた社会?
 ほとんどの人は正確には知らない

鶴岡の人口は?
 13万人。これは、比較的多くの人が知っているという印象

鶴岡市の人口は、毎年何人減っていますが、
 毎年1000人づつ減っています。ほとんどの人は知らない。

鶴岡の高齢化率は?
 31%を超えました。ほとんどの人は知らない(そもそも高齢化率を知らないし、高齢者の定義も知らないのだから・・)

2025年問題って知ってますか?
 知っている人はいない

地域包括ケアシステムって聞いたことありますか?
 聞いたことがある人はいない。

というわけで、われわれサービス提供側にとっても当たり前の危機感も、市民はほとんど知らないのです。
マスコミもあまり報じないし、国もひた隠しにしている。

地域包括ケアシステムは、まちづくりというが、まちの主体となる住民が危機感がないのでは何も始まりませんね。









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地域医療連携推進協議会

2016-06-23 12:15:44 | 日記
荘内病院と地域との協議の場となっている会です。
年4回開催されていまが、年頭の会は昨年度の実績について、荘内病院からの報告がおもな議題となっています。

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鶴岡市立荘内病院 地域医療連携推進協議会
日時:平成28年6月21日 19:00~
場所:荘内病院 講堂
委員:地域医療機関代表4名、医師会代表2名、歯科医師会:1名、
   薬剤師会:1名、福祉代表:1名、
   山形県:1名、鶴岡市:1名、荘内病院:4名、事務局:7名
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1、開会

2、会長挨拶

 ・本年度1回目の協議会
 ・病院と診療所の役割分担の徹底
 ・地域医療構想
 ・新専門医制度の延期(地方の医療への影響や診療科の偏在を懸念)
 ・地域医療における連携推進は必須

3、報告と協議

1)新メンバー紹介

2)27年度 実績について

 ・FAX紹介件数
  全紹介数は5800程度、
  年々減少傾向にある

 ・Net4Uでの紹介実績
  年々減少傾向にあったが、昨年度は下げ止まり
 
 ・ちょうかいネット利用状況
  登録患者総数:年々増加
  日本海総合病院との連携:年々増加
  地域連携パス:年々増加、とくに大腿骨パスが前年度より倍増(病棟で同意書を取るようにしたため)

 ・地域連携パス運用実績
  大腿骨:昨年度は過去最高265、転院率:78%
  脳卒中:ここ2年減少傾向、 転院率:47%

 ・紹介率と逆紹介率(27年度)
  紹介率:72.9%
  逆紹介率:79.9%
  
 ・医療ソーシャルワーカー相談件数

3)人間ドックの検査データ基準値変更について

  荘内病院では、血液検査などの基準値を日本臨床検査標準化協議会の勧告値を採用した
  会員への周知がされていないので、混乱がある。
  → 会員へ周知することとする。

4)紹介状なしの大病院受診時の定額負担 の導入
  11月から導入予定
  初診:5000円、再診:2500円
  従来無償の小児科診療も例外とされないので、紹介状の作成をお願いしたい

5)その他
  ライナック更新のため、8月末から平成29年3月末まで運用休止

4、その他
  登録医の表示方法を検討している
  写真については、各自提供して欲しい

次回:9月20日 委員からの意見を中心に意見交換を行いたい

5、閉会

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合同ミーティング 平成28年度第2回 

2016-06-21 15:39:25 | 日記
隔月に行っている合同ミーティングの報告です。

合同ミーティングのメンバーは、医師会、歯科医師会、薬剤師会、庄内総合支庁保健福祉環境部、鶴岡市長寿介護課、三川町健康福祉課、荘内病院、「ほたる」です。鶴岡・三川地域における医療と行政の実務者が一堂に会することで、それぞれの活動報告や相互の意見交換を通して、当地域の包括ケアを支える大事な会議となっています。

以下、会議メモですが、個人的に興味深かったのは、鶴岡・三川地区における、病院の看取りは減少傾向、施設看取りは増加傾向にあるも、自宅看取りはここ5-6年ほとんど変わっていないとの、庄内保健所からの報告でした。

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合同ミーティング 平成28年度第2回
日時:6月20日(月) 13:00~14:00
場所:医師会講堂
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1、あいさつ(土田会長)

2、話題提供

1)歯科医師会


・鶴岡市自立支援型地域ケア会議
 歯科衛生士が出席し、意見を述べているが、歯科の情報が少ない、
 統一されたチェック表はあるが、施設間で様式が違うため、なかなか進まない現状がある。 
  →チェック表を整理し活用へ繋げたい、
  →さらに、医師意見書の歯科(口腔所見)の記載へ繋げたい
 ケアマネから医師への情報提供についても要検討

・鶴岡市保険事業者連絡協議会の新体制
 年1回の総会、研修会のみ形骸化している
 各部会の活動に温度差がある
 本年度から、幹事会を設置し、部会間の意見交換、情報共有の場としたい
 ほたるも参加予定である
 
・要支援1-要介護2の今後の展望
 市町村独自の事業である総合事業(ホームヘルプ、デイサービス事業など)へ移行する
 総合事業=現行通り + 基準緩和 + 住民主体(ボランティアなど)
 29年4月スタート
 要介護1-2については、まだ、はっきりしていない


 庄内保健所では、施設向けの見取りの研修会を年2回程度実施している。

 <意見>
 看取りに対する老人ホームの考え方は多様である、
 統計では老人ホームとして、特養、有料老人ホームなどがさまざまなタイプが含まれているが、もう少し細かく分類し比較する必要があるのではないか
 
2)薬剤師会
 活動は、おもにケアマネとの意見交換会、 地域ケア会議への参加

 <意見>.
 緩和ケア症例検討会の内容は、こころのケア、家族支援など地域ケア会議に通づるものがあるが、
 がんの末期の患者を対象とした地域ケア会議はあるのか
 → 現在の地域ケア会議は自立支援を目指したもので、末期がん患者は対象としていない

 <意見>
 庄内Pの連携WGの取り組みとして、事例検討会を検討している。
  

3)庄内保健所
 ・介護度の高い方の在宅や施設での看取りの状況は
  庄内内での死亡場所についての説明(庄内保健所)
  自宅が死亡場所である割合は、県全体の割合を上回っている。
  自宅での死亡割合は、平成20年からほぼ横ばいで、増えてはいない
   鶴岡市:12.5%(H24) →11.5%(H25) →12.8%(H26)
  介護老人保健施設における割合は、増加傾向にある
   鶴岡市:2.8% →3.1% →3.4%
  老人ホームにおける割合は25年度から増加傾向にある
   鶴岡市:4.2% →5.2% →6.7%
 その他の施設での死亡割合は、微増傾向にある
   鶴岡市:3.7% →6.0% →5.8%

4)鶴岡市
 東北厚生局地域ケア課の視察がある
 まだ審議中だが、新規に介護ロボット導入事業が予定されている。

5)三川町

6)荘内病院
 初参加となる。今後情報を発信していきたい。、

7)ほたる
 市民公開講座2回、
  9月24日、精神疾患と発達障害
  2回目は、テーマを「地域医療の現状(人口動態、地域医療の現状など)」で予定
 多職種研修会5回
  8月1日 医師会講堂で うつ病をテーマに研修会を予定
  そのほか、以下のテーマを予定
   統合失調症
   認知症と周辺症状
   難病 (保健所でも企画)
   救急医療
 医療介護の連携研修会
  8月17日:テーマは家族支援を予定


3、その他

 運営推進会議、
  第三者を交えた地域密着型サービス事業者向けの運営推進会議が行われている

 歯科保健行動計画
  策定予定だが、話し合いの場に市民の参加が必要か、

 歯科医師会主催市民公開講座
  6月4日の歯周病をテーマに市民公開講座を開催したが市民75名を含む164名の参加があり盛会であった。


次回の合同ミーティングは、8月22日に予定


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新脳卒中地域連携パスキックオフ会

2016-06-17 15:40:39 | 日記



4月から、新しい脳卒中地域連携パスが運用されています。

14日(火曜日)に、その門出を祝ってのキックオフ会を行いました。

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新脳卒中地域連携パスキックオフ会
日時:平成28年6月14日 19:00~20:40
場所:荘内病院講堂
参加者:118名
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内容については、妻のFBへの投稿を引用し紹介します。

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今週の火曜日14日は、脳卒中地域連携パス新システムのキックオフ会でした!👍

鶴岡地区は急性期、回復期から維持期までITで全例登録していますが、今回はNet4Uと連動するパスシステムにリニューアルされましたヽ(*´▽)ノ♪

維持期の診療所への紹介も兼ねての新作発表会でしたが、荘内病院脳外科の佐藤先生からは「知っておきたい新脳卒中ガイドライン」湯田川温泉リハビリテーション病院の武田院長からは新ガイドラインと「回復期病院の役割」、荘内病院神経内科で、データマイニングチームのリーダー丸谷先生からは、全例登録のデータからの分析結果と課題、ストローハット社社長の鈴木さんからは新Net4Uパスの特徴、そして維持期代表藤島の石橋先生と看護師さんからは、どんなところが使いやすくなったかを、具体的に実際の画面で教えていただきました。

新ガイドラインで新たな知識を得て、パスデータをしっかり入力することで地域の脳卒中疾患管理に貢献できることを認識し、新システムの使いやすさも分かりました☺

維持期の先生方も、おお、これならやってみようかな?!と思っていただけたのではないでしょうか\(^o^)/

会場いっぱいのご参加、ありがとうございました~👋😃💦

尚、来月7月12日火曜日のパス協議会大懇親会にも、参加費2000円だけ持って、是非ご参加くださいませ(*^▽^)/★*☆♪
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新しい脳卒中パスのおもな変更点は以下になります。(丸谷先生のスライドから)

・酒田地区との統一パスシステムを構築
 →今後庄内全域で病診連携展開を検討

・急性期・回復期の機能評価項目の見直し、認知機能評価の追加
 →維持期でのADL低下や再発予防に活かせる情報提供

・バリアンス分析をより簡便化し、パスの改訂につなげる
 →パスの質向上、鶴岡みらい健康調査研究との連動などから前向きデータベースへ

・「LDH/HbA1c/CCr」項目の追加・抗血栓療法など主要薬剤投与リストの作成
 →リスク管理を含めた再発予防医療の継続・質の担保、向上

・Net4Uを利用したリアルタイムな医療情報共有

・パスと並行する「わたしの健康ノート」を利用した多職種連携

地域連携パスがADL改善や再発予防に効果があるかどうかは明らかでない
 →当地区から新たなエビデンスの発信を目指そう!


以下は講演メモ。

1、開会

2、あいさつ

3、講演

1)「知っておきたい脳卒中治療ガイドライン」
   荘内病院 統括診療部長 佐藤 和彦 先生
 
  鶴岡地区の脳卒中パス

   ・救急隊が指導する、超急性期パス

   ・リハビリ病院へつなぐ、病院間連携パス

   ・再発予防を地域にお願いする地域連携パス
 
   ・「私の健康ノート」

  脳梗塞急性期外科治療(5項目)
   推奨グレードAは、大脳の開頭外減圧

  脳梗塞急性期治療(16項目)
   推奨グレードA は、脳梗塞血栓溶解療法、血管内治療の追加、抗血小板療法
    

  脳と心臓の違い:脳では、PCIのような有効性の高い確立した治療がない

  脳梗塞慢性期外科治療:推奨グレードAは、頸動脈内膜剥離術(CEA)

  抗血小板治療:
   無症候性脳梗塞、閉塞・狭窄、無症候性頭蓋内閉塞・狭窄は、推奨グレードC
   心房細動には使うべきではない
 

  結語
  ・脳卒中を疑ったら救急車
  ・急性期治療は、t-PA(4.5時間以内)
  ・スピードの重要性がさらに高まった
  ・2次予防では、他の循環器病も予防(冠疾患予防など)
 
  
 2)「回復期医療からみた「脳卒中ガイドライン2015」と脳卒中診療における回復期病院の役割」
  湯田川温泉リハビリテーション病院 脳神経外科 武田憲夫先生

  ガイドラインは、臨床家の裁量権を規制するものではなく、一般的な考え方を示すものと理解すべき
  
  急性期のリハ:できるだけ発症後早期から開始すべき(推奨グレードA)
  回復期リハ:(推奨グレードB)
  維持期リハ:(推奨グレードA)
  地域連携パス:切れ目のない医療を提供するためのツールとして重要(推奨グレードC)
  中枢性神経痛に対するリリカ(推奨グレードB)
  上下肢の痙攣に対するボツリヌス療法(推奨グレードA)
  嚥下障害に対するリハビリテーション:(推奨グレードA)
  急性期の嚥下障害に対する胃瘻(推奨グレードB)
  言語聴覚療法(推奨グレードB)

 回復期病院の役割
  1、機能回復
  2、合併症予防
    転倒転落を減らすさまざまな取り組みで、転倒転落率は、優位に減少した
  3、再発予防、
    血圧管理、
    生活習慣の改善(食事、禁煙、節酒など)
  4、社会復帰、生活復帰
    自動車運転再開マニュアルを運用
  5、薬剤の整理
  6、地域医療連携
  7、そして
    患者さん、ご家族に、希望と元気をあたえよう
    希望と元気は、回復のエネルギー
 
3)地域で支える脳卒中地域連携パスの運用
  荘内病院神経内科 丸谷 先生

 3500名を超えるデータ分析から
  高齢化、女性が増えている
  アテローム血栓性脳梗塞が減、心原性、病型不明が増加傾向
  67%が在宅復帰、
  何らかの障害をもつ患者 73%
  維持期では、退院後6か月で改善する例が多い
  一方で、退院後6か月以降に、ADL悪化例が軽症例で20%程度みられる、 
  血圧管理は、73%が達成されていた
   一方、新ガイドライン(ラクナ梗塞、抗血栓薬服用中は130/80未満)の条件では、48%の達成率にとどまった
  CKDstageの進行に伴い脳卒中の発生率が上昇 脳卒中の40%にCKD
  心房細動の既往患者に脳卒中発症率が高い
 
4)Net4 PATHシステム
  (株)ストローハット社 鈴木 哲 氏

  新脳卒中パスシステムについての解説
  ・ブラウザで動作するシステムへ(特別のアプリは必要なくなった)
  ・ログインは、施設単位からユーザー単位へ
  ・Net4Uとの連動機能
   

5)維持期側のチェック・ポイント・活用術 
  石橋内科胃腸科医院 石橋 学 先生

  まだ、運用事例がすくないが、実際使ってみての使い勝手について解説


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第110回 鶴岡地区医師会勉強会

2016-06-11 15:11:00 | 日記


昨晩は、島根大学の精神科の教授である堀口先生をお呼びして、本年度1回目となる医師会勉強会でした。

日頃遭遇することの多い、不眠、うつ、せん妄、認知症の薬物療法のちょっとしたコツと題した講演でしたが、処々に身振り手振りでの笑いを誘う小話もあり、とても楽しい講演でした。一方で、先生のメッセージは、薬の副作用を自覚しないまま、安易に薬を使い過ぎている今の医療に対する警告にあったのではないかと感じました。


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第110回 鶴岡地区医師会勉強会

「臨床全科で遭遇することの多い不眠やうつ、せん妄や認知症の薬物療法のちょっとしたコツ
~自験例のビデオも用いて~」
島根大学医学部精神医学講座 教授 堀口 淳 先生

日時:2016年6月10日 19:00~
場所:医師会講堂
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●堀口先生の略歴

 宇和島市出身
 福島県立医大卒(本田先生の同期) → 愛媛大学 → 広島大学 → 島根医科大学精神科教授

 http://www.med.shimane-u.ac.jp/psychiatry/professor/01_01horiguchi.html

 おもに、薬の副作用の研究をしてきた

■睡眠障害 

  メタボや高血圧症になりやすい

  睡眠障害を見逃さない!
  以下は、どんな患者にも質問する

  1、眠れてますか? 昼間、眠くないですか?
  2、ムズムズして眠れないことは?
  3、いびきをかくと言われますか? 
    (マイスリーなどの筋弛緩作用のある睡眠薬は要注意)

■閉塞性無呼吸症候群:

 高血圧、不整脈、心不全を合併することがある

■高齢者、無呼吸症候群、認知症患者の不眠治療

 抑肝散(ツムラ54)、酸棗仁湯(ツムラ103) 
 + ロゼレム 1T、ベルソムラ(15 か 20mg) 1T

■ロゼレムとせん妄

 REM睡眠行動障害

 ロゼレムは、せん妄に効果がある

 術後せん妄をロゼレムで予防できる可能性がある

■各種精神病薬で生じることがある症状

 ・ジスキネジア(口唇、下顎、舌) 薬で生じる
  不規則な不随意運動 振戦とは異なる
  抑肝散(リスペリドンと効果は似る)が効果ある

 ・歯軋り (下顎のジスキネジア)
   抗うつ剤ででることがある

 ・食道ジスキネジア

 ・呼吸筋群ジスキネジア

 ジスキネジアと紛らわしい運動

 ジストニア(発作性、持続性)
 姿勢保持障害

 ビリルビンが高い統合失調症

■うつ病

 がん患者に多い
 新型うつ病は、性格異常
 
 軽症例(不眠、いらいらタイプ)
  リフレックス(15㎎)1~2T
  抑肝散 2から3包 (朝夕~毎食前後)

 軽症例(不安、憂うつタイプ)
  リフレックス(15mg)1~2 錠
  補中益気湯(ツムラ41) 2-3包(朝夕~毎食前後)


■認知症

 一般的に安易に薬を投与し過ぎ、時間をかけた診療が前提
 抑肝散:病名とは無関係にイライラ・カリカリに奏効 → 対人関係の円滑化

 ママリー:興奮や感情不安定で易刺激的な症例
 アリセプト:自発性の低下が前景にみられる症例
 レミニール:両方の色彩のある症例

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