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エバラの商品で賞味期限改ざん 卸し業者が意図的に

2007-03-03 13:24:02 | Weblog
エバラの商品で賞味期限改ざん 卸し業者が意図的に2007年03月02日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0301/OSK200703010088.html
 エバラ食品工業(横浜市)は1日、大阪府内のスーパーで販売した商品「担々(たんたん)ごま鍋の素」の一部で、賞味期限が意図的に改ざんされていた、と発表した。スーパーに納品する卸店関係者が、計240本の賞味期限を書き換え、店頭に置かれた際は、期限は最大で半年過ぎていた。エバラは「健康には影響はない」としている。
 対象の商品は、「元気」豊島店(大阪府池田市)と、みのお店(箕面市)の2店舗で、昨年9月から今年2月の間に販売された。同時期に卸店が、賞味期限表示が「2006・8・6」と「2006・9・16」の商品で、「2006」の「6」の字を「8」に書き換え、2年先の期限表示にしていた。
 卸店側は「抱えている在庫が期限切れになったので書きかえてしまった」と説明しているという。エバラでは卸店関係者に対して法的な措置も検討する。
 対象商品を自主回収する。問い合わせはエバラ(0120・892・970)へ。


 この事件。本来の賞味期限を過ぎた商品を食べさせられた被害者もたまったものではありませんが、エバラ食品にとってはとんだ災難ですね。賞味期限の改ざんは大概は製造業者が行うものですが、この場合は、出荷した後に、卸業者の「元気」の関係者が単独で偽装したもののようです。
 それにしてもわからないのが業者の対応。この商品の売値が仮に1本300円(希望小売価格は350円のようです)としても、240本なら総額7万円強。出荷時には既にラベルを貼って賞味期限も印字しているはずですから、この業者の人間が上から1本1本サインペンで書き替えたのだと思いますが、7万円程度の損失も出せないくらい会社の経営が苦しかったのか、それとも現場の責任者のモラルが下がりまくっていたのか…。エバラ食品が激怒するのも無理ありませんし、取引停止は当然ながら、立証できれば裁判に訴えることも十分考えられるのではないかと思います。

ニュースリリースはこちら http://www.ebarafoods.com/company/ir/pdf/20070301.pdf


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